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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (63)

  • 男性性欲が医療によって管理される未来 - シロクマの屑籠

    この文章は、先週twitterでつぶやいた話をブログ用に書き直したものだ。もっと長文でまとめてみたい、と思ったからだ。 「賢者タイムは生産的」→「というより、男性性欲のあれって認知や行動の障害では?」 「賢者タイム」というインターネットスラングをご存じだろうか。 賢者タイムとは、男性が射精後に性的関心がなくなり、冷静になっている状態を指す言葉だ。賢者タイムがあるということは、いわば愚者タイムとでもいうべき時間もあり、男性、とりわけ若い男性はしばしば、性欲や性衝動によって冷静さを失う。そして生産的でも合理的でもない行動、たとえば普段は欲しいとも思わないポルノグッズを衝動的に買ってしまったり、向こう見ずな行動をとってしまったりする。 だから若い男性のなかには、冷静さを取り戻すために、ほとんどそれが目的でマスターベーションを行う人すらいる。 「睾丸毒」というネットスラングも過去にはあった。これも

    男性性欲が医療によって管理される未来 - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2020/11/05
    なんとなくアシモフの「はだかの太陽」が頭のなかでチラチラするのだよ。
  • もし「リスクは回避」が「リスクは不道徳」になるとしたら - シロクマの屑籠

    news.livedoor.com 先日、「医薬に依存しない健康」を教義に含んだ宗教団体から麻疹(はしか)の集団感染があったというニュースが流れ、「ああ、これはネットでバッシングされるだろうな」という気持ちで眺めていたが、案の定、痛烈な批判や非難がネットにこだましていた。 これに関連して、はてな匿名ダイアリーanond.hatelabo.jp という短文が投稿されると、「感染症対策をするのは当然のモラル」という声をはじめ、信仰を持つのは構わないが衛生学的に望ましい措置はとるべき、といった指摘がはてなブックマークに集まった。 私には、この一連のできごとが現代社会の常識を再確認するチャンスのようにみえたので、頭の整理をしてみようと思う。 「信仰の自由」vs「リスクをもたらす信仰は駄目」 宗教は、しばしば科学やエビデンスに則った常識から外れたことを信徒に要求する。 たとえば20世紀後半のロー

    もし「リスクは回避」が「リスクは不道徳」になるとしたら - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2019/01/31
    道徳になっていくのは避けようがないかも、だが。だが、だが。/未来の可能性への恐怖で立ちすくむのも健康的とは言えない気がするぞ。/「恐怖は心を殺すもの」なので。
  • 日本の破局的な少子化と、急ぎ過ぎた近代化 - シロクマの屑籠

    今の20歳が40歳の半分しかいないって当にいい話だと思う。戦争でもあったのかな?— 🦀カニカニカーニバル🦀 (@yu1096) 2018年11月7日 たぶん、このツイートはブラックジョークのつもりで書かれたものだろうが、私には冗談にみえなかった。 「今の20歳は40歳の半分しかいない。戦争でもあったのかな?」というツイート、ジョークのつもりかもだけど、これ、実際戦争に匹敵するようなカタストロフィがあったのに気付いている人があまりいない、ってグロい状況を反映しているなぁ、と思った。— p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) 2018年11月8日 乳児死亡率の低下によって起こる第一の少子化は、それほどカタストロフではないし、アメリカやヨーロッパのベビーブームが証明しているように劇的少子化とも限らない。しかし、東アジア諸国などで今起こっているような第二の少子化

    日本の破局的な少子化と、急ぎ過ぎた近代化 - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2019/01/08
    まったく慰めにならないが、それでも何らかの形で血や文化が残っていくのだろう。たとえ微かでも。それで良しとする以外の在り方を、今のところ想像できない。/むしろ、そうやって混じって行くほうがよいのかもね。
  • そもそも、現代人のライフコース自体が生殖に向いていない。 - シロクマの屑籠

