以下、『永遠のファシズム』より写経。 14 <原ファシズムは「新言語」を話します>。「新言語」ということばは、『一九八四年』のなかでオーウェルが創作した、イングソック(Ingsoc イギリス社会主義)の公用語ですが、原ファシズムの諸要素は、さまざまな独裁体制の形態に共通するものです。ナチスやファシズムの学校用教科書は例外なく、貧弱な語彙と平易な構文を基本に据えることで、総合的で批判的な思考の道具を制限しようと目論んだものでした。しかしわたしたちは、それとは異なるかたちをとっているときにも、それが新言語であることにすぐさま気づかなければなりません。たとえば大衆的トークショウといった罪のないかたちをとっていることだってあるのですから。 エーコ、前掲書、p58 引用文中の「新言語」には「ニュー・スピーク」とフリガナが振ってある。 駅前スーパーの総菜売場半額セール。 イカ焼き、ナスの煮浸し、小エビ
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