ブックマーク / courrier.jp (31)

  • 1億色を識別できる「4色型色覚」の女性が語る「あまりにも素晴らしく、あまりにも特別なこの世界」 | 「この世界でどうやって不幸になれるのだろう」

    アーティストのコンチェッタ・アンティコは、子供の頃からいつも「ちょっとだけ奇抜」だったという。彼女は10年前、自分が見ている世界が他の人のそれとは文字通り違うことを知った。彼女にとって、この世界で生きるとはどういうことなのだろうか──。 彼女の生きる「サイケデリックな世界」 芸術家が作品のために事実とは異なる表現をすることを、「アーティスティック・ライセンス」と言う。コンチェッタ・アンティコの絵画に使われる鮮やかな配色を見れば、あなたはすぐに彼女もそれをやっていると思うだろう。 アンティコが描くユーカリの木の幹は、紫と藤色を帯びており、オウムの黄色いトサカは、うっすら青緑がかっている。彼女が描く庭の奇抜な配色は、ほとんどサイケデリックなほどだ。 「単に芸術家を気取りたいわけでも、アーティスティック・ライセンスを使っているというわけでもないんです」とアンティコは言う。 「私は当に見たままを

    1億色を識別できる「4色型色覚」の女性が語る「あまりにも素晴らしく、あまりにも特別なこの世界」 | 「この世界でどうやって不幸になれるのだろう」
    shioki
    shioki 2022/02/13
    “アンティコにとって、自然界はポジティブな刺激となるが、反対に、蛍光灯が使われている大型ショッピングセンターのような人工的な環境は、逆の効果を生んでしまうと話す”
  • 孫正義の「右腕」マルセロ・クラウレが突然の退任を発表した舞台裏 | ソフトバンクグループを支える「問題解決役」だったが……

    英半導体メーカーのアームの米エヌビディアへの売却を断念したソフトバンク。同社は、保有するテクノロジー株の下落などによって難しい局面にある。そんななかで孫正義の右腕としてグループを支えてきた大物幹部が退任した──その裏に何があったのか、英経済紙が探った。 グループの困難を乗り切ってきた大物幹部 2022年1月末、ソフトバンクグループ副社長兼最高執行責任者であったマルセロ・クラウレが退任した。 英紙「フィナンシャル・タイムズ」によると、彼は社内の問題解決役で、この8年間、投資がうまくいかないときに孫正義が直接解決を依頼していたほどの腹心だったという。 クラウレはボリビア出身の起業家で、ソフトバンクが買収したスプリントのCEOに2014年に任命され、難関を乗り越えてTモバイルとの合併を2020年に完了させた。その後、WeWorkなど複数の不振事業を立て直すのに貢献してきた。 また、ソフトバンクの

    孫正義の「右腕」マルセロ・クラウレが突然の退任を発表した舞台裏 | ソフトバンクグループを支える「問題解決役」だったが……
    shioki
    shioki 2022/02/13
    “そもそもクラウレの退任は、孫に採用された個性豊かな幹部が孫と対立し、退社するという以前から見られた出来事の一例にすぎない”
  • コロナ禍で日本を離れた元在日ドイツ人の告白「日本の人種差別に耐えられなかった」 | 日本から離れゆく人材

    パンデミックによって日に入ろうとする外国人の入国が厳しく制限され、危機感を強める経済界からも批判が高まっている。そんな状況を受け、東京で成功しつつあったのに日を離れることを決意したドイツ人の声を独誌が伝える。 うまくいっていた東京での仕事 独誌「シュピーゲル」の記者が、世界28ヵ国に住むドイツ人の声を、『メコン川で昼を』(未邦訳)という著書にまとめた。 そのなかには、日に9年ほど住んだドイツ人男性の声も掲載されている。 大学時代にアジア研究をしていたある30代前半のドイツ人男性は、学部在籍中に日に留学をする機会を得て、その後も日ドイツ系組織で働いた。 その後、知り合った「日のクラブシーンのプロモーターや日のアーティストたちと協力し、電子音楽の祭典を東京で開催した」そうだ。同イベントは日では初開催だったが、世界各地で開催されているもので、その後東京でも定期的に開催されるよ

