この連載の根底に流れているテーマは、「プログラミングとは21世紀の教養である」ということです。 では教養とはなにか、そしてなぜ経営者に教養としてプログラミング能力が求められるようになったのか、簡単にお話したいと思います。 実は他のどの職業よりも、経営者が一番必要としている教養は、プログラミングではないか、そんな風に思うわけです。 筆者が毎週ゲンロンカフェで行っているシリーズ講義「ノンプログラマー・プログラミング入門(春コース受付中)」では、毎週、大学生からリタイアした方まで、幅広い年齢層の方を相手として「教養として職業プログラマーでない人々がまなんでおくべきことはなにか」ということについて講義しています。 先週のテーマは「アルゴリズムは何か」ということでした。 そこで、代表的なアルゴリズムの一つである「クイックソート」をトランプを使って参加者の皆さんに実際に体験していただいたのです。