ブックマーク / gendai.media (253)

  • 京都への原爆投下を主張したノイマンの「悪魔性」と「虚無感」(高橋 昌一郎)

    ロスアラモス国立研究所で原爆開発のための「マンハッタン計画」に参加することになった、最恐の天才フォン・ノイマン。人類史上初の核実験は大成功を収め、日への原爆投下は刻々と迫っていた――ノイマンの生涯と思想に迫った日発売の最新刊『フォン・ノイマンの哲学』の一部を特別公開します! 「爆縮型」原爆の設計 ロスアラモス国立研究所顧問として、ノイマンが中心になって推進したのが「爆縮型」原爆の設計である。これはノイマンが発見した重要な理論の一つだが、原爆の威力を最大限にするためには、落下後に爆発させるのではなく、上空でプルトニウムに点火させる必要があった。 そこでノイマンらが考えたのは、臨界点に達していないプルトニウムの周囲に32面体型に爆薬を配置して、一定の高度で爆薬に点火、その爆発の衝撃によってプルトニウムを臨界量に転化させる方式である。彼らは、この一連のプロセスを正確に制御するための複雑な数値

    京都への原爆投下を主張したノイマンの「悪魔性」と「虚無感」(高橋 昌一郎)
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    shikahan 2021/02/20
  • 自己啓発本はなぜクソなのか?〜『闇の自己啓発』から「学べる」こと(大滝 瓶太) @gendai_biz

    読書界で大きな話題になっている江永泉、木澤佐登志、ひでシス、役所暁『闇の自己啓発』(早川書房)。その魅力を作家の大滝瓶太氏が語った。 自己啓発を手に取る瞬間 そこそこにトガった読書好きならだれでも(?)自己啓発をバカにした経験はあるだろうし、ぼくはその時期を乗り越えて格的にバカにしつつある。むしろ憎悪をもって滅ぼそうとする勢いですらあるわけだけど、人生で一度だけ書店の自己啓発の棚に長時間立ったことがある。会社員1年目の夏だ。 当時、ぼくは大学院の博士課程を単位取得中退し、博士論文も書けず職業作家にもなれず専門とはほど遠い商売の中小企業に営業職として入れてもらった。そこでは社内のひとも顧客も、これまでじぶんが付き合ってきたタイプの人間とはまるでちがっていた。「人間力」ということばに代表される反知性的な人間信仰のようなものが蔓延(はびこ)っていて、かつ営業成績も全然ダメで、年次がひとつ

    自己啓発本はなぜクソなのか?〜『闇の自己啓発』から「学べる」こと(大滝 瓶太) @gendai_biz
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    shikahan 2021/02/08
  • 『FORTNITE』の「初心者のフリ問題」で怒った母と中学生の息子の言い分(若尾 淳子)

    パソコン、スマホ、PS4、Switchなどいろいろな端末でプレイでき、バトルだけではなく、かっこいいコスチュームやエモート(ダンス:BTSの『Dynamite』の振り付けなどもある)で自己表現できるのも、多くのプレイヤーの心を惹きつける。またバトルロイヤル以外にも、仲間でチームを組んで参戦したり、相手を選んで「タイマン勝負」ができるほか、MAPやルールを自由に設定できたり、鬼ごっこやかくれんぼ、謎解きなどが楽しめるモードもある。 我が家の中2の息子もご多分に漏れず、小6のころからFORTNITEを始め、現在もドはまり中だ。一応、15歳以上対象のゲームではあるものの、それ以下の年齢の子供もたくさん登録している。 今回、腰を入れて調べてみるとバトル系ゲームが苦手な私も「へえ、おもしろそう」と感じる仕掛けや演出が盛りだくさんの、魅力的なゲームである。が、しかし……。

    『FORTNITE』の「初心者のフリ問題」で怒った母と中学生の息子の言い分(若尾 淳子)
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    shikahan 2021/01/14
  • コロナ「ヤバ過ぎ派」と「騒ぎ過ぎ派」の対立が永久に折り合わない理由(中川 淳一郎) @gendai_biz

