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ブックマーク / yasuhisa.com (7)

  • 結局デザインシステムは何なのか

    フロントエンドからの影響 昨年開催されたワークショップ「パターンラボ – 柔軟性と拡張性をデザインに取り込む方法」をはじめ、記事やイベントを通して維持・管理ができるデザインついて情報発信しています。CMS が広く普及して以来、コンテンツ配信を長く続けるための仕組み作りが模索されているものの、デザインは発展途上です。早く作る、効率よく作るまで議論されるものの、デザインをどう維持するのか、どうすれば最低限の品質を担保できるかまで発展しないことがあります。 1977 年に建築家クリストファー・アレグザンダーの著書「 Pattern Language 」で、パターンが街作りに柔軟性と拡張性を持たせると説いています。彼に異論を唱える人もいますし、街に個性が失われるという意見にも一理あります。しかし、彼の考え方が今の情報設計(IA)に多大な影響を及ぼしていることは間違いありません。情報や装いに一貫性を

    結局デザインシステムは何なのか
  • 今のデザインに必要とされるコントロール

    当にコントロールできないのか WD101シリーズの最初に、Webデザインは見た目のコントロールができないという話をしました。スクリーンの大きさが多種多様なだけでなく、利用者が見た目や操作性を自由に変えることができる Web。DTPのような感覚でサイトをデザインしても、誰かの Web アクセスの利便性を損なうと指摘しました。 デザイナーはある種、混沌とした状態から秩序を生み出す能力をもっていると思います。バラバラになった情報を整理して一貫性のあるメッセージを伝えたり、混雑した Web の世界に明確な道筋を示す仕事をしています。秩序を作り出すということは、ある程度のコントロールはなくてはならないわけです。 コントロールすることがデザイナーの仕事であるとすれば、『コントロールができない Web』との相性がよくないように見えますし、デザイナーにとって非常に仕事が難しい環境のようにみえます。しかし

    今のデザインに必要とされるコントロール
  • デバイスと利用シーンへの最適化から学べること

    Web サイトデザインでは 2, 3 年くらい前から モバイルファーストでデザインをするという考え方が浸透し始めていますが、最近アプリでも似たような傾向が見られるようになってきました。先週 Foursquqre が チェックインとショップガイドを分けると発表しました。一方、Facebook は、メッセージアプリを分断しようとしています(Google+ は、Hangout を分断してしばらく経ちます)。 デスクトップ版の使い勝手に慣れ親しんでいる方にとっては『改悪』なのかもしれません。しかし、モバイル(又はスマートデバイス)中心で活用している方には、適したアプローチといえます。モバイル中心の利用者は、操作すれば何でも手に入るアプリではなく、文脈に応じて適した量の情報や機能を提供するアプリを求めています。つまり、アプリを立ち上げれば、ニーズに応えてくれるものを求めているわけです。 Facebo

    デバイスと利用シーンへの最適化から学べること
  • Webらしいニュース配信UIとは

    紙的な情報配信 新聞記事は、印刷されたらそれで終わりです。後の紙面で修正・注釈が入る場合がありますが、記事が世に出た瞬間、そのままのかたちで残ります。また、配信できるタイミングと回数が限られているので(朝・夕、時々号外)、期限までにどれだけ記事の質を高めるかが勝負になることもあると思います。新聞社の Web サイトは、こうした『新聞の性質』を強く残したまま Web コンテンツを配信しているように見えます。 カテゴリやキーワード(タグ)を活用した情報分類をするなど、 Web の特性を活かした手法を取り入れているものの、記事を集めた書庫のような存在です。以前紹介した公共施設の Web サイトと似たような状況といえるでしょう。新聞社の Web サイトの記事の特長をみると、記事の形状は、紙の時代とほぼ変わりないことが分かります。 配信された記事は、そのままの形で残る 訂正や追加情報が入る場合はある

    Webらしいニュース配信UIとは
    sh19e
    sh19e 2014/04/02
  • 今CMSで本当に必要とされているもの

    今の CMS の現実 ここ数年で、CMSは劇的に変化しています。 マイクロCMS が注目を集めているのは、その兆候のひとつですが、こうした変化の要因は、従来の CMS では今の利用者に届ける仕組みを作るのが困難だからです。自分の好きなデバイスでアクセスする利用者。より柔軟な表現。どのサービスを経由してアクセスされるか分からない情報経路の複雑化。WordPress, Drupal, Movable Type をはじめ、5 年以上経っている CMS の多くは、パソコン向けの『ページ』や構造に最適化された設計になっていることから、今後登場するかもしれない未知のデバイスやサービスまで見据えたマルチデバイス対応が難しいわけです。 実は、従来からある CMS でも「ページを量産して階層化して整理する」ツールとして利用されていない場合があります。Fast Company では、Drupal を CMS

    今CMSで本当に必要とされているもの
  • 問題解決のためのスタイルガイド入門

    定義が広いスタイルガイド フロントエンド開発者からスタイルガイドという言葉を耳にするようになりました。効率的、かつ一貫性のある見た目とコードをつくるための共有ツールとして、スタイルガイドが使われることがあります。一見、目新しくみえるスタイルガイドですが、最近生まれた新しいアイデアではありません。ロゴやコーポレートカラーの使い方を記したスタイルガイドは昔からありますし、ライターにもスタイルガイドがあります。 このように、開発者も、デザイナーも、ライターも同じように「スタイルガイド」という言葉を使っています。人によって、その言葉から受ける印象も異なれば、必要としている要素も異なります。YUI 並の UI アセット をスタイルガイドに含めることを期待している人もいます。アプリや Web サイト開発におけるスタイルガイドを作る際に難しいのは、何で作って管理するかではなく、どの範囲をスタイルガイドと

    問題解決のためのスタイルガイド入門
  • 核の共有がデザインやコンテンツ設計に役立つ理由

    撮影: 田中舘 一久 10月19日、CSS Nite in SENDAI, Vol.7 が仙台で開催されました。今までありそうでなかった こもり まさあきさんと一緒に講演できました。私と彼の切り口も話し方も異なりますが、共通のメッセージが含まれているなと、勝手に親近感を抱いております。 無言語の言語化 今回は、Webサイトの核をデザインするための最初の一歩 と題して、ニュアンスがなんとなく伝わっているだけのコンセプトを、共有できるように言語化してデザインに繋げていこうという話をしました。最近コンテンツ設計の話が多かったですが、今回はその前にやらなければならないことを中心に掘り下げて解説しました。 誰もが企業・団体の良さを引き出した Web サイトを作りたいと思っています。しかし、「企業・団体の良さ」や「良い Web サイト」の定義があやふやのまま、制作フェイズに入っている場面を見かけること

    核の共有がデザインやコンテンツ設計に役立つ理由
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