(CNN) メキシコ北部のシウダーフアレス市と国境越しに向き合う米テキサス州エルパソ市当局は25日までに、同市の住民が市内中心部を歩いていた際、シウダーフアレスで起きた銃撃戦によるとみられる流れ弾が足下部に当たり、負傷したと発表した。 エルパソ中心部とシウダーフアレスは約1.6キロ離れている。被害者は48歳の女性で命に別条はない。事件の報告を受け、エルパソにある学校少なくとも4校が閉鎖された。 エルパソのジョン・クック市長はシウダーフアレスからの流れ弾と確認されてはいないが、警察はその可能性を前提に捜査を進めていると述べた。シウダーフアレスでは過去3年半、麻薬カルテル絡みの暴力事件が多発しているが、クック市長はエルパソの住民がシウダーフアレスからの流れ弾で負傷したとするならば初めての事例になると説明した。 エルパソの警察は報道向け声明で、女性が市内で銃撃の標的となった可能性は少ないと述べた