    「未知のウイルス」の実態 2019年12月に中国・武漢で発見された新型コロナウイルスは、1年以上経っても相変わらず「新型」であり、「未知のウイルス」であり続けている。そのため、最大限の安全策を求める声が未だに大きい。 しかし、あれから1年、そろそろ大分わかってきたのではないだろうか。 データから明らかなのは、以下である。 【1】若年層は滅多に死なない。故に自粛すべきは若者ではなく高齢者、社会保障費を支払う若年世代は稼ぎ続けた方が高齢者のQOLを上げられる →国立社会保障・人口問題研究所の2020年12月21日の発表によると、死者数は0~10代は0人、20代1人、30代7人、40代22人、50代73人、60代226人、70代640人、80代1010人、90代以上が487人となっている。 【2】厳格なロックダウンをしても欧米の陽性者数は多かった →陽性者が第一波でも多かった国は日同様、第二波

    コロナ「ヤバ過ぎ派」と「騒ぎ過ぎ派」の対立が永久に折り合わない理由(中川 淳一郎) @gendai_biz
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    shikahan 2021/01/05
  • 「死んでしまった彼氏と体をつなげたい…」女子高生の取った「選択」が起こす戦慄のホラー(椎名 うみ) @gendai_biz

    「死がふたりを分かつまで」――そんな言葉があるように、愛し合う者たちにも今生の別れはいつか訪れる。だが、それが「今」だったら、あなたは何を思うだろうか。 『アフタヌーン』で連載中の漫画『青野くんに触りたいから死にたい』(椎名うみ)がSNSを中心に、大きな話題を呼んでいる。主人公の女子高生・刈谷優里は、はじめてできた彼氏の青野くんとささやかで甘い青春の日々を過ごしていた。 ところが、青野くんは不慮の事故で死亡。一人取り残され絶望した優里の前に、幽霊になった青野くんが現れるのだが、もちろん再び触れ合うことは叶わない。優里は、「青野くんに触りたいから死にたい」と決断するのだが…。 優里の取った「行動」が巻き起こす戦慄の展開は、息をのむホラーの連続。だが一方で、生者と死者…断絶した世界にいるふたりによる濃密なラブストーリーでもある。カルト的人気を誇る作の作者・椎名うみさんと担当編集に物語の構想を

    「死んでしまった彼氏と体をつなげたい…」女子高生の取った「選択」が起こす戦慄のホラー(椎名 うみ) @gendai_biz
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    shikahan 2020/12/28
  • 『鬼滅の刃』の竈門禰豆子は、なぜ〈竹〉をくわえているのか?(畑中 章宏) @gendai_biz

    異色のヒロイン「竈門禰豆子」 10月に全国の映画館で上映が始まった『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は、空前の大ヒットとなり、入場者・興行実績の新記録に迫る勢いだ。原作漫画も12月4日に最終巻、第23巻が発売され、395万部という初版部数や、全国紙の朝刊への大規模な広告出稿など話題が尽きない。 コロナで明け暮れた2020年において、数少ない明るい話題になったことから、関連グッズや“聖地巡礼”も活況を呈し、ストーリーに対する“深読み”も盛り上がっている。 そんななか、作の主人公のひとりで、人気投票でもつねに上位に位置づけられる人物について、まだ論じられていない観点からここでは迫ってみたい。 取り上げるのは竈門禰豆子(かまどねずこ)。彼女はなぜ「竹」をくわえているのかという素朴な疑問を解き明かしたいと思うのである。 日人にとって〈竹〉は必需品 禰豆子が竹をくわえている理由は、鬼に襲われて、そ

    『鬼滅の刃』の竈門禰豆子は、なぜ〈竹〉をくわえているのか?(畑中 章宏) @gendai_biz
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    shikahan 2020/12/18
  • 「ビートたけしはつまらなくなった」は本当か? 本人がいま明かす「現状と理想」(ビートたけし) @gendai_biz

