8/1の産経抄がネットウヨの間で反響を呼んでいるようだ。 「お客さまは神様です」といえば、三波春夫さんの名文句である。昭和36年、巡業公演の最中に、司会者との何げないやりとりのなかで生まれ、やがて流行語になった。 ▼「客にへつらうようでいやらしい」と批判の声もあったが、三波さんにはそんな気持ちは微塵もなかったようだ。ある公演で、紙テープを大きなかたまりにして投げつけ、いやがらせをしようとした若者を、歌の途中で「無礼者!」とどなりつけたことさえある。 ▼こうした困った神様が最近増えてきたように思う。特に目立つのが、公共交通機関の職員に対する横暴な振る舞いだ。旅客機の離陸時に携帯電話の使用をやめない客に、客室乗務員が注意したところ胸ぐらをつかまれた。切符を持たずに改札を通り過ぎた客に駅員が事情を聴いていると、いきなりつばを吐きかけられた。こんな話をよく耳にする。 ▼たまりにたまった不満やイライ