マーティン・スコセッシ監督「最後の誘惑」写真:AFLO[映画.com ニュース] 情報誌Time Outニューヨーク版が、「映画史上最も物議を醸した映画50本(The 50 most controversial movies ever)」を発表した。宗教、差別、性描写、暴力など理由はさまざまだが、いずれも激しい論争を巻き起こしたり、上映禁止に至ったりした作品ばかりだ。 第1位に選ばれたのは、マーティン・スコセッシ監督、ウィレム・デフォー主演の「最後の誘惑」(1988)。イエス・キリストの人間としての側面を生々しく描いた問題作で、当時多くのキリスト教団体が抗議の声を上げた。ちなみに、09年に米エンターテインメント・ウィークリー誌が発表した「物議を醸した映画25本」の1位に選ばれたのは、メル・ギブソン監督がキリストを描いた「パッション」(本ランキングでは20位)だったが、やはり欧米では宗教問題