中小企業診断士のフクダです。 私は「さいたまヨーロッパ野菜研究会」という団体の事務局を務めている関係で、これまでに数百回のマスコミ取材をお受けしてきました。 その中で、特にテレビ番組に出てくる「農家さん」像と、私の知っている実際の生産者(私は基本的に「農家さん」ではなく「生産者」と呼びます)に、かなりのズレがあると感じていました。 今回はその「テレビの農家さん」に感じる違和感のお話です。 虚像1「結婚している」 TV取材の打ち合わせで独身の生産者を紹介すると「すみません、結婚していて、できればお子さんもいる方をご紹介いただけませんか…?」とよく言われます。 私の周りには、若くて独身の生産者もいます。もちろん、高齢でシングルの生産者も沢山います。離婚している人も、家族と別居して就農してる人もいます。結婚している、していないと仕事の質は全く関係ありません。 他の職業で、独身だとまずいお仕事って