ミラノに来ている。ちょうど10月16~17日にASEM首脳会議が開催されたのに伴って、イタリアのシンクタンクISPI(国際政策研究所)主催による欧州とアジアの有識者を集めた会合に招待されたからだ。 この2週間の間、ジャカルタに始まり、ワシントンDC、ロンドン、ミラノとぐるりと地球を一周回った。世界の有識者がどのように今の世界を捉えているのか様々な意見を聞いた。そして、筆者の見方も虚心坦懐にぶつけてみた。 その問いと答えは様々だが、1つだけ間違いなく一致していることがあった。「世界はすでにひどく悪い状況にあり、不幸なことに間違いなく一層悪い方向に向かっている」という赤裸々な認識である。 それにしても、わずかこの2週間の間にも、世界全体が一歩ずつ確実に悪い方向に向かっている。そして、そのスピードは誰もが驚くほどだ。 本稿では、世界の混乱が極まる中で私たちが譲るべきではない、いくつかの原則とは果
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