コロナ禍にもかかわらず売り上げを伸ばし、若い世代の移住者やサポーターが集まり、全国に関係人口を増やし続ける──。地方創生の理想を体現するかのような場所が、長野県諏訪市にある。その名は「ReBuilding Center JAPAN(リビルディングセンタージャパン)」。「ReBuild New Culture」を合言葉とする独自のビジネス哲学に基づき、解体が決まった建物や空き家となった建物から建材や家具などを回収、それを修繕し販売する。活動を支えるサポートスタッフ「サポーターズ」の参加者は、延べ3000人にも及ぶ。同じスタイルの事業を立ち上げる動きも各地で起きつつある。良いものを未来につなぐ持続可能なムーブメントの起点を取材した。