ブックマーク / diamond.jp (560)

  • 中国の大気汚染発生の現場上海郊外の製鉄所城下町・宝山区を行く

    ジャーナリスト。アジア・ビズ・フォーラム主宰。上海財経大学公共経済管理学院・公共経営修士(MPA)。およそ15年滞在した上海で情報誌創刊、“市井の息遣い”から時代の変遷をウォッチ。「中国取材はデッサンと同じ。あらゆる角度から取材して光と影で実像をつかむ」を持論に30年近く中国に向き合う。近年は中国からの人や資の流入をフォロー。ダイヤモンド・オンライン「ChinaReport」は10年を超える長寿コラム。 著書に『中国で勝てる中小企業の人材戦略』(テン・ブックス)、『インバウンドの罠』(時事出版)『バングラデシュ成長企業』(共著、カナリアコミュニケーションズ)、『ポストコロナと中国の世界観』(集広舎)ほか。内外情勢調査会、関西経営管理協会登録講師。宅地建物取引士。3匹のの里親。 China Report 中国は今 90年代より20年超、中国最新事情と日中ビジネス最前線について上海を中心に

  • 【津田大介×加藤嘉一対談「ウェブで日中政治は動くのか」】(後編)センセイにならなくても政治参加は可能ウェブで政治が日常的な存在になる

    前編に続き、ジャーナリスト/メディアアクティビストの津田大介氏と国際コラムニストの加藤嘉一氏の対談「ウェブで日中政治は動くのか」の後編をお届けする。前編では、自由に飢える中国人民が政府の言論統制が追いつかないウェイボーを使って政治的な発言をし、世論を盛り上げ、中国政府の政策当局者がそこから影響を受けているという議論をお届けした。 後編では「日中メディア・政治体制比較」、「日中の若者の政治参加について」のほか、中国のように日ではウェブで政治が動くのかというテーマの議論をご紹介する。(構成・執筆/ダイヤモンド・オンライン編集部 片田江康男)

  • 対談「なぜ統計学が最強なのか」――西内 啓・統計家×飯田泰之・駒澤大学経済学部准教授

    飯田 西内さんは医学部のご出身ですが、統計学はどこで学ばれたのですか。 西内 医学部の中でも、公衆衛生学が専門でしたので、統計学は最初に学んだんです。公衆衛生学は原因を突き詰めた後、人々がどのように行動するのか、また、社会構造を変えられるのかといった、ありとあらゆるものが対象になります。経済学を含めた、社会科学全般について、博士課程で学びました。 飯田 なるほど。特に公衆衛生学とか疫学はまさに、統計学の生みの親みたいなものですからね。 西内 疫学とは原因不明の疫病を防止するための学問ですが、その最初の研究が19世紀のロンドンではやったコレラです。当時のロンドン中の医師や科学者、役人が対策を繰り出すのですが、どれも効果がない。そんな中でジョン・スノウという外科医はコレラで亡くなった人の生活状況について調べまくって、同じような状況下でコレラにかかった人とかかっていない人の違いを比べました。 飯

  • WBC敗戦から考える日本経済の本当の問題点

    きし・ひろゆき/1962年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。経済財政政策担当大臣、総務大臣などの政務秘書官を務めた。現在、エイベックス顧問のほか、総合格闘技団体RIZINの運営などにも携わる。 岸博幸のクリエイティブ国富論 メディアや文化などソフトパワーを総称する「クリエイティブ産業」なる新概念が注目を集めている。その正しい捉え方と実践法を経済政策の論客が説く。 バックナンバー一覧 あるテレビ番組で野球解説者の赤星憲広さんとご一緒する機会があったので、番組の合間に「WBCで日本代表が負けた原因は何か?」という素人丸出しの恥ずかしい質問をしてみました。真面目に答えてくださった赤星さんの優しさに感動しましたが、そこで赤星さんが指摘してくださったいくつかのポイントの中の1つは、多くの日企業の不振の原因と同じではないかと思わざるを得ませんでした。 日本代表の「最大の敗因

  • 2000年前には宮城に100メートル級の津波!?震災を警告した歴史学者が予見する「次の巨大津波」

    通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日の「ひきこもり 」界隈を取材。東日大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河 出新書)  他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何 が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも り家族会連合会部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会 委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』 大震災から2年目の「今」を見つめて この3月で東日大震災から丸2年が経つ。被災地の報道も極端に少なくなり、当時、固く誓ったはずの「絆」「被災地に寄り添う」と言った言葉

  • 10年後なんて誰にもわからない!予測できない未来をどう生きるか?

