知財弁護士の本棚企業法務を専門とする弁護士です(登録28年目)。特に、知的財産法と国際取引法(英文契約書)を得意としています。 ルネス総合法律事務所 弁護士 木村耕太郎 最近、(案件によってだと思うが)外国、特にアメリカには出願するが日本には出願しない日本企業があると聞いた。 長年、年間約40万件で安定推移していた日本の特許出願件数も急速に減少傾向にあるらしい。 こうしたことで、国内特許事務所は危機感を持っており、コンサルティング業務など新規事業の開拓に力を入れているところもある。 しかし知財管理2009年11月号の「特許事務所活用の現状とこれから」によると、企業側としては、伝統的な業務以外の業務は、ほとんど特許事務所に期待していないようである。 企業が特許事務所と新規に取引をするのは既存の事務所に不満を感じた場合が最も多く、今後の事務所数を「現状維持」または「減少させたい」と考えている企
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