    anond.hatelabo.jp リンク先の記事は、女性医師のライフコースの困難さを書きだしている。 以前から、キャリアと子育ての板挟みに悩む女性医師は少なくなかったが、いまの医師研修制度によっていよいよ厳しくなっている話は、もっと知られてもいいように思う。 その一方で、この話は女性医師だけに限らず、働く女性全般、いや、男性も含めたキャリア志向の現代人の大半に適用できる話として読みたくもなった。 ここ十数年ぐらいの日では、仕事に打ち込み続けるうちに、結婚や子育てのタイミングを逃してしまう女性が後を絶たなかった。そうでなくても、出産や子育てに踏み切ったことによってキャリアが中断してしまった女性や、職場に迷惑をかけていないか気にしている女性が少なくなかった。 少子化がさけばれる昨今は、男性も育児休暇を取れるようになった。もちろんそれ自体は喜ばしいことだが、育児休暇を取る男性にしても、職場を

    そもそも、現代人のライフコース自体が生殖に向いていない。 - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2018/07/03
    滅びてしまえホトトギス案件。/そしてロボットに転嫁するとロボットの人権が問題になる。/間違った「自然へ帰れ」を発動しても、もう生きてく能力ないし。
  • 個人主義社会の少子化対策は、母親が儲かるようにすべきだが、できないので日本の衰退待ったなし - シロクマの屑籠

    ちょっと前に、大人用オムツの売り上げ高が新生児用オムツの売り上げ高を越えたということを知ってファーwwwとなったのだけど、今読んでる犬の飼育記に「日の15歳以下の人数より、ペットとして飼われている犬の方が多い」と書かれててさらにファーwwwとなると共に、わかる!となってる— タビトラ (@tabitora1013) 2017年10月20日 リンク先によれば、日の15歳以下の人数より、ペットとして飼われている犬のほうが多いのだそうだ。 実際どうなんだろうと思って調べてみると、犬の総数自体も少しずつ減っていて、現在は2000万頭を切っていることがわかった。 ※平成28年 全国犬飼育実態調査 より。 とはいえ、現在の日の15歳以下の人口は既に1600万人を切っているので、冒頭で紹介したtwitterのコメントは間違っていない。 犬に比べれば、子どもを育てるにはお金もかかるし、心配

    個人主義社会の少子化対策は、母親が儲かるようにすべきだが、できないので日本の衰退待ったなし - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2017/11/09
    ほろびてしまえホトトギス案件/まぁ、だからこそ、過去、躍起になって女性の選択権を奪ってきたんだろうけどね。
  • 多くの父親も「子どもを犠牲にしたくない」「妻を犠牲にしたくない」って思っているんだ! - シロクマの屑籠

    20代大卒女性が「活躍」より「家族との時間」を求めるのはなぜか - Yahoo!ニュース リンク先は、女性がキャリアを重ねながら家庭を大切にする困難さが伝わってくる、良い記事だと思った。将来の子育てを意識する女性が、総合職より一般職を選びたくなる気持ちも伝わってくるし、こんな状況では、「働く女性」と「子育てする母親」を両立させるのはいかにも困難だろう。 「働く女性」と「子育てする母親」の両立が困難ということは、おそらく、この国の少子化傾向に歯止めがかからないということでもある。「働く女性」の社会参加を良しとし、「専業主婦」を減らしたいとする考え方に基づけば、そういうことになろう。 さておき、一人の男性・父親として、こういう記事を見かけるたびに、私も何かを叫びたくなる。 なぜなら、「働く女性」と「子育てする母親」の両立困難については、オンラインでもオフラインでも頻繁に問題としてクローズアップ

    多くの父親も「子どもを犠牲にしたくない」「妻を犠牲にしたくない」って思っているんだ! - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2017/10/01
    そう思っていても、最後のところで戦力にならないんだよね…と思ってしまうのは、ワシが今まで見てきた景色のせい。ワシが男であったしたら、たぶん、別の風景。
  • 【たすけて!所属欲求!】1.承認が足りないおじさん・おばさんは所属しろ! - シロクマの屑籠