    1973年、福岡市生まれ。青山学院大学卒。研究機関、出版社、ITベンチャー勤務を経て独立。フリーの編集者・ディレクターとして出版からウェブ、ソーシャルメディアを使ったキャンペーン、イベント企画まで多岐にわたる企画・編集・執筆・プロデュースを行う。2005年より「東京発、未来を面白くする100人」をコンセプトしたウェブマガジン「TOKYO SOURCE」を有志とともに運営。数々の次世代をクリエイトする異才へのインタビューを行う。2011年の約1年間、家財と定住所を持たずに東京という“都市をシェア"しながら旅するように暮らす生活実験「ノマド・トーキョー」を敢行。約50カ所のシェアハウス、シェアオフィスを渡り歩き、ノマド、シェア、コワーキングなどの最先端のオルタナティブな働き方・暮らし方を実践する100人以上の「ライフデザイナー」と出会い、その現場を実体験する。共著に『これからを面白くしそうな3

  • 「日本=貿易立国」論への疑問~なぜ、安く売って高く買うのか?――熊野英生・第一生命経済研究所 経済調査部 主席エコノミスト

    くまの・ひでお/第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミスト。 山口県出身。1990年横浜国立大学経済学部卒。90年日銀行入行。2000年より第一生命経済研究所に勤務。主な著書に『バブルは別の顔をしてやってくる』(日経済新聞出版社)など。 経済分析の哲人が斬る!市場トピックの深層 ロシアウクライナ侵攻は3年目に入り中東でもイスラエルのガザ侵攻を機に緊張が強まる。世界は米中対立の構図にロシアが加わり、分断と冷戦時のようなブロック化の様相だ。経済でもインフレは一時より鈍化したが中国は長期停滞色を強め米国の景気減速も懸念される。人口減少や高齢化、巨額政府債務と日が抱える課題も多い。不透明な時代だからこそ、巷に溢れる情報の裏側になる「真実」を知り戦略を立てることが必要だ。経済分析の第一人者である熊野英生、河野龍太郎、鈴木明彦、末澤豪謙、森田京平、森田長太郎、愛宕伸康、森谷亨の8人が独自の視

    「日本=貿易立国」論への疑問~なぜ、安く売って高く買うのか?――熊野英生・第一生命経済研究所 経済調査部 主席エコノミスト
  • 名取市閖上の犠牲を大きくした「鳴らない防災無線」昨年末の余震でも再びサイレンが稼働せず

    通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日の「ひきこもり 」界隈を取材。東日大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河 出新書)  他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何 が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも り家族会連合会部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会 委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』 被災者はどこに住むべきか~宮城県名取市閖上のいま 東日大震災の津波で700人以上が亡くなった宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区では今、どこに町を再建するかを巡り、住民と

  • おでん、バナナ、和雑貨まで、変わり種も続々登場実は奥がふか~い“自販機ビジネス”の歴史と新潮流

    消費インサイド 今の世の中、いったいどんな商品やサービスが流行っているのか? それを日々ウォッチすることは、ビジネスでヒントを得るためにも重要なこと。世間でにわかに盛り上がっているトレンド、これから盛り上がりそうなトレンドを、様々な分野から選りすぐってご紹介します。 バックナンバー一覧 冬のしばれる寒さのなか、吐き出す白い息の向こうに浮かぶやわらかな光──人気(ひとけ)のない夜道を1人で歩く時など、自動販売機の明かりにホっとする人もいると思う。 日自動販売機工業会の発表によれば、2011年末時点で日全国に設置されている自動販売機はおよそ508万台。そのうち全体の49.8%にあたる253万台が飲料用の自販機であり、普及台数に占める割合がもっとも多い。2000年をピークとして、普及台数、売上ともに減少傾向にあるものの、飲料やタバコなど、業界全体の売上額は年間で5兆円を超える。一大産業である

  • この春、憂鬱な“つながり予備軍”が急増の予感?ビジネスマンが悩む新手の「SNS疲れ」解消法

    News&Analysis 刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治や時事など、注目のテーマを徹底取材し、独自に分析。内外のネットワークを駆使し、「今」を伝えるニュース&解説コーナー。 バックナンバー一覧 上司、部下、同僚、そして取引先の新しい担当者――。企業で人事異動が行なわれる4月は、ビジネスマンにとって1年のうちで最も人間関係の変化が大きい季節だ。今やビジネスの絆を深める重要なツールの1つとして認識されているSNSだが、あなたにとっての新たな「つながり予備軍」はさらに増えていくことになる。そうしたなか、仕事を円滑に進めるために、相手の求めに応じて否応なくSNSでつながらなくてはならない人が増え、疲れてしまうケースが増えそうだ。一方、SNSの「暗黙の作法」がわからずに、自分が気づかぬうちに相手を疲れさせてしまうこともあり得る。そうした事態が続くと、人間関係がギクシャクし、ゆくゆくは

