6月22日公示、7月10日投開票の第24回参議院議員選挙。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから最初の投票となります。シノドスでは「18歳からの選挙入門」と題して、今回初めて投票権を持つ高校生を対象に、経済、社会保障、教育、国際、労働など、さまざまな分野の専門家にポイントを解説していただく連載を始めます。本稿を参考に、改めて各党の公約・政策を検討いただければ幸いです。今回は、自民党憲法法案と中国憲法の類似性について、梶谷懐さんにご寄稿をいただきました。(シノドス編集部) 7月10日の参院選に関して、SYNODOS編集部より、18歳以上の高校生向けに、日中関係をめぐる論点について、解説するような原稿を書いてほしい、という依頼をいただきました。しかし、正直なところ、参院選で日中関係が争点になることはほとんどなさそうです。各党の選挙公約に目を通してみても、中国との関係について書かれた記述自体
インターネットメディアのSYNODOSに、「なぜ各政党は対中政策について思考停止に陥るのか――日中の「立憲主義」の現状をめぐって」という記事を寄稿しました。今回初めて投票権を持つ高校生を対象に、参議院選挙の争点を中国問題の専門家の観点から解説してほしい、というリクエストだったのですが、対中政策はほとんど今回の選挙の争点になっていません。むしろ、現政権を含め各政党にとって、「中国にどう向き合うか」という課題はできれば表立って語りたくない裏テーマになっているような印象さえあります。そうなってしまう背景として、近年の日中の「リベラリズム」「立憲主義」をめぐる思想的なねじれのようなものがあるのではないか、という私のかねてからの主張に沿ってまとめてみました。高校性が投票する際に参考になるかどうかはわかりませんが・・ なお、自民党草案と中華人民共和国の比較・対比については、中国法の専門家である鈴木賢さ
戦後の闇市から立ち上がり、開業70年を迎えた「青空書房」(大阪市北区)の店主、坂本健一(さかもと・けんいち)さんが亡くなった。大阪の古書店主で現役最高齢の93歳だった。「本に埋もれて死ねたらええわ」。その言葉通り、本が山積みの店舗兼自宅で静かに息を引き取った。 店は天神橋5丁目交差点近くの路地を西へ入ったところにある。開けっ放しの玄関には「二度とない人生 ここでしか無い一冊」という坂本さん自筆のポスター。家族の話では3日朝、ヘルパーが独居の部屋を訪ねると、坂本さんはベッドに横たわって亡くなっていた。日めくりカレンダーの日付は「2日」だった。 15歳でモーパッサンの小説「女の一生」に出会い、「生きる人間の魂」に衝撃を受けてからの読書人生。太平洋戦争が始まり、学徒動員で赤紙が来た日はロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」を読み、不屈の音楽家の生涯に「愛と勇気を学んだ」。動員先には「西洋ものは何
神の粒子と言われた物質に質量をもたらす「ヒッグス粒子」を発見した、欧州原子核研究機構(CERN)が所有する世界最大の加速器「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」がそう遠くないうちにパラレルワールドを発見するかもしれないという驚きのニュースが流れた。今我々が存在しているこの世界とは別に、違う次元に存在するパラレルワールド。もし発見すれば物理学の歴史だけでなく、現存する様々な概念が書き換えられることになるだろう。 ■解明すると宇宙の破滅を招く死の実験? スイスのジュネーブ近郊の地下約100mに設置されたLHCは、毎秒何億回も粒子を衝突させ、多元宇宙論の鍵を握ると考えられている「マイクロブラックホール」の謎を解明するために全力で稼働中だ。今年の6月から集められたデータは現在解析中である。なんせ1秒間に数億回の衝突によって発生するデータは大半が切り捨てられても1秒あたり100万GBという途方も無い
週刊現代7月9日号の記事について (2016/06/28) 講談社が出版する週刊現代7月9日号の特集『「衝撃の新事実 統合失調症の薬で85人も死んでいた」、「うつ病」「認知症」の薬も考え直したほうがいい』においてコンボ理事・職員の発言を発言者の意図とは異なる意図で編集され、本来のコンボの意見と異なる意見があたかもコンボの意見と受け取れるかのように編集されていましたことは、我々の活動の不十分さを示すところであると反省しております。 この記事でご不安を覚えた当事者・家族・専門家の方々に深くお詫びを申し上げます。 ゼプリオンに対する我々の考えは、初めに実態の調査を行って頂き、その調査結果に基づいて、対策が講じられ少しでも亡くなられる方々が少なくなること、使用を希望する当事者の方々がより自己決定を行いやすい情報を入手できる状態になることの一端を担うことです。 また、うつ病や統合失調症の薬物療法につ
【パサデナ(米カリフォルニア州)=三井誠】米航空宇宙局(NASA)は4日、木星探査機「ジュノー」が米太平洋時間同日夜(日本時間5日午前)に木星上空に到達し、観測に必要な周回軌道に入るためにエンジンを35分間噴射すると発表した。 木星の周回軌道に探査機が投入されるのはNASAの「ガリレオ」以来21年ぶり。ジュノーは1年8か月かけて木星を37周して、大気や磁場、重力などを詳しく調べ、太陽系誕生の謎に迫る。 木星は太陽系で最大の惑星で、最初にできた惑星とされている。その内部の構造や形成の歴史の解明は、太陽系の理解につながると期待されている。木星は主に水素やヘリウムなどのガスでできているが、内部に固体の「核」があるかどうかなど詳しい構造はわかっていない。
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