竹原信一市長が議会をボイコットするなど混乱の続く鹿児島県阿久根市で14日、市の主催する市民懇談会があり、竹原市長や市民約650人が出席した。市長は、降格人事に不服を申し立てた職員や、対立関係にある市職員労働組合の役員ら市職員8人を職務命令で参加させた。会場の市民からは、竹原市長の議会ボイコットへの批判も出た。 職務命令で出席した職員8人はステージに上がって自己紹介をした。「どうして呼ばれたか、総務課長に尋ねましたが回答頂けませんでした。今後に生かしたいと思っています」とあいさつをする職員もいた。 職員8人と参加した市民との意見交換では、市民から、市職員の共稼ぎをめぐって「数少ない高給取りを一つの家族で独占しようとしている」との批判も出た。 会場からの意見は市側が指名する形で進行し、市長への批判が出たのは開会から1時間以上後。若者らの市民団体「阿久根の将来を考える会」の川原慎一会長は、