    この春、憂鬱な“つながり予備軍”が急増の予感?ビジネスマンが悩む新手の「SNS疲れ」解消法
  • 国民に知らされないTPPという悲劇

    やまだ・あつし/1971年朝日新聞入社。青森・千葉支局員を経て経済記者。大蔵省、外務省、自動車業界、金融証券業界など担当。ロンドン特派員として東欧の市場経済化、EC市場統合などを取材、93年から編集委員。ハーバード大学ニーマンフェロー。朝日新聞特別編集委員(経済担当)として大蔵行政や金融業界の体質を問う記事を執筆。2000年からバンコク特派員。2012年からフリージャーナリスト。CS放送「朝日ニュースター」で、「パックインジャーナル」のコメンテーターなどを務める。 山田厚史の「世界かわら版」 元朝日新聞編集員で、反骨のジャーナリスト山田厚史が、世界中で起こる政治・経済の森羅万象に鋭く切り込む。その独自の視点で、強者の論理の欺瞞や矛盾、市場原理の裏に潜む冷徹な打算を解き明かします。 バックナンバー一覧 安倍首相は15日にもTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加を表明する。 TPPとはいったい

    国民に知らされないTPPという悲劇
  • 日の丸家電は「高付加価値神話」から脱却せよ!アップルやサムスンも知らない日本復活の条件(下)――長内厚・早稲田大学准教授に聞く

    かつて日の花形産業だった家電業界が、窮地に陥っている。グローバル市場での強敵・米アップルや韓サムスンに打ち勝つためには、どんな戦略転換が必要なのか。日の製造業の製品開発マネジメントに詳しい長内厚・早稲田大学ビジネススクール(大学院商学研究科)准教授は、グローバル市場を視野に入れた製品開発・販売が進んでいないことが、日メーカーの大きな弱点の1つと指摘する。前回に引き続き、長内准教授に「日の丸家電復活」の条件をさらに深く聞いた。(まとめ/ダイヤモンド・オンライン 小尾拓也) 地味でも収益が安定する薄利多売製品 強いビジネスモデルが崩れたシャープ ――前回は、日の家電メーカーが高付加価値戦略に依存しがちなことが、グログローバル市場での足かせになっているという分析を聞いた。従来日企業は、より高付加価値の製品をつくれることが、自分たちの強みだと考えていた。もうそうした考え方は通用しないとい

  • アベノミクスのメカニズムと日本経済の最弱点

    やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 アベノミクスは当に危険なのか? 「リフレはヤバイ」とする意見の背景 金融マーケットは、円安とこれを背景とした株高に湧いているが、「アベノミクス」については

    アベノミクスのメカニズムと日本経済の最弱点
  • 復興に向けた明るい話題の裏にある予算があれば解決とはいかない課題――岩手県大船渡市 角田陽介副市長

    公共交通機関の 復旧に向けた動き 震災前、大船渡市内には、JR大船渡線(陸前高田市境~大船渡駅~盛駅)と三陸鉄道南リアス線(盛駅~吉浜駅~釜石市境)の2つの旅客鉄道の路線があり、高校生などを中心とした自動車を使わない方々の生活の足として重要な役割を果たしていた。 しかし、震災とともに両線はいずれも不通となり、岩手県交通株式会社のご尽力により幾度となく路線の再編が行われたバス輸送と、家族の方々のマイカーによる送迎などによって、交通弱者の方々の様々な移動需要に対応してきた。 この3月2日にはJR東日によって大船渡線におけるBRT(バス高速輸送システム)による運行が開始され、また4月3日には三陸鉄道南リアス線の盛駅~吉浜駅(大船渡市最北の駅)までの鉄路による開通が予定されるなど、公共交通サービスは大きく改善されるものと期待している。

  • 溺れるシャープに手を差し出すサムスンが狙う本当の“獲物”

    inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 日から液晶テレビや半導体で世界首位の座を奪ったサムスンは、いまだにビジネスの“領地拡大”に貪欲だ Photo by Naoyoshi Goto サムスンはそんなに甘い会社ではないはずだ──。 経営再建中のシャープは6日、韓国サムスン電子と資提携をすると発表した。サムスンの日法人を引受先とする第三者割当増資を実施(1株290円)し、発行済み株式の約3%に当たる104億円の出資を受けることになる。 資増強に向けての前進と受け止められ、市場ではシャープの株価が急上昇。一時356円と2割近くも上がり、約1カ月ぶりの高値をつけた。 実のところ、世界最大のテレビメーカーとなったサムスンは、以前からシャープの上客だ。 生産

