ECはオランダの大学の研究チームにソフトウェア特許が技術革新に与える影響に関する研究を委託しているが、ECはその結論を待たずにソフトウェア特許の法制化を推進するという奇妙な構造が見えてくる。(IDG) オランダの大学の研究チームが欧州委員会(EC)の委託を受け、ソフトウェア特許が技術革新に与える影響に関する研究を行っている。しかしECでは、この研究の結果の発表を待たずにソフトウェア特許を導入する計画を推進している。 オランダのマーストリヒト大学の研究チームは2004年12月、ソフトウェア特許がソフトウェアの技術革新に与える法的/技術的/経済的影響に関する研究を開始した。研究期間は3年とされている。 この研究では、広い観点から経済的影響の検証が行われる。マーストリヒト技術革新経済研究所(MERIT)でフリー/オープンソースソフトウェア研究プログラムの責任者を務めるリシャブ・エイヤー・ゴーシュ