    「最近のビートたけしはつまらない」「喋らなくなった」だって? おいおい、ちょっと待ってくれ──ビートたけしは自身の現状をどう分析しているのか。トップを走り続けている自負、そして芸人としての理想像……最新刊『弔辞』で明かした「音」とは? 「芸人・ビートたけし」について 最近、「たけしはテレビで喋らなくなった」って言われる。 違うんだよ。俺、収録ではよく喋ってるんだ。 だけど、テレビ局が意識的に録画を増やしていて、ちょっと放送するとヤバそうなコメントは局のほうで判断して事前に外してるんだ。だから面白いことをずいぶん喋ったつもりなのに実際の番組では無口に見えてしまう。 俺はラジオやテレビで何十年もかけて「たけしは毒吐いても仕方ない」っていうイメージを視聴者に植えつけていったっていう自信があるんで、自分の発言に文句を言われても「悪いですか、それ」って平気で言い返すし、最近では文句を言われたことも

    「ビートたけしはつまらなくなった」は本当か? 本人がいま明かす「現状と理想」(ビートたけし) @gendai_biz
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    shikahan 2020/12/09
  • バズワードになった「社会の分断」、でもそれって本当に悪いことですか?(長門 裕介) @gendai_biz

    「分断」とは何か よく知られる詭弁の一種に「物のスコットランド人はそんなことしないNo true Scotsman 論法」というものがある。これはおおむね次のようなものである。 Aさん「すべてのスコットランド人は勇敢で忠誠心が高いものだよ」 Bさん「でもCはスコットランド人だけど、このまえ敵前逃亡したっていうじゃないか」 Aさん「そんな奴は物のスコットランド人ではないのさ」 この論法が詭弁とみなされる理由は明らかだろう。BさんはAさんの主張「すべてのスコットランド人は……」に対して反例を出した。しかし、Aさんは「物の」という修辞を恣意的かつアドホック(後付けで)に使用することで、自説を守ろうとするのである。Twitterなどで、自説に不利なものを恣意的に例外扱いすることを「切断処理」と呼んだりするが、それと同じようなものだ。 しかし、この論法とその例はたんに議論上のルール違反であるだ

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    shikahan 2020/12/06
  • ポリティカル・コレクトネスの拡大と「2010年代のアメリカ社会」の深い関係(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

    なぜアメリカの大学ではポリティカル・コレクトネスを重視する風潮が強まったのか。その要因を「世代」にスポットを当てながら社会学的・心理学的に分析した書籍『アメリカン・マインドの甘やかし』(未邦訳)の議論を紹介する連載。 第一回:「アメリカの大学でなぜ「ポリコレ」が重視されるようになったか、その「世代」的な理由」 第二回:「「ポリコレ」を重視する風潮は「感情的な被害者意識」が生んだものなのか?」 第三回:「アメリカでの「ポリコレ」の加熱のウラにいる「i世代」の正体」 背後にある「三つの不真実」 これまで三回にわたって、憲法学者のグレッグ・ルキアノフと社会心理学者のジョナサン・ハイトの共著『アメリカン・マインドの甘やかし:善い意図と悪い理念は、いかにしてひとつの世代を台無しにしているか(The Coddling of the American Mind: How Good Intentions

    ポリティカル・コレクトネスの拡大と「2010年代のアメリカ社会」の深い関係(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz
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    shikahan 2020/12/06
  • アメリカの大学でなぜ「ポリコレ」が重視されるようになったか、その「世代」的な理由(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

    アメリカの大学で起きていること 言語学者であるスティーブン・ピンカーが、発言が差別的であると批判され、アメリカ言語学会から「除名」されかけた騒動をはじめとして、アメリカでは学生による大学教授への攻撃や特定の言論に対する抑圧が問題化している 。 その背景には、気に入らない人物の過去の発言を取り上げて集団で糾弾することでその人の社会的地位や活躍の場を奪おうとする「キャンセル・カルチャー」の風潮がある (詳細は以下の二つの記事を参照:〈「世界的知性」スティーブン・ピンカーが、米国「リベラル」から嫌われる理由〉〈一つの「失言」で発言の場を奪われる…「キャンセルカルチャー」の危うい実態〉)。 発言や行動が差別的な意味が含まないように配慮する、場合によってはそうした観点から影響力のある人物の差別的な発言を批判する――こうした「ポリティカル・コレクトネス」を重視する風潮は、アメリカでも日でも加熱してい

