「ことのは越ヶ谷」(埼玉県越谷市)は一般的な分譲住宅とは一味違う。計画地に築約150年の蔵を保存。前面道路沿いの一番目立つ場所に配置してシンボル化した。
「まちづくり」の現場に変革が起こっている。 2015年、「リノベーションまちづくり」という言葉が猛スピードで浸透し、具体的な実践が全国に広がった。沈滞し、進退窮まった地方のまちの再生と自立に向け、重要な役割を果たしつつある。16年1月には、その方法論を教えるプロ向けのスクールが開校した。 16年1月開校の「リノベーションスクール プロフェッショナルコース」の教室となる「スタジオリノベリング」。東京・外神田のアーツ千代田3331内に新設。内装デザインをスキーマ建築計画の長坂常氏が手掛けている(写真:太田拓実) リノベーションまちづくりとは、国や自治体が主導するも十分な成果を上げてきたとは言い難い中心市街地活性化策の問題などを反省材料とし、“民間自立”の精神を第一に始まった取り組みで、ここに来て花開いたものだ。 端的に「空き家再生」と表現される場合が多い。しかし、単独の空き家や、専用住宅だけを
■繁華街と公園の共存が人気 未来についてスピード感を 吉祥寺駅北口前の「ハモニカ横丁」(武蔵野市吉祥寺本町)。ある日の夕刻、立ち飲み居酒屋で新宿区の大学に通う学生が隣の客に聞いていた。「この店、よく来るんですか?」 「週1ペース、近くの会社に勤めているんで。みなさんは初めて?」と日野市の男性(48)。会社帰りの一杯は「いつも吉祥寺」とか。「この雰囲気が好きだから、ほかの街にはほとんどいかない」 戦後のヤミ市を起源とするレトロ感たっぷりのハモニカ横丁は、3千平方メートルほどの土地に約100店もの飲み屋、飲食店、食料品店などが軒を連ねる。肩が触れあうほど狭い店内では、隣り合った客同士が自然に言葉を交わすことも。そんな独特の雰囲気にひかれた多くの人を吉祥寺に呼び込んでいる。 同横丁に加えて、吉祥寺では「サンロード商店街」「ダイヤ街」など古くからの商店街、タウン誌が注目する「中道通り商店会」のよう
「東京のような発展」へのオルタナティブ 市内中心部を東西に貫く四条通で、車道を半減させ、あえて自動車の利便性を下げる工事が始まったが、これは東京や大阪との差異化を徹底して「京都ブランド」を前面に押し出す政策へと転換する動きの一端である(写真は清水寺近くの二寧坂) 2630ben-iStockphoto.com 京都市に四条通という道がある。平安京の条坊制の名残を今に伝える名前だが、市内中心部を東西に貫くこともあって、近代以降は京都随一の繁華街として賑わってきた。とりわけ八坂神社のある祇園(東大路通との交差点)から烏丸通と交差する四条烏丸までは、大阪方面と京都市内を結ぶ私鉄である京阪電鉄や阪急電鉄がすべての列車を停める大きな駅を構え、デパートや高級ブランド店、大規模書店、和装など京都ならではの老舗、さらにメガバンクの京都支店なども並ぶ。 今年の春先から、この四条通で大規模な工事が始まった。そ
全国に広がりを見せている家守(やもり)事業。その新たな担い手として岩手・花巻で駅前リノベーションに挑む若き挑戦者。 展開している事業・特徴 超少子高齢化や生産年齢人口の減少による経済規模の縮小、そして地方経済の疲弊化は、これからの日本にとって重大な課題。第2次安倍改造内閣の目玉の1つとして、地方創生担当大臣の設置は大きな話題にもなった。しかし、地方再生というと行政・補助金頼みという側面も否めない。 そこで今回紹介するのは、地方再生に挑む株式会社花巻家守舎(はなまきやもりしゃ)。 社名にもある「家守(やもり)」という言葉は、聞きなれない方も多いだろう。江戸時代にはその名のとおり「家を守る」という役目をこう呼び、土地や物件を管理する仕事を指していた。東洋大学大学院で客員教授を務め、建築・都市・地域再生プロデューサーである清水義次氏は「現代版家守」を提唱し、家守事業を推進。北九州市など地方都市の
Sensuous City[官能都市] ―身体で経験する都市;センシュアス・シティ・ランキング 都市の魅力とはなんだろうか。楽しく幸福に暮らせる都市とは、どのような場所だろうか。「住むこと」の自由を考えるLIFULL HOME'S 総研が、都市の本当の魅力を測る新しい物差しを提案します。独自調査によって測定した全国主要都市の魅力度ランキング「センシュアス・シティ・ランキング」を中心に、ゲストに迎えた都市のエキスパートたちの都市論を収めました。 2015.09.03 PDFで資料をダウンロードする 冊子をご希望の方はこちらから Sensuous City[官能都市]の冊子は在庫切れのため、配布終了いたしました。※PDF版は引き続きご覧いただけます アトムとジブリと物差し 現都市計画のいうまちの活気とはなんなのか。良好さとはいったいなんなのか。都市の魅力とはどのようなものなのだろうか。
長野市、善光寺界隈の門前町が近年、リノベーションによって生まれ変わった建物の集積地として知られるようになっている。行政や不動産オーナーが主導したものではなく、特に2000年代まではお互いの存在もよく知らないまま、蔵、古民家などの遊休不動産に魅力を見いだした小規模の事業者(テナント)が個々に始めた取り組みだった。 2010年代から急進展、活動は新たな局面に 2009年開設の「カネマツ(KANEMATSU)」は、現在のキーマンが共同するきっかけになったプロジェクトだ。農業用ビニールシートの加工場跡地(蔵)を活用して、カフェや古書店、シェアオフィスの入る拠点施設をつくった。早くから市内でリノベーションに関わってきた建築家の広瀬毅氏や宮本圭氏などがLLP(有限責任事業組合)「ボンクラ」を設立して運営に携わり、空き家仲介・リノベーションを業務とするマイルーム(本社・長野市)を創業した倉石智典氏もここ