    コロナ禍で日本を離れた元在日ドイツ人の告白「日本の人種差別に耐えられなかった」 | 日本から離れゆく人材
    shioki
    shioki 2022/02/03
    “外国人がアパートを借りたり携帯電話を持つ際に追加料金を支払わなければならず、何年経ってもクレジットカードを申し込めなかったりと、外国人として明らかに不利な対応を受けた”
  • 米国の衰退を横目に、日本がいよいよ「脱米国依存の外交」に踏み切る日 | 薬師寺克行「今月の外交ニュースの読み方」

    バイデン政権誕生から1年。いまだ混迷を増す米国社会に解決の糸口はあるのだろうか。さらに、米国の国際的なポジションも揺らぐなか、日米関係にも変化が起きつつある。朝日新聞元政治部長の薬師寺克行氏が解説する。 「分裂」と「衰退」──これらが今の米国を象徴する言葉だろう。トランプ前大統領が作り出した内政と外交の混乱の修復を掲げてスタートしたバイデン政権だが、現実は修復どころかより深刻さを増している。その結果、就任から1年目を迎えて、バイデン政権は同盟諸国からかつてないほどの不安と不信のまなざしを浴びている。 米国に最も良好な関係にあると言われる日も例外ではない。昨年12月、米国がオンラインで開催した「民主主義サミット」をめぐる対立が日米関係の微妙な変化を示している。 このサミットは「民主主義対専制主義の戦い」を強調するバイデン大統領が民主主義の価値を訴え、民主主義国の結束を促すことが目的だった。

    米国の衰退を横目に、日本がいよいよ「脱米国依存の外交」に踏み切る日 | 薬師寺克行「今月の外交ニュースの読み方」
    shioki
    shioki 2022/02/01
    “もちろん日米同盟関係が重要であることに変わりはない。しかし、米国の衰退と分裂が深刻化し解決の糸口が見えないなか、米国だけに依拠した外交戦略の持つ脆弱性は明らかである”
  • 我が子の日記に「銃乱射計画」を見つけたらどうするか──親がとるべき「正しい行動」とは | 銃社会アメリカの現実

    学校での銃乱射事件がたびたび起こるアメリカだが、専門家によればこうした事件にはたいてい前触れがあるという。しかし多くの場合、加害者となる子供が見せる危険なシグナルを、大人は見て見ぬ振りをしてしまう。我が子の暴力性や恐ろしい計画に気づいたとき、親は子供の凶悪犯罪を止められるのか──。 ギターケースの中にライフル銃 キャサリン・オコナーは、孫のジョシュアが赤いノートに日記をつけているのを知っていたが、読んだことはなかった。だがその日、初めてページをめくったとき、彼女は自分の目を疑った。 「学校での銃乱射」──ジョシュアは1ページ目にこうタイトルをつけていた。その下には、13人が犠牲になったコロンバイン高校銃乱射事件の再現が描かれている。18歳になったばかりの孫は、続くページに自分流の大量虐殺計画を綿密に書き記していた。 散弾銃、ピストル、アサルトライフルは購入し、爆弾は自作する。「クソ女たちが

    我が子の日記に「銃乱射計画」を見つけたらどうするか──親がとるべき「正しい行動」とは | 銃社会アメリカの現実
    shioki
    shioki 2022/01/11
    “大半の場合は友人やクラスメートなどの仲間が声を上げたのに対し、親や祖父母が寝室を調べたり、冒頭のキャサリン・オコナーのように日記を読んだりして通報したケースは8件、つまり9分の1にとどまった”
  • カリフォルニア州が「数学の才能がある生徒」という概念を否定するようになった理由 | 数学にも“お目覚め文化”の波?

