斉藤が“一時引退”育成コーチ兼任選手へ 03、06年と2度の沢村賞を獲得したソフトバンク・斉藤和巳投手(32)が、来季は育成コーチに就任することが3日、分かった。来季について、球団から育成選手か育成コーチでの契約を打診されていた同投手は、育成コーチでの契約を結ぶ決意を固め、4日にも球団側に意思を伝える。 長い時間をかけ、斉藤が苦悩の末に出した結論は、育成コーチからの「再起」だった。今年2月に3度目となる右肩腱板手術を受けるなど、実戦登板は07年10月8日のロッテとのCSを最後に遠ざかっている。球団側は現状では来季の実戦復帰も難しいとの判断から、支配下登録選手から斉藤を外し、育成選手としてリハビリに専念してもらいたい意向があった。さらに来季から「3軍制度」を導入。そのため10月28日に行われたドラフト会議でも育成枠で巨人の8選手に次ぐ大量6選手を指名した。3軍の指導者として、選手会長も務めた