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    shikahan 2020/11/28
  • トランプは敗れたが「アメリカのリベラリズム」が相変わらず危機と言える理由(石川 敬史) @gendai_biz

    2020年11月の大統領選挙 2020年11月の大統領選挙の最終的な結果が確定するのには今しばしの時間を要するだろうが、趨勢はほぼ決したとみて良いだろう。民主党のジョー・バイデンが史上最多の得票数でアメリカ合衆国第46代大統領に当選する。 共和党のドナルド・トランプは、司法に訴えるなどあらゆる抵抗を試みるだろうが、すべては無駄に終わるだろう。また最終的な選挙結果の確定までの過程で、我々は、アメリカのデモクラシーが終焉を迎えるのではないかという、アメリカ史上でも屈指の泥仕合の情景を目にするだろうが、これもいずれ収束するだろう。 2016年の大統領選挙では、多くのアメリカ観察者が予測を誤り、一方で2020年の大統領選挙ではほぼ彼らの予測どおりの結果となった。重要なのは2016年も2020年も選挙分析の専門家が行なった分析は、どちらも素晴らしいものであり、歴史家にとっては、等しく参照すべき「史料

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    shikahan 2020/11/14
  • 犬が自殺…? 数百匹が飛び降り死んだ「謎の橋」その怖すぎる噂(中野 京子) @gendai_biz

    自死する犬 犬が自死することはありえるのだろうか? 吉村昭の短編集『天に遊ぶ』は、現実に起こった出来事をもとに作品化しており、その中の「自殺」はこんな話だ――愛犬の具合が悪くなり獣医のところへ連れてゆくと、末期癌でこれから苦痛が生じるから、安楽死も考慮に入れたほうがいい、と言われる。帰宅してすぐその犬は(それまで一匹では外へ出たことのない室内犬なのに)、いきなり猛ダッシュで往来の激しい道路へ飛び出て車にはねられ即死した。自殺のようだった。 筆者も友人から直接こんな体験談を聞いた。 彼女のペットは中型犬で、高層マンション内で飼っていた。ある日、犬に留守番させての外出の際、ベランダの窓はいつものように細く開けておいた(いずれにせよ犬は高所を怖がり、それまでベランダへ出たことは一度もない)。帰宅すると、犬は墜落死していた。警察の検証によれば、自分で戸を開け、ベランダへ出て、狭い手すりの隙間からそ

    犬が自殺…? 数百匹が飛び降り死んだ「謎の橋」その怖すぎる噂(中野 京子) @gendai_biz
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    shikahan 2020/11/01
  • 「大阪都構想」の決定的なダメっぷり…大阪の「元副知事」が実態を証言する(松本 創) @gendai_biz

    元副知事が口を開いた 大阪市を廃止して4つの特別区に分割する、通称「大阪都構想」の住民投票が5日後に迫った。報道各社の世論調査では概ね賛成が反対を上回り、ABCテレビとJX通信社が10月24日・25日に行った6回目の調査では、賛成46.9%、反対41.2%となった。 賛成の理由は「二重行政の解消が期待できるから」が最も多く、次いで「大阪の経済の成長につながるから」「維新政治を評価しているから」と続く。「二重行政解消」と「経済成長」は、松井一郎・大阪市長と吉村洋文・大阪府知事をはじめ、大阪維新の会が長年繰り返してきた主張であり、他の調査でも必ず上位を占める賛成の二大理由になっている。 では、ここに根拠はあるだろうか。私見では、「二重行政」はその存在どころか定義すら曖昧であり、自治体を再編すれば「経済成長」する理由も見当たらない。132人の研究者・専門家が反対意見を寄せた「『大阪都構想の危険性

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    shikahan 2020/10/27
  • 1兆6000億円「超巨額上場」で激震、ヤバすぎる国際諜報企業の正体(時任 兼作) @gendai_biz