    数学にも“お目覚め文化”の波? カリフォルニア州が「数学の才能がある生徒」という概念を否定するようになった理由 数学の特別コースが「不平等だ」と目をつけられている理由 同世代の子供と比較して、突出した知性や精神性を兼ね備えた子供は「ギフテッド」と呼ばれることが多い。いわば“才能がある”ということで、これまでアメリカでは「ギフテッド」であることを祝福し、伸ばそうとする傾向が強かった。 しかし、カリフォルニア州では学校教育の「数学」を巡って、この「ギフテッド」という概念をなくそうとする動きが起こっている。 これまでの同州のシステムでは、数学の成績の良い生徒は「特別コース」に配置され、高校では微積分などの高度な数学の授業を受けてきた。

    カリフォルニア州が「数学の才能がある生徒」という概念を否定するようになった理由 | 数学にも“お目覚め文化”の波?
    shioki
    shioki 2021/12/26
    “特別コースをなくしたいくつかの学校では、中間にいた生徒の成績が伸びて結果的に全体の平均点数が上がったというケースはあるようだ”
  • 「週4日労働」が地球を救う──気候危機を止めるために労働時間を短縮すべき理由 | もっと休んで、もうちょっと「貧しく」

    先進国の労働者たちは実によく働き、よく生産し、よく消費し、よく排出してきた。その結果、気候変動との戦いはいよいよ厳しさを増してきている……。この危機を人類が乗り越えるため、英紙「フィナンシャル・タイムズ」のコラムニスト、サイモン・クーパーは「週4日労働」を提案する。 「気候変動をい止めるため」と、人々に生活を変えるよう訴えかける文句はいつもひどい。 「飛行機に乗るな」、「車を運転するな」、「衣服やコーヒー、休暇などにお金を使うな」。「そうすれば100年後の地球は、人が住めなくなるほどにはならないかもしれない」。そう言っているも同然だ。これではウケが悪いのも無理はない。苦行は誰も好まないものである。 有権者の生活が少しでも不便になるやいなや(エネルギー価格が高騰しているいまはまさにそうだ)、政府は気候変動対策を放り投げ、地球を温め続けようと躍起になる。政治家は国内総生産(GDP)を毎年増や

    「週4日労働」が地球を救う──気候危機を止めるために労働時間を短縮すべき理由 | もっと休んで、もうちょっと「貧しく」
    shioki
    shioki 2021/12/17
    “労働時間が増えるごとに、通勤や、私たちが作ったり消費したりしているモノを通してCO2の排出量は増えるのだ”
  • ミケランジェロの彫刻を「もぐもぐ」お掃除──染みだらけの傑作を救った極小の精鋭部隊 | メディチ家礼拝堂の大実験

    いくら巨匠ミケランジェロの作品と言えども、何百年もの月日を経れば、汚れや染みを免れることはできない。しかも、その大理石の棺の中には人間の遺体が内臓ごと収められているのであれば、なおさらだろう。だが、それらの傑作が極秘のプロジェクトによって蘇った。数世紀分の汚れに「もぐもぐ」と対処したのは、バクテリアの精鋭部隊である。 イタリア・フィレンツェに佇む優美な礼拝堂は、ミケランジェロがメディチ家の墓所として制作したものだが、作られて間もない1595年にはすでに、石棺に染みや退色があったとする記述が残されている。墓の上にあるミケランジェロの彫刻作品は、それからの数世紀の間で頻繁に複製が作られ、そのときに残った石膏のせいで退色が進んだ。凝った彫刻が施された白い壁もくすんでしまった。 10年近くにわたる修復作業によって表面の染みはおおかた取り除かれたが、墓にこびりついた汚れや頑固な染みには、特別な処置が

    ミケランジェロの彫刻を「もぐもぐ」お掃除──染みだらけの傑作を救った極小の精鋭部隊 | メディチ家礼拝堂の大実験
    shioki
    shioki 2021/12/04
    “ビエッティのチームは、数世紀分の汚れに対する「生物兵器」として接着剤やオイル、そしてアレッサンドロの遺体に由来すると思われるリン酸塩を食べるバクテリアを用いたのである”
  • 石油よりも恐ろしいものが、毎年23万トンも海へ流出している | 30年前からわかっていたのに「危険物」に規定されない