    *これから、所属欲求についてのブログ記事を連載します(全三回)。承認欲求はよくわかるけれど所属欲求はよくわからない人、『認められたい』の拡張パッケージ的な文章が読みたい人に、特にお勧めです。* 認められたい 作者: 熊代亨出版社/メーカー: ヴィレッジブックス発売日: 2017/02/28メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る はじめに 新著『認められたい』では、承認欲求と所属欲求について、なるべくわかりやすく解説したつもりです。それでも、よく見かける承認欲求という言葉に比べて、所属欲求という言葉はイマイチわかりにくい読者さんもいらっしゃったかもしれません。 また、執筆段階では十分意識できていませんでしたが、最近、ネットユーザーのモチベーション源として、所属欲求が承認欲求に並ぶほど機能しているさまが捉えやすくなってきました。2010年代後半のネットユーザー

    【たすけて!所属欲求!】1.承認が足りないおじさん・おばさんは所属しろ! - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2017/03/12
    「敬愛」→西郷隆盛?→そりゃ、敬天愛人だ。/うまいとこ総量で賄えればよいってこと?
  • 「ネットの読者の多くはセンター国語で120点取れない」問題 - シロクマの屑籠

    blog.tinect.jp リンク先はを読むのが苦手な人の話だが、読んで、インターネットにおける読解力も同じだな、と思った。 今、インターネットには短い文章が氾濫している。LINESNSはもちろん、医療や国際政治といった重要な問題を“解説”する文章もずいぶん短い。来なら長い文章を費やし、込み入った問題を紐解かなければならないようなトピックスも、びっくりするほど短い文章で“解説”されている。 そのような“解説”は読者のニーズに合っているらしく、長くて複雑で結論を慎重に留保するような文章よりも、短くてシンプルで結論に飛び付くような文章のほうが人気を集めやすい。今、インターネットで人気を取れる文章を書き綴るなら、「を読むのが苦手な人」、あるいは「長文を読む意思や能力を持たない人」をターゲットとしたほうがヒットしやすい。 そもそも、インターネットの読者の読解力とはいったいどれぐらいのもの

    「ネットの読者の多くはセンター国語で120点取れない」問題 - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2016/12/15
    「因縁深いテーマの文章を読む時」ね。確かに、かなり強力なバイアスがかかる。
  • 「恋愛結婚が当たり前」だった時代の終焉と、これから - シロクマの屑籠

    togetter.com リンク先には、恋愛を経ないで結婚を望む若者の話がまとめられている。 昔から「結婚恋愛は別物」とは言われているにもかかわらず、結婚するために必ず恋愛を経由しなければならないのは理不尽なわけで、こういう意見が出てくるのも当然だろう。家族を持つ・子どもを育てるといった家庭的なノウハウと、異性とときめいた時間を過ごすためのノウハウは大きく違っているので、恋愛が下手だから配偶者として不適かといったら、そうとも限らない。むしろ世の中には、恋愛上手だけれども結婚相手としては最悪な人も多い。だから、結婚する前に恋愛しなければならないという固定観念は「恋愛なんてどうでもいいから結婚したい」人には邪魔でしかない。 「恋愛」の先に「結婚」があるってのが、前の世代までが見ていた共同幻想に過ぎないのですよ。 / “恋愛やセックスは面倒だけど今すぐ結婚したい?「恋人いらないってホント?出現

    「恋愛結婚が当たり前」だった時代の終焉と、これから - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2016/12/01
    個人的には子どもが無事に幸せに育つなら、結婚の形態も組み合わせも人数もどうでもよいし、恋愛に基づいてなくても全然かまわない。/少子化の理由としてはどうかなぁ。ないとはいえない、ぐらいじゃないか。
  • 「一人では生きられない。もう一度群れるしかない。」 - シロクマの屑籠

    「人は一人では生きられない。強い人間は、たくさんの他者を平伏させて一人で生きていけるかもしれない。だが、凡百の人間は、身を寄せ合い、心を寄せ合って生きていくほかない。」 この数百年、世界じゅうのいわゆる進歩的な人達は、地縁やイエに伴うしがらみと戦ってきた。皆、しがらみや束縛や抑圧に苦しんでいたからだ。結果、少なくとも日では、思想とテクノロジーと都市計画によって二十世紀末までにしがらみは相当のところまで無くなった。 しがらみや束縛が無くなったことで、私達は自由な個人になった。ひとりひとりがワンルームマンションに暮らせるようになり、コンビニ等のサービスを利用すれば一人でも苦も無く生活できる。ひとりで暮しているからといって飢餓や殺人に脅かされる心配も乏しい。強固なしがらみの温床としてのイエは核家族へ解体され、それぞれの核家族は自由裁量で子育て等を決定・実行できるようになっていった。 少なくとも

