運転開始から40年が経過した福井県の高浜原子力発電所1号機と2号機について、原子力規制委員会は残る認可の審査で問題がなければ、来月にも運転期間の延長を認める見通しになりました。原発事故後に導入された、運転期間を原則40年に制限する制度の下では初めてになります。 最終的な延長には、ことし7月7日までに焦点となっている設備の耐震性などを審査する工事計画と、施設の劣化状況を審査する運転期間延長の認可を得る必要があり、このうち、工事計画については関西電力が修正した書類を今月27日に提出し、規制委員会は近く認可する方針です。 残る運転期間延長も来月2日、最長60年運転したあとの原子炉などの耐震性を確認する審査会合が開かれ、問題がなければ、これで全体の審査がほぼ終わり、規制委員会は来月下旬にも運転期間の延長を認める見通しになりました。 認められれば、原発事故後に導入された運転期間を原則40年に制限する