英、米、豪の科学者らによる研究チームが、衛星からの画像を利用してコウテイペンギンの生息数を割り出した(PLoS ONE掲載論文、 BBC Newsの記事、 National Geographic Daily Newsの記事、 本家/.)。 調査の方法は、コウテイペンギンのフンで氷原上にできた茶色いしみにより群れの位置を特定し、高解像度の画像からコンピューターでペンギンの成鳥を検出するというもの。調査は2009年の繁殖期に実施されたもので、新たに存在が確認された7つの群れを含め、群れの総数は46。繁殖を行っている成鳥は、過去に発表されていた生息数の2倍近い238,000ペアが検出されたという。繁殖を行っていない成鳥を含めると、合計595,000羽が生息していると考えられるとのこと。 コウテイペンギンは地球温暖化の影響で減少すると考えられているが、正確な生息数を継続的に把握することは難しかった