    「一人では生きられない。もう一度群れるしかない。」 - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2016/02/08
    群れるためにはもう一度小さくなる必要があったりして、それが実現する過程で死屍累々とか(<悲観的)。技術でどこまでカバーできるか?かな。それをメンテナンスする人間もどんどん少なくなる一方なんだけど。
  • もって生まれた星回りや天運を受け入れる手段の寂れた社会で - シロクマの屑籠

    一時期に比べると、たんなる自助努力が良いものとして語られなくなり、生まれ・育ち・文化といった、努力や自己選択のバックグラウンドが意識されるようになった。 数十年前の人達は、「努力さえすれば立身出世できる」「自分の運命は自分で切り開く」的な物語を信じたがっていた。いや、そうした信念に見合った社会を建設するために、実際たくさんの人が頑張ってきた。「自分の運命は自分で決めろ」。そのようなピュアな気持ちが溢れていた時代がこの国にもあったと思う。 だが、そのような自助努力を信奉していた世代が一巡した現在では、「努力」や「運命」を自助努力だけで切り開けると思う人は減った。もちろん、恵まれた教育環境や情緒環境で育ってきた人達のなかには、それを「持って生まれた幸運な星回りの結果」とは考えず、呑気にも、皆に与えられた平等な前提条件だと思い込んでいる人もいる。だが、そのような呑気さをネット上でひけらかせば

    もって生まれた星回りや天運を受け入れる手段の寂れた社会で - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2016/01/26
    神さまは普通の人が一番好きなので一番たくさん作ったのだそうで。/若い時分にヨブ記を読めと強制されたことは、むしろ良かった。/なんまんだぶ、なんまんだぶ。/BGMは不安定な神様。
  • 半日ちょっとでAmazonから荷物が届く社会は狂っている - シロクマの屑籠

    Amazonの配送、相変わらず早いですね。商品を選んで半日かそこらで荷物が届いてしまいます。こちらはまさか半日で届くまいと思っているから、何度頼んでもびっくりしてしまうわけです。「なんでこんなに早く届いているんだ?」みたいな。 首都圏では、もっと素早いサービスも始まったそうで。 Introducing Amazon Prime Now - YouTube これは、Amazonが凄い……というより宅配会社が凄いと言うべきでしょうかね? しかし、地方の国道沿いに住んでいる私のもとに、どう考えても東京の集配センターにしか置いてなかろう書籍が十数時間で届いてしまうのも、それもそれで凄いことです。便利といえば便利、未来的といえば未来的だけど、こんなサービスが欲しかったんだっけ? ……と思うこともあります。もうちょっとチンタラ届いたって構わないのに。 こう書くと、「早く届けて貰わなければいけない人もい

    半日ちょっとでAmazonから荷物が届く社会は狂っている - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2015/11/25
    文明ってのは狂気なんだよ、ってか。モダンタイムス案件。
  • テキパキしてない人、愛想も要領も悪い人はどこへ行ったの? - シロクマの屑籠

    「どこの業種に行っても優秀なやつばかり見かける。コンビニ然り、公務員然り。昭和の頃より皆テキパキ動いていて、愛想も良くて、意外と応用も利いている」 時々、これが恐ろしいことのように思えることがある。じゃあ、テキパキしてない奴、愛想の悪い奴は一体どこへ行ったのか? 2014-11-08 22:28:08 via Twitter Web Client この、何気ない疑問がたくさんリツイートされて、followersが200人ぐらい増えてびっくりした。反応も様々で、こちらには色々なコメントがぶら下がっている。 いやしかし、当に不思議だ。 コンビニやホームセンターの店員だけじゃない。市役所の窓口の人も、福祉課の皆さんも、たいしたものだ。職業柄、若い警察官の方と話す機会も多いけれど、彼らの対応にもソツがない。えらくスムーズで、しっかりしている。 似たような傾向は、建設業や製造業に従事している人にも

