誰もが知ってる箱根の工芸品、寄木細工の世界に新しい波が押し寄せているそうです。若手職人たちが、競うように個性的な作品を発表しているとか。どれどれ、見せていただきましょう。 秘密箱に背を押され18歳で寄木世界へ。 箱根の定番土産と言えば、寄木細工か黒たまご。幾何学模様のキーホルダーとかペン立て、箸置き、ティッシュケースなど、神奈川県民ならば、たいてい寄木細工をひとつふたつ持っているものです。 と、断言してしまった以上、我が家にもひとつふたつなければウソになるので、探してみましたとも必死になって。そしたらやっぱりありました、典型的なキーホルダーが。ホッ。 ほら、キーホルダーみっけ。いつ買ったのかもらったのか、思い出せませんけど。 そういえば、小学校の遠足で寄木細工店を見学し、秘密箱をはじめて触ったときはビックリしたっけ。秘密箱とは、箱のあちこちにある板をスライドさせながら隠された仕掛けを解除し
エジプト先王朝時代の墓から出土した黒く腐食した石塊9片を鑑定してみたところ、な~んと地球最古の5000年以上前の鉄器で、素材は宇宙からきた石であることがわかりました! このビーズは1911年にel-Gerzeh近郊で発掘されたもの。 このほど鉄器考古学に詳しいUCLカタール研究所長ティロ・レーレン(Thilo Rehren)教授率いる研究チームが中身を調べてみたところ、鉄・ニッケルの合金にコバルト、リン、ゲルマニウムなどの物質が混じっていることがわかり、これが地球外起源の隕石と断定する決め手となりました。 腐食はだいぶ進んでいるのですが、起源・工法の解析で同教授が使ったのは石を傷めない「中性子即発ガンマ線分析」と呼ばれるもの。 合金に低エネルギーの中性子ビームを当てると中の物質が中性子の一部を吸収して反応し、ガンマ線を発散します。そのガンマ線のエネルギーを見れば物質のタイプがわかり、そのエ
陽明門の西側壁で確認された「松と巣ごもりの鶴」の彩色壁画。右側に巣ごもりの鶴、左側に羽を広げて飛ぶ鶴が描かれ、朱や白の彩色が鮮やかだ=26日、栃木県日光市の日光東照宮、服部肇撮影陽明門の西側壁で確認された「松と巣ごもりの鶴」の彩色壁画。右側に巣ごもりの鶴、左側に羽を広げて飛ぶ鶴が描かれ、朱や白の彩色が鮮やかだ=26日、栃木県日光市の日光東照宮、服部肇撮影陽明門の東側壁に描かれた「梅と錦花鳥」=25日、栃木県日光市の日光東照宮、服部肇撮影修理に入る前の陽明門=5月23日、栃木県日光市の日光東照宮、服部肇撮影 【服部肇】栃木県日光市の日光東照宮の「陽明門」で、西の側壁に、松と巣ごもりの鶴の彩色壁画が26日、確認された。1796年に浮き彫りで覆われて以来、217年ぶりに姿を現した。 陽明門は今月から6年がかりの「平成の大修理」に入っている。その一環でこの日、陽明門西壁の表面の牡丹(ぼたん)唐
中近東文化センター(東京都三鷹市)付属アナトリア考古学研究所が発掘調査しているトルコ中部のビュクリュカレ遺跡で今月上旬、水晶のような石に金や宝石で象眼を施し、ヒョウとみられる動物の頭部をかたどった彫像が出土した。 アッシリア商業植民地時代(紀元前20~前18世紀頃)のものとみられる。当時これだけ豪華で精巧な彫像は珍しく、アフガニスタン産の青い宝石「ラピスラズリ」を使うなど、交易の広がりを示す貴重な遺物となる。 彫像は長さ3センチ、幅2・2センチ、高さ1・6センチ。両目は縁を金で象眼し、片方は失われているが、直径3ミリのラピスラズリを埋め込んでいる。斑点39か所のうち、24か所に青いガラスの象眼が残り、首の下には青銅製の金具がついていた。
