脱ITIL、CASBも検討――マルチクラウド時代のITサービスマネジメント、東京海上日動の選択(1/2 ページ) クラウドサービス利用の増加により、管理タスクの増加に苦しんでいるという東京海上日動。この課題を解決するために、同社はどのような対策を考えているのだろうか。 セキュリティやコンプライアンスに厳しい大企業でも、クラウドを利用するのが一般的になりつつある今、数々のクラウドサービスをどう管理し、運用するかというITサービスマネジメントが重要になってきている。 保険業界大手の東京海上日動火災保険(東京海上日動)でも、クラウドサービスの利用が激増し、セキュリティをはじめとした運用で苦労しているという。人口動態やグローバル経済の変化や、自然災害の大規模化など、ビジネス環境の変化とともに、ITに求められる要件も変わってきているという同社。彼らはどのようにして増え続ける管理タスクに対処しているの
野村総合研究所の基盤部門の部長が大勢集まる会議で、最近のIT業界について話をしてきました。 「みんなが入社したころ、90年代の前半くらいに入社した人が多いと思うけど、当時の先輩社員はメインフレームしか経験のないような人が結構いたよね。コボラーとかいってばかにしてなかったかな?でもね、今のみんなは同じだから。世の中の最先端や若い人たちから見たら、当時のコボラーと同じくらい僕らが過去の遺物になっているんだよ。それくらい世の中は変化しちゃってるんだよ」。 ITの現場では相変わらず同じ光景が繰り広げられています。稼働し続けるサーバーやストレージなどのIT機器を安定して動かすため、凄まじい数のマニュアルが作成され、ひとつ一つの手順をしっかりと確認しながら日々、安定稼働のための活動が続けられています。 ハードウエアは老朽化します。OSやミドルウエアはバージョンアップされます。不具合に対応したパッチプロ
Redmineなどのチケット管理ツールをタスク管理ではなくインシデント管理で運用する場合、従来の手法ではうまくいかない場合が多いし、そのような経験をたくさんしてきた。 思ったことをラフなメモ書き。 【1】例えば、自社でAmazonや楽天のようなショッピングカートのWebシステムを持っているとしよう。 すると、新しい機能を追加していく開発チームと、Webシステムのインフラ構築やインフラ周りの監視に関わる保守チームの2つのチームが自然に体制として現れる。 システムは自動車などの製品とは違って、リリースした後、ユーザに使われてからが本当の本番だ。 何故なら、システムが稼働して初めて、ショッピングカートにクレジット決済などで現金が入り、売上が上がっていくからだ。 システムが使われていくと、ショッピングカートの動きがおかしい、ここのユーザインターフェイスが使いづらい、404エラーが出た、突然画面に接
WEBマガジン 「「インシデント管理」「問題管理」プロセスの導入から定着まで」 2011.09.09 株式会社宇部情報システム 永山 弘/登根 浩 ITサービスマネジメントのデファクトスタンダードとして「インシデント管理」、「問題管理」が注目され始めたのは、2001年にTSO(イギリス出版局)が改訂発行したITIL バージョン2の書籍の普及からである。ITILバージョン2は7冊の書籍と1冊の副読本で構成されており、そのうち「サービスサポート」(いわゆる【青本】)と「サービスデリバリ」(いわゆる【赤本】)は特に広く普及した。 表 1 ITIL バージョン2の書籍~ その後、日本版SOX法に向けた内部統制対策として、2007年頃から「構成管理」、「変更管理」も注目を集めるようになった。その頃から、ITIL準拠と銘打ったソフトウェアが次々にリリースを開始されていった。 2007年には、ITIL
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