    溺れるシャープに手を差し出すサムスンが狙う本当の“獲物”
  • 【新連載】現地再建か、内陸移転か町の再建に揺れる被災地・宮城県名取市閖上の確執

    通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日の「ひきこもり 」界隈を取材。東日大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河 出新書)  他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何 が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも り家族会連合会部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会 委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』 被災者はどこに住むべきか~宮城県名取市閖上のいま 東日大震災の津波で700人以上が亡くなった宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区では今、どこに町を再建するかを巡り、住民と

  • 「被災者」という名前の人間はどこにもいない “お涙頂戴”で切り捨てられた真実に迫る写真家 【写真家・初沢亜利×社会学者・開沼博】

    1984年、福島県いわき市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府修士課程修了。現在、同博士課程在籍。福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員。専攻は社会学。学術誌のほか、「文藝春秋」「AERA」などの媒体にルポ・評論・書評などを執筆。 著書に『漂白される社会』(ダイヤモンド社)、『はじめての福島学』(イースト・プレス)、『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)、『地方の論理 フクシマから考える日の未来』(同、佐藤栄佐久との共著)、『フクシマの正義 「日の変わらなさ」との闘い』(幻冬舎)『「原発避難」論 避難の実像からセカンドタウン、故郷再生まで』(明石書店、編著)など。 第65回毎日出版文化賞人文・社会部門、第32回エネルギーフォーラム賞特別賞。 対談 漂白される社会 売春島、偽装結婚ホームレスギャル、シェアハウスと貧困ビジネス…好奇の眼差しばか

  • 日の丸家電敗北の真因はグローバル競争にあらずアップルやサムスンも知らない日本復活の条件(上)――長内厚・早稲田大学准教授に聞く

    大赤字に喘ぐソニー、パナソニック、シャープなどの家電各社は、事業を抜的に建て直す必要性に迫られている。かつて日の花形産業だった家電業界の窮状は、目を覆うばかりだ。なぜ日メーカーは、これほどの窮地に陥ってしまったのか。グローバル市場でシェアを拡大する米アップルや韓サムスンに、打ち勝つことはできないのだろうか。家電をはじめ、日の製造業の製品開発マネジメントに詳しい長内厚・早稲田大学ビジネススクール(大学院商学研究科)准教授に、日の丸家電敗北の真因と日が復活するための条件を聞いた。(まとめ/ダイヤモンド・オンライン 小尾拓也) ソニー、パナソニック、シャープ 日の丸家電が苦境に陥った3つの原因 ――大赤字に喘ぐソニー、パナソニック、シャープなどの家電各社は、大規模なリストラを余儀なくされ、事業を抜的に建て直す必要性に迫られている。かつて日の花形産業だった家電業界が、なぜこれほどまで

  • 【特別インタビュー】岩田規久男・学習院大学教授「日銀は2%インフレ目標にコミットすべし。わが金融政策のすべてを語ろう」 | 論争!日本のアジェンダ | ダイヤモンド・オンライン 20

    「アベノミクス」で円安・株高が続く日。人々は日経済復活への期待に胸を膨らませている。そのアベノミクスで金融政策の柱となるのが、インフレターゲット(物価上昇率目標)を2%に定め、大胆な金融緩和によって、デフレと円高から脱却するというシナリオだ。それには、新たな金融政策レジームの構築も必要となる。これまで多くの課題を指摘されてきた日銀行の来あるべき姿や、とるべき金融政策のスタンスとはどんなものか。また、アベノミクスの効果とはいかほどのものなのか。日のリフレ派経済学者の代表格として知られ、次期日銀副総裁にも名前が挙がる岩田規久男・学習院大学経済学部教授に、論点を詳しく聞いた。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン 編集長・原英次郎、小尾拓也) ――まずは、日銀行のあるべき姿や、とるべき金融政策のスタンスについて、詳しくお話を聞かせてください。政府と日銀行は、1月下旬に行なわれた日銀金融

  • 【携帯電話】スマートフォンの急速な普及でビジネスの構造転換を迫られる

    メディアとオーディエンスを取り巻く環境変化や将来展望について、独自の視点と手法から知見を開発して情報を発信しながら、メディア産業に関わる企業のコンサルティング活動などを行なっている。 『情報メディア白書』2013ダイジェスト 情報、メディアを扱う産業は、時代の求めと技術の進展を貪欲に飲み込みながら、常に我々の生活を変えてきた。経済成長が停滞から抜け出せないこの20年の間も、新たなサービスが次々に登場し、既存の産業を巻き込みながら成長を遂げているのである。そのような産業群を、データを元に網羅的にウオッチしてきたのが『情報メディア白書』。分析したデータは、情報メディア産業が例年にも増して大きく変化を遂げていることを明らかにしている。 バックナンバー一覧 『情報メディア白書』(電通総研編 小社刊)は1994年から毎年刊行しているデータブック。新聞・出版から広告、携帯電話、通信販売業まで情報メディ