東京・上野公園にある東京国立博物館の平成館で、神社の宝物や神々に関する文化財を展示する「国宝 大神社展」を実施します。神のための調度品として作られた「古神宝」などの国宝や重要文化財160点をはじめ、神像約40体が全国の神社から集結します。開催期間は4月9日(火)から6月2日(日)までです。 ▽ 国宝 大神社展 ▽ 東京国立博物館 - 展示 日本の考古・特別展(平成館) 「国宝 大神社展」 同展は、伊勢神宮の社殿を造り替える20年に一度の大祭「式年遷宮」が2013年に実施されることを機に開催されます。神社本庁や日本全国の神社による協力のもと、国宝や重要文化財を総合的に鑑賞できます。 展示物は6つのテーマに分けて紹介。4~5世紀の古墳時代に使用された国宝「方格規矩鏡」(福岡・宗像大社蔵)や、4世紀に百済王から倭王へ贈られたものと考えられている神宝の「七支刀」(奈良・石上神宮蔵)などが登場します
コラボのそもそものきっかけは、出身地・山形の伝統的な山形鋳物から、日本のモノづくりを活性化させる「山形工房」をはじめた奥山氏が、金属加工で名高い新潟・燕の技術力に注目し、商工会議所に打診したところから実現したもの。鉄瓶で鉄を扱った奥山氏は、銅でも作ってみたいと燕鎚起銅器の玉川堂を訪れたのだ。 ここで説明したいのが、燕鎚起銅器という技術。 鎚起とは鎚(つち)で打ち起(お)こすという意味。1枚の平らな銅板を様々な鎚で叩いて、打ち延ばしたり打ち縮めて、継ぎ目のない立体製品に作り上げる鍛金技術のことだ。 新潟・燕三条の金属加工は、和釘の製造から始まり、その後、三条の刃物や鋸、鉈の製造と、燕の銅器生産の二つの大きな流れができた。弥彦山という銅の産地が近く、精練所が作られたこともあり、燕では鎚起の技を使った銅器の生産が盛んになり、矢立や煙管、大正年間には洋食器の生産地となった。大量生産時代にはステンレ
光にかざすと透けそうなほど薄い――。「KAMI Glass」は、厚さがわずか2mmの木製カップだ。表面が滑らかで厚みは均一、佇まいが非常に美しい。 一見、観賞用の工芸品にも見えるが、日用品としての実用性も高い。冷たいものから熱いものまで入れられるだけでなく、熱伝導率が低いため、熱しにくく冷めにくいのだ。触り心地が優しく、木のぬくもりを感じられるのも醍醐味。ついつい手に持っていたくなる。 この“極薄”木製カップを作り出したのが、家具の街、北海道旭川市にある「高橋工芸」。主にロクロ挽きによる木製テーブルウエアを手がける工場だ。驚異的な薄さに木を削り上げる技術の秘密を探るべく、早速旭川に飛んだ。 KAMI Glassはサイズ違いで「ワイド」「ロング」「フリー」などがある。取っ手の付いたマグカップの他、プレートもラインアップ。価格は2100円~
漆、金箔と山中塗りの技術がふんだんに使われたガンダムのプラモデル(山中漆器連合協同組合一部青年部提供) 漆、金箔塗りのガンダムが発進――。 石川県加賀市の山中漆器の若手職人たちが技術の粋をつぎ込み、人気アニメ「ガンダム」のプラモデル(ガンプラ)4体を作製。今年初めて開催されたガンプラの世界大会予選に出品して大きな反響を呼んでいる。 山中塗に仕上げられたプラモデルは、市販の「ガンダム」「ゲルググ」「シャア専用ザク」「キュベレイ」の4種類。山中漆器連合協同組合一部青年部が7月末から約1か月かけ、通常の漆器作りと同じく分担して完成させた。 9月に「ガンプラビルダーズワールドカップ2011」の国内予選に参加。一次予選突破のベスト100に、ゲルググとキュベレイの2体が選ばれたが、先月末の日本代表候補を選ぶ一般投票で涙をのんだ。 だが、伝統工芸の技術を使ったガンプラは、インターネットなどで注目を集めた
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