    テキパキしてない人、愛想も要領も悪い人はどこへ行ったの? - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2014/11/16
    なんとなく花魁言葉のことを思い出したりした。ブラック社会ね。
  • 同性の年長者から教わる機会の多い男の子/教わる機会の少ない男の子 - シロクマの屑籠

    以下は、だいたい20世紀後半〜現在の男子を意識した話だ。女子の場合、いくらか事情が異なっていることをあらかじめ断っておく。 世間で「何かを学ぶ・何かを身につける」というと、まず教育機関を想像する人が多いだろう。塾や稽古事を思い出す人もいるかもしれない。もちろん、それらは学びの場として重要だし、勉強以外にも沢山のことを教えてくれる。 でも、実際に学びとっていく諸々は教育機関経由ばかりではないし、そもそも、子どもにとっての「遊び」と「学び」の境目は曖昧だ。活字やメディアからの影響が相対的に小さい年齢の頃は特にそうだ言える。親が「遊び」と思っている事を眺めているうちに重要なエッセンスを吸収していたり、親が「くだらない」と思っている仕草をいつの間にかインストールしていたりする。もう少し年長になった後も、親の後姿は重要な参照項になりやすい。 父親不在の環境では、子どもは父親をロールモデルにしにくく、

    同性の年長者から教わる機会の多い男の子/教わる機会の少ない男の子 - シロクマの屑籠
  • 「トイレ共同。風呂共同。」は夢か現実か - シロクマの屑籠

    ゆうべ、不思議な夢を見た。 老人になった私が共同アパートに住んでいる夢だ。 私は一人暮らしをしていて、向かいの部屋にはコロコロとした顔つきのおばあちゃんが――同級生の年老いた姿だと直感した――住んでいた。板の間の廊下を渡り、トイレへ向かう。自室の右隣には物音に敏感なおばあちゃんが住んでいたが、彼女はすぐに引っ越して行ったので無人になっている。トイレに行くにも気兼ねしなくて済むようになった。そういえば、洗濯機も回しておかないと……そこで夢から醒めた。 「老人になった自分が、トイレ共同、風呂共同で住む」。 あり得ないことだろうか?あり得ないとは言えない。大家族が核家族になり、核家族が単身世帯へとなっていく一連の流れは、まだ止まりそうにない。少なくとも一定以上の世代では止めることが難しい。一方、日社会はシュリンクしていく。その際、トイレや風呂はもとより、様々なものを共同化して効率を重視した住ま

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    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2014/04/13
    寄り集まっていきていくことになるのだろうな、と思う。あまり遠い未来でもない。
  • 承認欲求そのものを叩いている人は「残念」 - シロクマの屑籠

    なぜ承認欲求と自己愛が問題になるのか? - デマこい! リンク先に書いてあるように「承認欲求や自己愛は人間の基的な心理的欲求」であり、それそのものをバッシングするのは人間の基的性質をバッシングするに等しい。ところが今日のインターネットでは、承認欲求という言葉が罵倒語としてしばしば用いられている。 どうして、承認欲求(笑)として叩かれてしまうのか? 承認欲求がバカにされる社会とはどういう社会で、その社会はどのような個人を生みだし得るのか? このあたりについて、書き溜めてあった4つのブログ記事を順番にアップロードする。 承認欲求は、現代人の重要なモチベーション源 承認欲求という言葉は、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが使った言葉で、彼の欲求段階説のなかでは生理的欲求、安全欲求、所属欲求、自己実現欲求と並んで基的な人間のモチベーションのひとつとして紹介されている。以下に、マズローの著

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  • 素人が増えただけで仕事を失うプロなんて、淘汰されるしかあるまい - シロクマの屑籠

    ネットによって文章を書くようになった人たちは消費者でもなくクリエイターでもなかった - Togetterまとめ 上記のまとめを読んでいると、なんとなく、「うんうん、その通りだね。プロの社会的価値を下落させる何者かを、“あるべき顧客の姿”に戻さないといけないね」と頷きたくなる。しかし少し真面目に考えてみれば、他業種・他分野では到底通用しない考え方だと気づかざるを得ない。 他業種・他分野では、“プロの社会的価値を下落させ、顧客を喪失させる何か”の実例はいくらでもある。 例えばマイカーの普及は、馬車の御者や人力車といったプロの仕事を奪い、後にはローカル鉄道や路線バスの採算性をも破綻させた。人々が欲しかったのは、馬車でも人力車でもなく「素早く目的地に到達すること」だった。だから「素早く目的地に到達すること」がマイカーで達成されるようになれば、馬車や人力車やローカル鉄道にお金を払いたいとは誰も思わな

