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2010年5月24日のブックマーク (5件)

  • われわれの税金 - おおやにき

    鳩山一郎とはどういう政治家だったかという話をにこにこしながら留学生向けの英語講義で披露している(挨拶)。さてなにやら以下のような大学ができたというので一部で話題になっているようである。 日経済大学渋谷キャンパスは、940人の新入生の約9割を中国からの留学生が占める。他にも、ベトナム、ネパール、バングラデシュなど17カ国からの留学生を受け入れ、留学生率は99%。日人がたった12人という超異色大学の挑戦が始まろうとしている。(「新入生9割が中国人、渋谷に誕生した超異色大学:「全入」時代にあえて東京進出を果たした日経済大学」JB Press) でまあその「日人も学費不足で大学に行けないのに留学生には奨学金かよ」とか「こんな大学にも助成で税金が使われてるんだろ」とか怒っている人もいるようなので誤解は解いておくべきかなと思って多少書く。つうか最近特に前者関係でデマコピペをあちこちで見かけるよ

  • 長谷川幸洋『官邸敗北』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    頂戴しました。ありがとうございます。 書は、鳩山政権と財務省との関係に特に注目しながら、さまざまな視点からいまの政権が財務省の協力→財務省の排除→財務省との敵対関係、とでも極端にいえば表現できる形で、権力の図式が変わるとともに、政権としての求心力を消失していく様子が描かれています。登場人物も有名無名含めて多彩で、読んでいると経済小説を読んでいるような気にもなってくるほど筆致がさえてますね。 これを読んでいて思うことは、やはり法的根拠のない政策決定や政策形成の場など、ほとんど意味がない、ということです。例えば書でも指摘されていますが、自公政権時代の経済財政諮問会議が廃止されたため、日銀との交渉の場どころか、各省庁や利害関係者との調整の場が実効性のあるものとしては不在だといういまの日の状況は深刻でしょう。もう政権発足後、半年を軽く上回っているのにその状況には変化はありません。 書で

    長谷川幸洋『官邸敗北』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2010/05/24
    ”法的根拠のない政策決定や政策形成の場など、ほとんど意味がない”
  • 講師の「細切れ雇用」で、大学は教育できるのか?:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 1コマいくらで、いくつ取れるか。大学の講師は究極の細切れ雇用にさらされている。 「もう専任講師の道は諦めた」 そう話すのは、第二外国語の非常勤講師、立石誠司さん(仮名、44歳)だ。誠司さんは早稲田大学を卒業後、大学院に進み外国文学を学んだ。修士課程で2年、博士課程は6年在籍して、所定の単位を取り学位(博士号)を取得せずに博士課程を修了する「満期退学」した時は31歳だった。 コスト削減で授業がなくなっていく・・・ 博士課程に在籍していた頃、教育学部での助手の仕事が回ってきた。図書研究費を含め月20万~30万円の収入となった。大学院生が大学に就職する時、通常は指導教官が独自の人脈などを使って就職先を世話する慣例があるのだが、誠司さんの担当官は全く

    講師の「細切れ雇用」で、大学は教育できるのか?:日経ビジネスオンライン
  • 労使関係から見た労働者の力量形成の課題 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    来月、某学会で報告する予定のメモ、第1稿。 やや話を広げすぎの感あり。 ================== はじめに 多くの人は「教育」を受け、「労働」をして人生を送る。「教育」と「労働」は他の何よりも人々にとってなじみある活動である。そして、「教育」が「労働」の準備であり、「労働」が「教育」の成果である以上、「教育」と「労働」は密接な関係にあるはずである。しかしながら、現実の日社会では、「教育」に関わる政策や学問は「労働」(の中身)にあまり関心がなく、「労働」に関わる政策や学問は「教育」(の中身)を敬遠してきたように見える。正確に言えば、高度成長開始期までは相互にそれなりの関心と関与があったが、その後双方からその契機が失われていったように見える。 今改めて「教育」と「労働」の関係に社会の関心が向けられつつある発端の一つは、1990年代のいわゆる就職氷河期に、それまで学卒一括採用制度の

    労使関係から見た労働者の力量形成の課題 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 社会政策・労働問題研究の歴史分析、メモ帳 田中萬年先生の非教育の論理について

    社会政策・労働問題研究について歴史的なアプローチで研究しています。ここではそのアイディアやご迷惑にならない範囲で身近な方をご紹介したいと考えています。 田中萬年先生から著書『教育と学校をめぐる三大誤解』と『働くための学習』をいただいた。一度、田中先生の議論を勉強したいと考えていたので、この一週間、この二冊を真剣に読んだ。しかし、私にはやはり「非教育」の論理というのは、論理として成立していないし、職業訓練及び職業教育の地位を向上させる、という大戦略への戦術としてもあまりうまくないと思っている。 この二冊の中の白眉は『教育と学校をめぐる三大誤解』における「教育」の形成過程についての考証であろう。私は残念ながら、この考証が正しいかどうか、判定する能力はないが、とても面白く読んだ。ここは田中先生のこの部分の考証を全面的に信頼した上で、以下の批判を書きたいと思う。 まず、田中先生ご自身の考証にあるよ