概要 時系列データ向けの表現学習手法「T-Rep: Representation Learning for Time Series using Time-Embeddings」 (ICLR2024) の論文、公式リポジトリを読んだので備忘録を兼ねて紹介します。 本手法は多変量の時系列データに対応しており、表現学習時に複数のPretextタスクを導入することで異常検出や分類・予測に寄与する汎用的な特徴量を獲得しています。 時系列表現(representation)はタイムスタンプ単位で出力できるため、point-wiseな異常検出であったり、window単位で集約することでsegment-wiseな分類や異常検出も可能な手法です。 記事の後半では公式チュートリアルを参考に、多変量時系列データの分類を試してみます。 arxiv Github モデル構造 T-Repモデルは以下の3つのモジュール