    有害化学物質を集めて海を漂い続ける シンガポール船籍の「エクスプレス・パール」が5月20日にインド洋で炎上し、6月2日には化学物質やプラスチックを大量に積んだまま沈没した。米「ABCニュース」はその後、「ウミガメ176匹、イルカ20頭、そしてクジラが4頭」、スリランカの海岸に打ち上げられたことを7月に報じている。 国連はこれをスリランカ史上「最悪の海難事故」としているが、英紙「ガーディアン」によると、海に最も影響を与えているのは「同船が積んでいた重油や硝酸、水酸化ナトリウム、メタノールではない。最も重大な被害は、レンズ豆大のプラスチックペレット(ナードル)が詰まったコンテナ87個が流出したことによるもの」なのだという。 「ナードル」とは生産前のプラスチックペレットのことで、身の回りにあるすべてのプラスチック製品の構成要素だ。ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどでで

    石油よりも恐ろしいものが、毎年23万トンも海へ流出している | 30年前からわかっていたのに「危険物」に規定されない
    shioki
    shioki 2021/12/02
    “「ナードル」とは生産前のプラスチックペレットのことで、身の回りにあるすべてのプラスチック製品の構成要素だ。ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどでできている”
  • 温暖化の知られざる「犯人」とは? 世界のリーダーが語らない“不都合な真実” | 気候変動における軍隊の例外主義を暴く

    米軍の排出量はポルトガルを超える 気候変動に対してリーダーシップを発揮するには、感動的な演説だけでは不十分だ。厳しい現実を直視しなければならない。そして、世界各国の政府が苦慮している現実のひとつが、自国の軍隊が気候危機の大きな一因になっていることだ。 たとえば、米国防総省は組織として世界最大の化石燃料の消費者であり、世界最大の温室効果ガス排出者だ。私たちが2019年に行った調査によると、米軍をひとつの国家として見た場合、その燃料使用量だけで世界47位の温室効果ガス排出国になる。ちなみに、46位はペルー、48位はポルトガルだ。 つまり、米軍は英グラスゴーで開催された第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)に参加した多くの先進国よりも環境に影響を及ぼしているのだ。

    温暖化の知られざる「犯人」とは? 世界のリーダーが語らない“不都合な真実” | 気候変動における軍隊の例外主義を暴く
    shioki
    shioki 2021/12/01
    “戦争はきれいごとでは済まされないダーティーなビジネスだ。軍隊は複雑な組織で、調達サイクルは何十年にもわたるため、排出は「固定」される”
  • 時給46円…環境に優しいEV車のために“奴隷労働”させられるコンゴの人々 | 不満を言えば即解雇

    鉱山企業と労働者は“主人と奴隷” ピエール(仮名)にとって、テスラやルノー、ボルボといった有名企業の名前は何の意味も持たない。彼はEV(電気自動車)の存在すら知らない。 それでもピエールは毎朝、砂ぼこりが舞い、喧騒に満ちたフングルーメの街で働く。フングルーメは、コンゴ民主共和国南部の鉱山地帯の一角にある。ピエールはそこで、EV製造の最初の供給線を担う。彼がいなければ、EV革命も、未来の脱炭素社会も実現しない。 彼は世界で争奪戦が繰り広げられているコバルトの採掘者だ。ほとんどのEVの動力源であるリチウムイオン電池には、このコバルトが必要不可欠である。

    時給46円…環境に優しいEV車のために“奴隷労働”させられるコンゴの人々 | 不満を言えば即解雇
    shioki
    shioki 2021/11/29
    "侮辱され、ときには殴られ、同じ仕事をしている中国人労働者よりも賃金は安い。待遇のひどさを中国人監督者に訴えても、彼らは聞く耳を持たず、安全よりもコバルト生産が優先されていると労働者たちは訴える"
  • #151 米ボストン初の女性市長はアジア系! 「ガラスの天井」を破ったのは台湾系移民2世の苦労人 | アメリカ・台湾・中国ニュース拾い読み 

    米東部のボストンで11月2日、市長選の投開票がおこなわれ、史上初めて白人男性以外の市長が誕生した。ケネディ家を生み、近郊にハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)を擁するボストンは、民主党の牙城でリベラルな風土で知られ、近年、白人人口が減る一方でアジア系やヒスパニック市民が増加している市勢も反映された。 ボストンの「ガラスの天井」を破る 「私の両親が1983年に初めて米国に渡ったとき、彼らはカタコトの英語しか話せず、わずかな所持金しかなかった。いつか自分たちの娘、中華系移民の娘がボストン市長に選出されるとは夢にも思っていなかったでしょう!」 投票率62.4%のボストン市長選を征した直後、顔を紅潮させて語るのは、台湾系移民2世の市議会議員(民主党)、ミシェル・ウー(36)。 彼女は、非白人の有色人種として、女性として、中華系移民としていずれもボストン史上初の市長になった。非ボストン

