新しいローマ法王にアルゼンチン出身のフランチェスコ1世が選ばれたことについて、日本人の教会法の専門家は、統治能力の高さに定評がある人物で改革の必要性が指摘される法王庁を治めていくのにふさわしいと評価された、という見方を示しました。 法王庁立グレゴリアン大学で教会法を専門とし、みずからもカトリックの司祭である菅原裕二教授は、13日、NHKの取材に対し、本命候補が不在と言われたコンクラーベだが、かなり早く終わったという印象だと述べました。 そのうえで、新しい法王に選ばれたフランチェスコ1世について、「アルゼンチンで統治能力の高さに定評がある一方で、バチカンで勤めた経験がなく、しがらみがないことから、改革の必要性が指摘されている法王庁を治めていくのにふさわしいと評価された」という見方を示しました。 また、中南米から初めて法王が誕生したことについて、菅原教授は「これまでにない法王名を名乗るなど新し