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    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2012/09/16
    前段のところで喧嘩を売られたような気分になってしまったので、素直に読めない。
  • スーパーチートマザー・花について(おおかみこどもの雪と雨) - シロクマの屑籠

    アニメに限らず、ヒーローものには人間離れした能力を持った主人公が登場するのが常だ。『ドラゴンボール』はもとより、『暴れん坊将軍』や『風の谷のナウシカ』も、主人公が反則的なスペックだから物語が成立していたと言える。 で、『おおかみこどもの雪と雨』。 この作品も、主人公の母・花が、人間離れした、チート*1を随所に発揮していて、そのチート性能頼みで物語が進行している。彼女はフリーザ様を倒せるわけでも王蟲と会話できるわけでもないが、「母」としての性能・スペックは反則並みで、心理的にも常人を逸脱している。そんな彼女のチートっぷりを点検してみたくなったので、以下、書き記してみる。 【強靱な身体と聡明な知性】 まず目につくのは、花の知的強度と体力的強度の両立っぷりだ。 冒頭、彼女が国立大学の文系学部に通っているシーンが描かれている。国立大学の学生とて真面目に勉強しているとは限らないわけで、作中でも授業中

    スーパーチートマザー・花について(おおかみこどもの雪と雨) - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2012/08/14
    いろいろな意味で苦笑した。ほとんどが自分自身に苦笑する部類なんだけれど。
  • 大人向けファンタジーアニメ『おおかみこどもの雨と雪』 - シロクマの屑籠

    おおかみこどもの雨と雪 オフィシャルブック 花のように 作者: 「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/07/23メディア: 単行 クリック: 159回この商品を含むブログ (26件) を見る 『おおかみこどもの雨と雪』を観てきた!館内はカップルや親子連れで溢れかえっていて、なかには祖父-親-子という三世代で観に来ている家族もいた。かなり幅広いお客さんが観に来ているという印象。それはさておき。 「ああ、俺はこんなアニメが観たかったんだ!」と心から思える、素晴らしい作品だった!頭が熱くなっているうちに、書き残しておく。 思春期を敢えて外し、壮年期を狙ってきた作品 この作品は、観る人を選ぶ作品だと思う。 実際、映画が終わった後の客席の反応は、『新劇場版ヱヴァンゲリオン破』などに比べると、はっきりとした笑顔が少なかった。

    大人向けファンタジーアニメ『おおかみこどもの雨と雪』 - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2012/07/30
    めずらしくシロクマ先生と同意見?文庫読んだだけだけど。/だって、花が若くてきれいじゃなければ、誰も見ないだろう、とかさ。
  • 足枷になっているのは“バカ親”なのか?“階層”なのか? - シロクマの屑籠

    http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20120528/1338173209 リンク先は、とても難しい問題に触れている文章だった。 学問や読書に無頓着な親のもとで育ったために、伸びしろのありそうな子どもの思考範囲が狭く限界づけられてしまっている、というケースは結構あると思う。私も、それに近いような人を、福祉分野で見たことがある。ああ、この人がしかるべき教育を受けて、あわよくば医師になっていたらさぞかし切れ者になっていただろうな、と思うような。 例えば看護助手をやっている人のなかに、非常に要領の良い、段取りも記憶力も優れた人が混じっていることがある。しかし、そういう人も体系だった知識や学問のインストールを欠いているし、週刊誌やTVを批判的に眺める力も無い。パソコンに例えるなら『素晴らしいCPUとグラフィックボードと潤沢なメモリを積んでいる。けれどもHDDには

    足枷になっているのは“バカ親”なのか?“階層”なのか? - シロクマの屑籠
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2012/06/01
    そういう意味じゃないとは思うが、親が腐女子なもので子どもも腐女子になりました。そういう環境が最初から整ってましたから…とか?と思ってしまった。実際、「ありがとう、ハハ!」と言われたけど、かなり微妙。