    #151 米ボストン初の女性市長はアジア系! 「ガラスの天井」を破ったのは台湾系移民2世の苦労人 | アメリカ・台湾・中国ニュース拾い読み 
    shioki
    shioki 2021/11/17
    “ウーの市長選勝利は女性にとっての勝利であり、中華系米国人にとっての勝利でもある。米国の政治の高い壁は、彼女ら移民の忍耐と努力によって少しずつ壊されて来た”
  • 「飢えと貧困」の経済学者アマルティア・セン「中国が新たな帝国になるとは思っていない」 | 民主主義が飢餓を救う

    2021年10月、社会科学部門でスペインのアストゥリアス皇太子賞を受賞したアマルティア・セン。ケンブリッジ大学トリニティー・カレッジ学長を務め、アジア人初のノーベル経済学賞を受賞したという輝かしい経歴を持つ彼は、トマ・ピケティをはじめとする現代の経済学者たちに影響を与えてきた。87歳になったセンの功績を総ざらいし、今後の世界について占う。 アマルティア・センが、自身の若かりし頃のことを書いた回顧録『ホーム・イン・ザ・ワールド』(未邦訳)で自らの人生で成し遂げられたことの“少なさ”について嘆くのを読むと、ノーベル賞「偽りの謙虚さ」の候補に入れてしまいたくなるほどだ。 世界を飛び回ってきた知識人であるセンほど、多くの功績を挙げた人はあまりいないだろう。センは「社会的選択の理論」に哲学的視点をもたせ、不平等の問題に取り組むため「潜在能力アプローチ」を提案し、さらには国連が採用する「人間開発指数(

    「飢えと貧困」の経済学者アマルティア・セン「中国が新たな帝国になるとは思っていない」 | 民主主義が飢餓を救う
    shioki
    shioki 2021/11/13
    “トマ・ピケティやエステル・デュフロ、マリアナ・マッツカートなど、今日(こんにち)の論壇における第一人者たちの多くが、センの思想に何らかの形で影響を受けている”
  • 環境意識は高いのに、ファストファッションが大好き Z世代の“矛盾する態度”の理由 | リセールアプリは根本的な解決にはならない

    いつの時代も、若者は最新のファッションを好むもの。環境意識が高いと言われるZ世代は、同時にファストファッションをこよなく愛し、数回着ただけでそれらを手放してしまう存在でもある。何が彼らを、このような矛盾した消費行動へとかき立てているのか。 1回着たら「さようなら」 英中部ノッティンガム出身の学生アレシア・テレスコ(21)は、同じ服を2回着てソーシャルメディアに写真や動画を投稿することはめったにない。 そんなわけで、2021年9月のはじめに、友人の誕生日を祝おうと新しいミニドレスをZARAで購入した。スパイラル模様がプリントされた70年代風のドレスで、価格は27.99ポンド(約4400円)だった。 テレスコはそのドレスを身に着けた写真に「親友との週末」とキャプションをつけ、インスタグラムに投稿。「いいね」が296件つき、ドレスはリセールアプリ「Depop」に出品されることとなった。テレスコは

    環境意識は高いのに、ファストファッションが大好き Z世代の“矛盾する態度”の理由 | リセールアプリは根本的な解決にはならない
    shioki
    shioki 2021/11/13
    “若者に消費を促し、購入ペースを加速させたのはソーシャルメディアだ。大量に注文した洋服を箱から取り出す様子を映した「開封動画」は、YouTubeやTikTokに溢れている。ソーシャルメディアは目新しさが肝心だ”
  • 「町の本屋さん」をアマゾンから守れ! フランスが配送“実質無料”禁止へ新法 | 書店は文化的産物だから | クーリエ・ジャポン

