ロナウジーニョに噛み付いたイブラヒモビッチ 酒巻陽子=文 text by Yoko Sakamaki photograph by AFLO 2005年11月29日 今年度のパロンドールに輝いたブラジル代表のMFロナウジーニョ(バルセロナ)。得点力もさることながら、疲れをまったく感じさせない気迫、そして華麗なプレーは「非凡」と形容するしか他に言葉が見あたらない。 このたび、この「21世紀の天才」の神業が槍玉にあげられ、ちょっとした話題になっている。 「コンピューターによるもの」 スウェーデン代表でユベントスのFWイブラヒモビッチが、某企業のスポットCMで披露されたロナウジーニョのウルトラプレーをこう論じたことが、“天才バッシング”の始まりだ。 ロナウジーニョが蹴ったボールがゴール上部のバーに当たり、一度もピッチにバウンドすることなく元に戻るという動作が4回連続繰り返される。