    裏の世界から表舞台へ 9月30日、時価総額150億ドル(約1兆6000億円)の巨額上場が市場を揺るがした。米パランティア・テクノロジーズ(以下パランティア)がニューヨーク証券取引所に上場したのだ。 「諜報の世界では知らぬ者がない巨大情報企業が、いよいよ表舞台に姿を現した」 世界各国の情報機関の動向に通じる外事関係者は、そう指摘する。 パランティアは今年7月6日に米証券取引員会(SEC)に新規株式公開(IPO)の申請を行った。同社は2004年に米カリフォルニア州パロアルト、いわゆるシリコンバレーで創業されたデータ分析企業であるが、来歴からして興味深い会社だ。 そもそも「パランティア」とは、英国の著名なファンタジー作家J・R・Rトールキンの代表作『指輪物語』に登場する不思議な霊力を持った石の名称で、全世界ばかりか過去も未来も見通す水晶玉のような道具のこと。データ分析によって、ありとあらゆるもの

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    shikahan 2020/10/18
  • 「上級国民」大批判のウラで、池袋暴走事故の「加害者家族」に起きていたこと(阿部 恭子) @gendai_biz

    「上級国民」大批判のウラで、池袋暴走事故の「加害者家族」に起きていたこと 家族は「逮捕してもらいたかった」と話す 加害者家族の人生も激変 10月8日、東京地裁。2019年4月19日、東京・東池袋で当時87歳の被告人が運転していた車が暴走し、2名が死亡、9名が負傷する大惨事となった「池袋暴走事故」の初公判が開かれた。 「はじめに、今回の事故により奥様とお嬢様をなくされた松永様とご親族の皆様に心からお詫び申し上げます。最愛のお二人を突然失った悲しみとご心痛を思うと言葉もございません。また、お怪我をされ苦しまれた方々とご親族の皆様にも深くお詫び申し上げます。起訴状の内容については、アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶しており、暴走したのは車に何らかの異常が生じたため暴走したと思っております。ただ暴走を止められなかったことは悔やまれ、大変申し訳なく思っております」 被告人は罪状認否でこのよう

    「上級国民」大批判のウラで、池袋暴走事故の「加害者家族」に起きていたこと(阿部 恭子) @gendai_biz
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    shikahan 2020/10/09
  • 「現代の価値観で過去を裁くな」論のおかしさ〜BLM運動の「銅像破壊」を巡って(岩崎 稔) @gendai_biz

    Black Lives Matter運動のなかで、人種主義を唱えた歴史上の人物の銅像や記念碑などが破壊されることがあった。これに対して、日でもSNSなどで「現代の価値観で過去を裁くな」という発言が見られたが、こうした主張をどう考えればいいのか。東京外国語大学教授の岩崎稔氏が解説する。 銅像や記念碑に向けられた抗議 Black Lives Matter. 黒人の命も大切だ。こんな当たり前に見える要求が、コロナ禍で揺れる世界のなかで一大焦点となっている。しかしそれは「当たり前」などではなかった。ミネソタ州ミネアポリスでジョージ・フロイドさんが警官に首を8分間も押さえこまれて殺された事件は、いまも厳然と存在する人種差別の深い闇を照らしだした。 法や制度では形式的な平等を承認されているはずであるのに、実際には肌の色による差別が暮らしのさまざまな局面に根を張り、人生の可能性を執拗に塞(ふさ)ぎ続け

    「現代の価値観で過去を裁くな」論のおかしさ〜BLM運動の「銅像破壊」を巡って(岩崎 稔) @gendai_biz
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    shikahan 2020/09/06
    なんだこれ。要するに「事案ごとに考えてみよう」という当たり前のことしか言ってないな…。
  • ユーミンと大物右翼「頭山家」の知られざる血脈と交流 (週刊現代) @gendai_biz

    19歳の荒井由実と22歳の松任谷正隆。二人の出会いは音楽シーンだけでなく、日のポップカルチャーに大きな影響を与えた。その背景には、当人たちも知らなかった近代の旋律が流れている――。 「頭山は松任谷を支えている」 〈おじいさまは綺麗な目をした人でした。みながみな上目づかいに他人を見たり、横目をつかってものを正面から見ようとしない世の中で、おじいさまはいつだって、誰に対してだって、目をまっすぐに向けていました。私はおじいさまが大好きだった。〉 明治から大正、昭和前期にかけて、右翼の巨魁として日人の思想に大きな影響を与えた頭山満。その孫娘、尋子の独白から壮大な物語は幕を開ける。 〈おじいさまの家には中国の孫文やインドのボース、大杉栄さんや野枝さんがいらしていた。手を取り合ってきた犬養さん、元首相で外交官の広田弘毅さん、東条に睨まれて逮捕され、自刃された衆議院の中野正剛さん、朝日の緒方竹虎さん

