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2010年5月23日のブックマーク (8件)

  • なぜ日本人は自由競争も所得再分配も嫌うのか? - Baatarismの溜息通信

    かつてこのブログで、日人は市場における自由競争と政府によるセーフティネットの双方に対する信頼が低いという話を取り上げたことがありました。このような傾向は、主要国では日だけに見られるようです。 「不可解な世論」について考えてみる - Baatarismの溜息通信 この話を取り上げていた経済学者の大竹文雄氏は、近刊の「競争と公平感」でも真っ先に(第一章第一節で)この問題を取り上げています。 競争と公平感―市場経済の当のメリット (中公新書) 作者: 大竹文雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/03/01メディア: 新書購入: 19人 クリック: 460回この商品を含むブログ (107件) を見る このの中で、大竹氏は日に市場競争と政府による再分配政策の双方を嫌う特徴が生まれた原因として、お互いをよく知り監視してきた狭い社会でのみ助けあいをしてきたためではないかと推測し

  • 次のAmazonレビューを確認してください: 法と経済学

    書は法と経済学の基礎を平明に紹介してくれる良い教科書であり,分厚いですが,数学の知識に乏しい私のような者でも(数学的な説明の詳細を無視すれば)スイスイと読み進めることができます。 正直にいうと,自分自身も法の経済分析を何となく肌に合わないものとして毛嫌いしていましたし,会社法などの経済法分野では妥当するにしても,他の法分野でそう上手くいくのだろうかと疑問に思っていました。しかし,書第24章の「刑法」についての説明を読んで,そのような印象は全く変わりました。 故意犯処罰の原則や未遂犯処罰の根拠,更には錯誤論などの刑法独自の概念についての法と経済分析の観点からの説明は,刑法学の伝統的な論理にしか接してこなかった者にとっては,当に目からウロコものです。書を読むと,「なるほど,法と経済分析の観点からは(ある制度の存在理由について)そのように説明ができるのか!」という驚きと同時に,「これまで

  • 山形浩生「岡田靖を悼む」in『LIBERTINESリバティーンズ』創刊号 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    山形浩生さんの『経済成長って何で必要なんだろう?』の書評。岡田さんの活動の意義と追悼を兼ねた内容です。 「なぜ日では不景気が続いているかについては、すでにもう日以外のところでは結論が出ている。バブルを過度に恐れる日銀のデフレ的な金融政策と、明確な政策方針を出せない政府や財務省のせいだ。だから諸外国では「いかにして日の失敗を避けるか」といった論文がいくらも見られる。日の知識人たちが少しでもまともな経済常識を持ち、諸外国の知見と伝えていれば、もっと有効な経済政策がうたれていただろうに。 略 経済はある程度は成長しないとみんな困るんだ、という(橋治すら認める)常識すら日の多くの知識人は持っていない。書を読み、岡田靖の発言を読んでそれを身につけよう。その「みんな」といいのは、日国内で就職氷河期に苦しむ若者、既得権にしがみつく年寄りにとどまらない。世界のすべての人々のことだ」 経済成

    山形浩生「岡田靖を悼む」in『LIBERTINESリバティーンズ』創刊号 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2010/05/23
    「橋本治でさえ」ゆーな
  • 語られなかった敗者の国鉄改革: アモーレと労働法

    今日,秋山謙祐『語られなかった敗者の国鉄改革ー「国労」元幹部が明かす分割民営化の内幕ー』(情報センター出版局)を読みました。いま,法学教室の連載である「Live! Labor Law」の次号の原稿でとりあげる原稿は国鉄札幌運転区事件なので,参考にするために読んでみました。なかなか良いでした。著者は,中卒で就職し,その後の転職先が国鉄でした。そして,組合活動に取り組むようになり,そして分割民営化のときには組合幹部になっていました。このには,著者が,国鉄,そして国労のために捧げた半生が描かれています。特に,国鉄民営化の過程は,若き国労幹部として取り組んだ著者ならではの貴重な記録資料という意味をもっています。動労への憎悪は強く,国労を裏切った仲間への評価も辛辣であり,組織とそれをとりまく人間関係の愛憎物語という側面も,このにはあります。文章は平易で,わかりやすく,300頁以上ありましたが,

  • 法律時報11月号: アモーレと労働法

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    ネイルで使う材料で、DIY時の木割れやネジ跡を派手にしたらかわいい OSB合板でちょっとしたボックスをつくりました。 ビス止め下手すぎて木を割ったり穴あけすぎたりした場所に、好きな派手色の樹脂を詰めてパテ代わりにしてみました。 ちょっと某HAYっぽみ出て可愛かったので、自分用にメモです。 手順 塗装 派手色グミジェルで失敗部分…

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  • 『ドゥルーズの哲学』を読んでみた

    ブクマしたまま、手をつけていなかった立命館大学小泉義之個人HPについて、黒影さんが取り上げていた。 ==>幻影随想: 小泉義之先生は日における「AIDS再評価運動」の代弁者となるか? ご紹介の黒木のなんでも掲示板2を見たら、小泉義之先生は普通に反進化論な言説を垂れ流す人のようだった:くろき げん (2000/06/30 23:38:17) 「自然淘汰論」を「同義反復」でドゥルーズの『差異と反復』の意味での「悪しきゲーム」を前提にしているという理由で否定しているのだ:一体これは、何によって何を説明しているのだろうか。それが同義反復に終わっているという批判である。すなわち、現実にヒマラヤ山脈を越えるインドガンが生存するという事実を、淘汰圧や適応度なる言葉で記述し直しているだけという批判である。正しい批判だと思う。自然淘汰論が、そんな批判をかわしきれないのは、どうしてヒマラヤ山脈を越えるという

    『ドゥルーズの哲学』を読んでみた
  • 郡司ペギオ-幸夫さんを絶賛している書評、という価値ある資料 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    少し前の「郡司ペギオ-幸夫さん、勝手にミニ祭り」は一応終息した(何の反応もない)のですが、興味深い資料を見つけました。郡司書評です。最初に僕が過去に言ったことを抜粋して、その後でこの資料を紹介します。 今までの経緯 (抜粋) 「わからないものに対して、真偽や善悪の判断をすべきではない」より: 「何だかわからないからスゴイ」とか「僕には理解できないから大したものだ」とかはやめようよ、ってことかな。「何だかわからないインチキ」「誰にも理解できないタワゴト」もあるわけだから。 「何だかわからない/理解できない」なら、真偽も善悪も判断すべきじゃない。当たり前でしょ。 「笑いが恐怖に変わるとき:江勝さんと郡司ペギオ-幸夫さん」より: 郡司さんは、オフィシャルに「これは数理科学だ」とは言ってないと思います(おそらくだけど)。 しかし、著書の中ではそれが数理科学であるかのように装っています。 多く

    郡司ペギオ-幸夫さんを絶賛している書評、という価値ある資料 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)