佐賀市のある商店街の一角が、最近、にわかに賑わい始めた。きっかけは、コンテナを置いた“原っぱ”だ。コミュニティ形成からエリアの価値を高める、21世紀の新しい都市再生手法に迫った。 佐賀市の市街図を眺めると、驚くほど駐車場が多いことがわかる。駐車場は車を引き寄せるかもしれないが、人は惹きつけない。周囲が駐車場だらけの駅前商店街は、閑散としている。 しかし、一部だけ賑わっている通りがある。子どもたちの笑い声が響き、その子どもたちを見つめる母親たちが立ち話をする“原っぱ”があり、その向かい側には建築事務所を兼ねたコワーキングスペースがある。周辺には、饅頭屋、スポーツバー、ラーメン屋、NPOの事務所、プリントTシャツのショップなどもオープンしている。そこは、呉服元町の一角。ここで、官民連携による「21世紀型の都市計画」の社会実験が行われているのだ。 空き地を公園にせず、芝生の“原っぱ”に。芝生は地
タガヤセ大蔵へ行ってきた 一般財団法人世田谷トラストまちづくりでは空き家相談窓口を設けたり、空き家活用フォーラムを開いたり、空き家活用モデル事業を企画したりと、積極的に空き家活用に向けたアクションやサポートに力を注いでいます。その取組の一環として、今日から全3回にかけて「空き家等活用モデル事例見学会」と「建築士や財団職員による個別相談会」が行われています。ということで今日は世田谷区砧地域にある、築30年の2階建て木賃アパートの1階をデイサービス&認知症カフェにリノベーションした「タガヤセ大蔵」へ行ってきました。 (画像引用元) 見た目は普通の木賃アパート。 横から見るともっと普通の木賃アパートの風景です。 3部屋を全部ぶち抜いて1つの場所に 見学会ではタガヤセ大蔵のオーナーで株式会社アンディート代表の安藤勝信さんのお話があったのですが、聞きそびれてしまったのでネットの情報から主に引用します
不動産事業における新たな発明かもしれない。福岡県北九州市で生まれた「リノベーションスクール」と呼ぶ取り組みが全国に広がっている。特徴は、受講生が数日缶詰めになって、空き家や空きビルを活用する事業のアイデアをひねり出し、実践してしまうこと。最終日の講評会は満席で立ち見が出る程だ。不動産オーナーも顔を出す。小さなエリアにゲリラ的に現れた新しい空間が、確実に街を変え始めた。「我が街でも」と、全国の自治体からの引き合いが増えている。 「初期投資を抑え、7年で回収する計画です」「事業内容はいいが、回収期間が長すぎる。5年以内で投資回収できるように組み直してほしい」――。 このやりとりは、企業内部の議論ではない。東京都豊島区で3月に開かれた「リノベーションスクール」最終講評会のヒトコマだ。受講生の前には、講師のほか不動産オーナーや区議会議員も座る。会場は満席。不動産や街づくりの関係者や一般市民で溢れか
金野幸雄(きんの・ゆきお) 1955年徳島県生まれ。東京大学工学部土木工学科卒。兵庫県職員、篠山市副市長を経て2011年4月から流通科学大学特任教授。専門は都市計画、国土計画、公共政策など。また、一般社団法人ノオト代表として、兵庫県篠山市を拠点に、古民家の再生、農村地域の再生に取り組んでいる。 古民家再生による地域活性化は日本各地で行われているが、地域や物件によって抱える課題は異なる。一般社団法人ノオトは兵庫県篠山市を中心に空き家再生・活用を45件手がけてきた。代表理事の金野幸雄さん(流通科学大学特任教授)にこれまで蓄積したノウハウを寄稿してもらった。 ◇ ◇ 平成20年に総務省が行った「住宅・土地統計調査」では、全国の総住宅数5,759万戸のうち空き家は757万戸。実に既存ストックの13%が空き家なのである。また、都道府県別の空き家率は10.3%~20.3%の間にあり、空き家の増加
3.定員 各コース最大30名程度(※受講者は志望動機等を確認し、厳正なる審査のうえ決定します) 4.受講料 無料(交通費や一部演習に係る施設利用・材料費は参加者負担) 5.注意事項 ★受講者は志望動機等を審査したうえで決定します。採否は10月17日(金)より随時、申込者全員にご連絡いたします。 ★本ゼミは連続講座です。原則として選択コース内の全ての講義・演習を受講してください。 ★本ゼミは、フィールド演習等を含むため雨天・降雪等の状況により開講日時や内容が変更になることがありますのでご了承ください。 ★各講座内容は、開催日時・講師等に一部調整中を含むため、詳細はホームページにて更新される情報をご確認ください。 ★18歳未満の方は、申し込みの際に保護者の方の同意が必要となります。 ★申込全般に関するお問い合せは、全コース共通受付窓口へ、内容に関するお問い合せは、各コース問い合せ先へ
まっすぐであれば、松戸の出会いの後冷凍庫に戻った後、それがどれほど衛生的であるかについての不安もあるので、あな […] もっと読む »
まっすぐであれば、松戸の出会いの後冷凍庫に戻った後、それがどれほど衛生的であるかについての不安もあるので、あな […] もっと読む »
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