タグ

ブックマーク / www.mainichi.co.jp (6)

  • 毎日新聞社:「開かれた新聞」委員会委員に聞く(4)

    ◇英文サイトの軽視 反映――上智大教授・田島泰彦氏 毎日新聞社がMDNをこれまでどのように位置づけてきたのか、どういう意味があって英文のサイトを作っているのか、会社全体としての共通認識がなければいけない。その点を改めて問うべきだ。 実際、はじめ何が起きたのかわからなかったが、内容をチェックすることなく、これほど問題の多いコラムを漫然と続けていて、しかもその内容を社内のほとんどの人が見ていなかったことを知り驚いた。 毎日新聞社として、英文で日の記事を発信することが大事だという意識があったとはとても思えない。頭の中では国際化、グローバル化の重要性を考えていたかもしれないが、少しでも大事だと思っていたならば、誰かが何かを言ったはずだ。 もちろん執筆した記者個人にも責任はあるが、来の編集に必要な最小限、最低限の体制が取られていなかった。対応が後手後手にまわったのも紙ではないという気の緩み、位

    shinyai
    shinyai 2008/07/20
    もちろん執筆した記者個人にも責任はあるが、本来の編集に必要な最小限、最低限の体制が取られていなかった。対応が後手後手にまわったのも本紙ではないという気の緩み、位置づけがはっきりしないという背景があった
  • 毎日新聞社:「開かれた新聞」委員会委員に聞く(1)

    「開かれた新聞」委員会は(1)当事者から人権侵害の苦情や意見が寄せられた際、社の対応に対する見解を示し、読者に公表する(2)報道に問題があると考えた場合、意見を表明する(3)よりよい報道を目指すための課題について提言する――という三つの役割を担っています。メンバーはノンフィクション作家の吉永みち子氏、作家の柳田邦男氏、フリージャーナリストの玉木明氏、上智大学教授の田島泰彦氏の4人です。 ◇信じられない記事垂れ流し――ノンフィクション作家・吉永みち子氏 「WaiWai」は、日人なら「ありえない」と思って読むたぐいの記事に信ぴょう性を加えてしまった。外国の人は日の雑誌の色合いまで判断できないのだから、とんでもない誤解を生む危険もある。そういうコラムを外国人に丸投げしていた現実は恐ろしい。何を伝えるかではなく、アクセスが上がることを選択の基準に発信するなら新聞社ではない。 日社会の一つの側

    shinyai
    shinyai 2008/07/20
    何を伝えるかではなく、アクセスが上がることを選択の基準に発信するなら新聞社ではない。
  • 毎日新聞社:「開かれた新聞」委員会委員に聞く(2)

    ◇読者からの批判 対応せず――作家・柳田邦男氏 今回はいろいろな事故や、不祥事を分析してきた経験から言うと、典型的な落とし穴にはまっている。システムの中心部は安定していても、辺縁(周辺)部で安全性のレベルが落ちている時に、大問題が起きる。例えば、インドの農薬工場で大公害事件が起きた時、アメリカ社のシステムはしっかりしていたが、現地での扱いがずさんだった。辺縁部で起きたことだからといって小さなことではなく、重大な結果を招く。 ネット社会ははじめは活字文化の辺縁に入ってきた。今では大きな存在になっているにもかかわらず、英文でのネット配信を辺縁扱いしてウオッチしていなかった。国際的な影響力を考えると、十分に洗練された情報提供かどうかチェックしなければならなかった。現代は活字メディアでも性的な情報が垂れ流しで、モラルなき表現の自由の時代と言える。だが、コラムだから、受けるからというだけで載せてい

    shinyai
    shinyai 2008/07/20
    ただ、失敗に対する攻撃が、ネット・アジテーションによる暴動にも似た様相を呈しているのは、匿名ネット社会の暗部がただごとではなくなっていると恐怖を感じる。この問題はマスコミのネットとのかかわり方の教訓に
  • 毎日新聞社 - 毎日デイリーニューズ「WaiWai」問題 おわびと調査結果

  • 毎日新聞社:英文サイト問題の経緯

    ◇不適切記事 雑誌など翻訳 「WaiWai」コラム記事は、MDNサイト上では01年4月から08年6月まで、原則として毎日、計2561掲載された。 毎週金曜日に掲載された関連コラム「The Face」346と合わせると、計2907になる。 元の記事は、月刊誌、一般週刊誌、写真週刊誌、男性向け週刊誌、女性向け週刊誌、夕刊紙で約30種。 掲載した原稿は基的に、雑誌名を示し、表紙の写真を付した上で、導入部で記事全体を要約し、第2段落以降で元の記事を紹介するというスタイルを取っていた。原稿は1あたり600語程度で、うち6〜8割が転載だった。 掲載された記事には「料理、獣、悪徳とその愛好者」というタイトルで異常な性的嗜好(しこう)の話を取り上げたもの(07年9月)や、「古くから伝わる米の祭りでは、お肌に効果がある洗顔クリームが評判を呼んでいる」というタイトルで日の伝統的な祭りを性的な話題に

  • 毎日新聞社:英文サイト問題検証(1)

    英文サイト問題検証(1) チェックなく素通り 外国人記者任せ 毎日新聞社は、英文サイト「毎日デイリーニューズ」(MDN)上のコラム「WaiWai」に不適切な記事が掲載された問題で、社内調査を続けてきました。関係者の事情聴取などで判明した検証結果と、調査をした特別チームの原因分析を報告するとともに、有識者による「開かれた新聞」委員会の委員の見解を掲載します。 ◇ 「WaiWai」は、毎日新聞が発行していた英字紙「毎日デイリーニューズ」のコラムの一つで、1989年10月に連載をスタートした。硬いニュースだけでなく、「軟らかい読み物」も扱おうと、国内の週刊誌や月刊誌の記事を引用しながら、日の社会や風俗の一端を面白く紹介する狙いだった。 英字紙の時代は、毎週日曜日に1ページを使って記事6と雑誌の見出しだけを紹介するスタイルが定着した。英文毎日編集部の外国人記者や社外の外国人ライター3〜5人が執

  • 1