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ブックマーク / ha1.seikyou.ne.jp (1)

  • 『敗戦後論』とポストモダニズム

    はじめに 第一章 「敗戦後論」から『敗戦後論』へ 第二章 「コム・デ・ギャルソン」論争(埴谷 vs 吉) 第三章 「われわれ」と「語り口の問題」 結論 はじめに 加藤典洋「敗戦後論」(『群像』95年1月号) 1) は、その発表直後以来、多方面からさまざまな批判にさらされた。そのなかでも高橋哲哉 2) がその批判の急先鋒といえるだろうが、それは抽象的な「正しさ」の視点からの批判(あらかじめ立てられた「正しさ」を現実に適用することで「大衆を啓蒙しようとする」批判)にすぎない。それは、事後的な「正しさ」である。その批判は加藤の貴重な問題提起に応答できず表面的なものにとどまっているように思われる。 他方しかし、その問題意識に「感応した」西谷修との対談「世界戦争のトラウマと「日人」」(『世界』95年8月号) 3) が発表されるにおよんでさらに論争は広がっていった。それは「われわれの立ち上げ」とい

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