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2008年7月18日のブックマーク (5件)

  • 経済学者が常人とちょっとズレている点についての弁解 - www.be-styles.jp

    貨幣価値は経営と顧客が決める - 起業ポルノ を読んで。題名からして間違ってるんだけど、それは仕方のないこと。言いたいことはそんなに間違っていないし、世間的にはすこぶる正しい。ただ、経済学者はそうは考えない。 誤解して欲しくないけど、元エントリの批判じゃなくて、経済学徒と世間の認識のズレを感じたから、それをつらつらと書こうと思う。分かりにくかったら当に申し訳ない。僕の力不足だ。 経済学的に言えば、貨幣価値(交換価値)は、経営(売り手)と顧客(買い手)が決めるわけではない。双方の関係性から、必然的に一意に決定されてしまうものだ。 完全競争の元では、売り手も買い手も価格を決定できない。売り手と買い手が自由に価格交渉をして、その結果創発する価格に双方が従う(プレイステイカー)。需要と供給が一致した点で価格が決まるというやつだ。売り手も買い手も、そうやって決まった価格というルールを受け入れて取引

  • 貨幣価値は経営と顧客が決める - 起業ポルノ

    前回エントリーでは、著作権は独占だから廃止しようという趣旨の池田信夫氏のブログエントリーに反論したところ、池田氏から「著作権は必要か」というタイトルでトラックバックを頂いた。こちらのエントリーで、池田氏が書いていた「契約ベースで多様な情報の流通形態を創造」の中身が分かった。 今回の池田氏のエントリーは、あくまで前回エントリーの補足になると思うが、コピーOKが前提となっているように読める記述があったり、レコード会社より著作者の権利の強さを問題にしているところなど、賛同できない部分も多い。ただ、私はBoldrin-Levineを読む気力が沸いてこない(Chapter Titleは刺激的だけど、私の英文読解力は低いし、時間がかかりすぎる)ので、これ以上の反論は控えたいと思う。 私の考えとしては、あくまでコンテンツ同士が競争する市場があれば、著作権であったり、私的複製以外の部分でのコピー禁止措置と

    貨幣価値は経営と顧客が決める - 起業ポルノ
  • BrainStorm: ダビング10は社会余剰を低下させるか

  • 複製コストがタダのものには貨幣価値はないの? - 起業ポルノ

    池田信夫氏が、めずらしく経済学分野で極論を展開している。多分、どっかからツッコミが入ると思う(そう信じたい)のだけど、私にはトンデモに思える一方で、コメント欄やブクマには賛同意見が多いようなので、反論を書いてみたい。 まず、元々は『週刊ダイヤモンドの岸博幸氏の「ダビング10で市場縮小の恐れ」』への反論であって、この部分では異論がない。 確かに、岸氏の外部経済効果(ググって混乱したじゃないか)はおかしい。また、私も週刊ダイヤモンドの掲載文を読んでいないので断言はできないが、価格が上がると生産量が増えるという供給メカニズムで、コンテンツマーケットを説明して「価格決定」するという説明は、明らかに何かが間違っている可能性が高いと思う。 それを明快に指摘した部分では池田氏は良い仕事をしているとは思うが、ただ池田氏の主張している内容はかなり過激だ。この反論の中で、池田氏はわざわざ、グラフ中で「1商品あ

    複製コストがタダのものには貨幣価値はないの? - 起業ポルノ
    shiranui
    shiranui 2008/07/18
    コメント欄も
  • 文化審議会 著作権分科会(第20回)議事録 [資料4-1] 4.契約・利用ワーキングチーム-文部科学省

    著作権法と契約の関係 今回の検討の対象としたソフトウェアや音楽配信、データベース、楽譜レンタルに関する契約にみられる条項について言えば、著作権法の権利制限規定に定められた行為であるという理由のみをもって、これらの行為を制限する契約は一切無効であると主張することはできず、いわゆる強行規定ではないと考えられる。これらをオーバーライドする契約については、契約自由の原則に基づき、原則としては有効であると考えられるものの、実際には、権利制限規定の趣旨やビジネス上の合理性、不正競争又は不当な競争制限を防止する観点等を総合的にみて個別に判断することが必要であると考えられる。 また、今回は個別の権利制限規定について具体的な検討はしなかったものの、例えば、第32条の引用や第42条の裁判手続き等における複製の規定についても、これらをオーバーライドするあらゆる契約が一切無効であるとまでは言えず、この意味で強行規

    shiranui
    shiranui 2008/07/18
    著作権法と契約法(いわゆる契約によるオーバーライド)