    オンラインの大手書店の台頭などのため、日でも「町の屋さん」がどんどん減っているというニュースが報じられているが、そんな状況は諸外国でも同じようだ。 しかし、フランスでは個人が運営する独立系の書店を「文化的産物」と位置づけ、さらなる保護策を打ち出した、とこれまでの歴史を振り返りながら、米紙「ワシントン・ポスト」が報じている。 アマゾン配送料たった1セント フランスの新法は、とてもフランスらしい方法で、独立系書店を保護しようとしている。アマゾンなどの大手小売による割引を相殺するため、書籍配送に最低価格を義務付けるというものだ。 フランスでは、書店は必要不可欠な業種だ。少なくとも、フランスで3度目の新型コロナウイルスによるロックダウンが行われた際には、そうとされた。 文化的産物としての独立系書店の保護は、国家の優先事項でもある。1981年に制定された法律では、書籍は一定の価格で販売し、5%以

    「町の本屋さん」をアマゾンから守れ! フランスが配送“実質無料”禁止へ新法 | 書店は文化的産物だから | クーリエ・ジャポン
    shioki
    shioki 2021/11/04
    “独立系書店を研究しているハーバード・ビジネス・スクールのライアン・ラファエリ准教授は、この法律について「書店の価値を、国民文化の一部として再定義することを目的としています」と、メールで記した”
  • 儀式や祈りは人の徳を育てる─「宗教の利点」を科学的に検証してわかったこと | 心理学教授が毎日「祈りを捧げる」理由

    宗教は、人類の歴史と切っても切り離せないものの一つだろう。世界中どこへ行っても何かしらの宗教が存在するものだが、それはなぜなのか。一度は考えたことがあるだろうこの疑問に、心理学教授が科学的観点から答えた。科学からほど遠いものと思われる宗教を実践することによる「科学的利点」とは。 遠いようで近い「宗教と科学」 生と死、喪失、生きる意味。人間は数千年間、こうした問題を乗り切るために宗教的実践に目を向けてきた。ノースイースタン大学心理学教授のデイヴィッド・デステノは新著『神はいかにして機能するか』(未邦訳)で、最新の科学的証拠をもちいて、宗教儀式によって人のこころに他者への思いやりや信頼が育まれること、そして多くの場合、そのような儀式が苦しみや悲しみから立ち直るよすがになる理由を検証している。 たとえば赤子の誕生をめぐる神道の儀式では、親はわが子との結びつきを強く意識するようになり、仏教徒が行う

    儀式や祈りは人の徳を育てる─「宗教の利点」を科学的に検証してわかったこと | 心理学教授が毎日「祈りを捧げる」理由
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    shioki 2021/10/29
    “瞑想が徳の高い行動につながるのかどうか調べてみることにしました。その結果、ほんの数週間でも瞑想を続けた人は、そうでない人より思いやりの気持ちが強くなったんです”
  • 眞子さん結婚、米紙読者の反応は「NYへようこそ」「日本社会の暗部を露呈」 | アメリカメディアでも報道、コメント続々

    皇室の損失は、NYの利益」 「ニューヨーク・タイムズ」は「ついにロイヤル・ウェディング。しかしトランペットは鳴らず、記者会見のみ」と題して報道した。 同紙は小室圭さんが記者会見の冒頭で、カメラに向かって「私は眞子さんを愛しています」と宣言したことに触れ、「テレビで中継される結婚式やバルコニーでのキスがなくても、ロマンチックな献身の感動的表現があった」と伝えた。 同紙の拠点は2人が新婚生活をスタートするとされるニューヨーク。結婚を伝える記事のコメント欄には「日皇室の損失は、ニューヨークの利益です。眞子さんと夫の小室圭さんの西半球での結婚生活が素晴らしく幸せなものになりますように」「お2人がニューヨーカーになるのをとても楽しみにしています!」などと、移住を歓迎する声も寄せられた。

    眞子さん結婚、米紙読者の反応は「NYへようこそ」「日本社会の暗部を露呈」 | アメリカメディアでも報道、コメント続々
    shioki
    shioki 2021/10/29
    “「この性差別的、女性差別的な伝統に逆らった眞子さんにエールを送ります。もう21世紀なんだから」”
  • ニーアル・ファーガソン「2024年、トランプは再び戻ってくるでしょう」 | 「歴史とは、クソみたいな災いの連続である」