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    shikahan 2020/08/29
  • ナチ政府の「安楽死プロパガンダ映画」が、私たちに教えてくれること(市野川 容孝) @gendai_biz

    京都に住むALSの女性患者を死に至らせた医師が逮捕され、安楽死に関する議論に注目が集まっている。ここでは、第二次大戦中のナチ政府下で作られた映画から、安楽死を問い直す。 一映画 ある映画をこれから紹介する。この映画のことを忘れないでいてほしい。稿の目的は、この映画を2020年の今、日語であらためて、一人でも多くの人に伝えることに尽きる。 主な登場人物は三人。一人はハナ・ハイトという女性。もう一人は、ハナの夫であり、病理学者のトーマス・ハイト。そして、もう一人、ハナとトーマス友人である医師のベルンハルト・ラング。トーマスとラングは幼なじみで、大学でも医学を一緒に学んだ。トーマスは研究の道に進み、大学教授(病理学)となり、ラングは臨床の道に進み、開業医となる。トーマスはラングを通じてハナと知り合い、結婚するのだが、周囲の者は、ハナと結婚するのはラングだと思っていた。ラングは結婚せず、

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    shikahan 2020/08/28
  • 一つの「失言」で発言の場を奪われる…「キャンセルカルチャー」の危うい実態(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

    ピンカーへの除名請求の背後にあるもの 今年7月、著名な言語学者であるスティーブン・ピンカーをめぐる「学会除名騒動」が起きた。ピンカーをアメリカ言語学会の 「アカデミック・フェロー」および「メディア・エキスパート」の立場から除名することを請願する公開書簡が発表されたのである。 公開書簡の内容は、ピンカーはこれまでに人種差別の問題を矮小化するような主張や差別に反対する人の声を抑圧するような主張を続けてきて、結果として人種差別の問題を継続させることに与している、と批判するものであった。 しかし、公開書簡で挙げられている過去のピンカーの主張(その多くはツイッターに投稿されたもの。数年前のツイートも含む)を見てみても、ピンカーが人種差別の問題を矮小化したり差別に反対する人の声を抑圧したりしていることを示す直接的な証拠だとはいえない。公開書簡は、「ピンカーは人種差別の問題の原因に関して、活動家たち(公

    一つの「失言」で発言の場を奪われる…「キャンセルカルチャー」の危うい実態(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz
    shikahan
    shikahan 2020/08/18
    日本の場合は左派よりも右派によるキャンセルカルチャー、つまり天皇制や原発や利権に触れたらヤクザが押しかけるよ的な威嚇や恫喝の方が歴史的には圧倒的に多かったのかもな。
  • 「世界的知性」スティーブン・ピンカーが、米国「リベラル」から嫌われる理由(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

    アメリカ言語学会への公開書簡 日でもよく知られた言語学者・認知科学者であるスティーブン・ピンカーをめぐって事件が起きた。 2020年7月初頭、アメリカ言語学会( Linguistic Society of America = LSA)に所属する会員たちから、同学会に所属するピンカーを、学会の「アカデミック・フェロー」および「メディア・エキスパート」の立場から除名することを請願する公開書簡が発表されたのである。この書簡には、博士課程の学生や助教授・教授を中心とした600名以上の会員たちの署名が付けられている。 公開書簡では、LSAが2020年6月に「人種的な正義」に関する声明を発表したことを受けて「ピンカーのこれまでの振る舞いはLSAの声明と矛盾するものである」と指摘されており、彼がLSAのフェローの地位にふさわしくない、と論じられている。ピンカーには差別の問題を軽視し続けてきた経緯があり

    「世界的知性」スティーブン・ピンカーが、米国「リベラル」から嫌われる理由(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz
    shikahan
    shikahan 2020/08/16