    歴史家のニーアル・ファーガソンが何世紀にも及ぶ「災い」についてまとめた新著を出版した。新型コロナウイルス感染症の「災い」からアメリカ政治の「災い」まで、スペイン紙に語り尽した。 ニーアル・ファーガソン(57)は昨年、午後になるとよく、息子に「世界の終わり」について考えようと誘った。彼は9歳のトーマスと散歩しながら、どんなことが災害を恐ろしいものにしうるかについて考えた。 パンデミック初期の数ヵ月間、ファーガソン一家が滞在したモンタナの農場で哲学的な散歩をしながら、父と子は原子炉の故障や火山、地震について話し合った。 こうして、スタンフォード大学に在籍する気鋭の学者であり、保守であり、十数冊の著作を持つ論争好きな作家ファーガソンの頭のなかで、「災い」に関するアイディアが形を持ちはじめた。そして、それは『破滅:カタストロフィと政治』(未邦訳)という著書に出口を見出す。 書は、火災、洪水、飢餓

    ニーアル・ファーガソン「2024年、トランプは再び戻ってくるでしょう」 | 「歴史とは、クソみたいな災いの連続である」
    shioki
    shioki 2021/10/25
    “「歴史とは、クソみたいなことの連続だ」 でも、今になって気づきました。歴史とは、「クソみたいな災いの連続だ」ということにね”
  • コリン・パウエル元米国務長官「私を哀れに思わないでくれ」 最後のインタビューで語ったこと | 死去する3ヵ月前に…

    米軍トップの統合参謀部議長として湾岸戦争を指揮し、9.11テロを受けたブッシュ政権下では国務長官を務めたコリン・パウエルが10月18日に死去した。統合参謀部議長も国務長官もアメリカ歴史で黒人が就任したのはパウエルが初めて。人種の壁を打ち砕いた先駆者として名を残しただけでなく、党派を超えて敬愛された稀有な指導者だった。 そのパウエルが亡くなる3ヵ月前に、著名ジャーナリストのボブ・ウッドワードがインタビューしていた内容が米紙「ワシントン・ポスト」に掲載された。闘病生活、への思い、アフガニスタン、北朝鮮などについて率直に語っている。 多発性骨髄腫とパーキンソン病 死期が迫っていても、コリン・パウエルはまだ戦闘態勢だった。 「多発性骨髄腫を患っているし、パーキンソン病でもある。でもそれ以外は大丈夫だよ」 パウエルは7月のインタビューでそう語った。 「なんてことだよ。気の毒に……」と私が言う

    コリン・パウエル元米国務長官「私を哀れに思わないでくれ」 最後のインタビューで語ったこと | 死去する3ヵ月前に…
    shioki
    shioki 2021/10/20
    “「哀れに思わないでくれよ、お願いだから! もう84歳なんだ。どこかしら悪くて当然だよ。この2つの病気との闘いで、1日たりとも人生が失われたことはないし、体調はいいんだ」”
  • 「甘くない」炭酸水は水の代わりに常飲してもOK? 飲み過ぎを避けるべき理由 | こんな人は飲み過ぎに注意!

    口の中が酸性になる点に注意 砂糖やカフェインなどが入った飲料の代わりに、無糖の炭酸水を常飲する人は多いだろう。実際、巣ごもり需要で、「甘くない炭酸水」の売り上げは好調だ。 しかし、無糖であっても炭酸水を飲むのと水を飲むのは同じぐらい健康的なのだろうか。米紙「ニューヨーク・タイムズ」が読者からの質問に答えている。

    「甘くない」炭酸水は水の代わりに常飲してもOK? 飲み過ぎを避けるべき理由 | こんな人は飲み過ぎに注意!
    shioki
    shioki 2021/09/16
    “結論、専門家は飲み過ぎに注意すべきだと語る。炭酸水に含まれる二酸化炭素は、口内で酸性に傾き、歯を腐食することで虫歯になりやすくなるため、注意が必要だ”