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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (8)

  • サンドイッチ: 極東ブログ

  • [書評]式の前日(穂積): 極東ブログ

    以前ネットで話題になって、おそらくそのせいだと思うけど、アマゾンなどでもしばらく品切れで、今見ると数日待ちの状態。アマゾンの数日待ちは当てにならないので放置し、いずれ読む機会があるだろうと思ったが、昨日出先の書店で平積みだったので買って読んだ。 最初にお断り。 以下、ネタバレがあります。ネタバレと言うべきなのかという、それ以前の問題もあるけど、このコミック未読の方は、以下を読まないほうがいいかもしれません。 それと、この作品を諸手で絶賛している人がいるのは知ってます。けなすとか評価が低いということではまったくありませんが、絶賛以外の感想は許せないというタイプの人は以下、スルーしてください。また帯に「”泣ける”読み切り6篇」とあるのですが、私はそうは読んでいません。 正直にいうと、そう読むことが評価にならないようには思っています。 *  *  * 作者についても、またこの作品の周辺的な話につ

  • [書評]Say It Better in English: Useful Phrases for Work & Everyday Life(Marianna Pascal): 極東ブログ

    [書評]Say It Better in English: Useful Phrases for Work & Everyday Life(Marianna Pascal) 先日ツイッターで英語勉強法の話題があって、「それならいいのがありますよ」みたいなことをつぶやいた。念頭にあったのは、この、「Say It Better in English: Useful Phrases for Work & Everyday Life(Marianna Pascal)」(参照)。タイトルを訳すと、「英語で上手に言う方法。職場と日々の暮らしで役立つ言い回し」となるだろうか。そういう感じの。 日常的な英会話でよく使われる表現を368個まとめて、それに簡単な解説とイラストと例文が付いている。ちょっとした絵といった風情なので、中学生が読んでもいい。英語のレベルからすると、中学生くらいが相当かもしれな

  • [書評]コーパス100!で英会話|コーパス・フレーズ練習帳(投野由紀夫): 極東ブログ

    投野由紀夫先生のコーパス英語の書籍は他にもいろいろあるし、実用性という点では書「コーパス100!で英会話|コーパス・フレーズ練習帳」(参照)以外にもお薦めしたいはある。でも、このは少し毛色が違い、知的にも面白い。たぶん、英語が苦手な人にとっても英語が得意な人にとっても、へぇと改めて思うところが多いのではないか。高校生も社会人にも興味深い内容だろう。 コーパスというのは、文例を集めたデータベースのことで、自然言語の解析で、実際の言語現象からという方法論をとる際に基点となるものだ。その分、どのようにコーパスを形成するかが難しいとも言えるし、投野先生の専門はそこにあるのではないかと思うが、学問的な部分の著書は見かけないのが少し残念でもある。余談だが、コーパスには屍体という意味もあり、現代英語では解剖学用語の含みがあるが、モーツアルトのアヴェ・ヴェルム・コルプス(Ave verum corp

  • [書評]「進化論」を書き換える(池田清彦): 極東ブログ

    「「進化論」を書き換える(池田清彦)」(参照)は3月に出ただが、進化論がたまに話題なるネットでもさほど話題になってないような印象を受けた。内容がごく平凡だからというのがあるのだろうと思っていた。いまさらネオダーウィニズムを科学だとか言って持ち上げるのは、創造論やID論批判をしてダーウィニズムを唱道する一群のネットの変な人たちくらいでしょと思っていた。意外とそうでもないのかもしれないが。 書名は誤解を招きやすい。進化論を書き換えて創造論やID論にするというわけでもなく、ダーウィニズムをラマルキズムにするという愉快な話でもない。ごく普通にネオダーウィニズムの破綻の整理と現在の進化論研究の雑駁なまとめであり、しいていえば、「ネオダーウィニズムを書き換えましょうかね」というくらいの雑談である。著者もそのくらいに理解しているようだ。 表題は『「進化論」を書き換える』であるが、正確に言えば、進化論は

  • [書評]睡眠はコントロールできる(遠藤拓郎・江川 達也): 極東ブログ

    睡眠はコントロールできる (メディアファクトリー新書)」を読んだ。二度読んだ。さらに読むかもしれない。タイトルからすると、睡眠をどうコントロールするかという点に関心を持つかもしれないが、内容はやや違っていて、著者の一人、遠藤琢郎氏による睡眠クリニックの話がメインである。つまり睡眠障害にある人の事例を挙げて解説するというもの。で、それはそうなんだが……。 このの面白さ、あるいは有用性はそこではないのではないかと思う。じゃあ、どこか。簡単に言うと、各種の精神的な問題、あるいは勉強や仕事などに関連する社会的問題が、人は自覚していないけど実は睡眠に起因しているという側面をよく描いている点にある。いろいろ現代思想するんじゃなくて、それ、睡眠障害だよ、みたいな。 読みながら思ったのだが、ツイッターにいろいろネガネガをまき散らしている某氏・某女史は、精神的な問題あるいは社会問題、ひいては日社会の

  • [書評]英語流の説得力をもつ日本語文章の書き方(三浦順治): 極東ブログ

    書名の「英語流の説得力をもつ日語文章の書き方」だけ見ると多少奇妙な印象を受ける。英語なら説得力があり日にはないのか、と思うかもしれない。そうではない。英米人が普通高校や大学で学ぶ、いわゆるテーマライティングの教科書であり、作文技術である。 名著「理科系の作文技術 (木下是雄)」(参照)をより体系的にした実践書とも言える。欧米人はこうした作文技術を学んで文章を書くから英語流の説得術が生まれる。それを日語でも可能にするための教書である。 作文技術についてはほぼ決定的な書籍であるとも言ってよいだろう。日の高校生や大学生、そしてできれば社会人も読んでおくとよいが、演習問題も付いたいわゆる教科書的な書籍なので、趣味で文章読を読むという趣向には合わない。 このジャンルの書籍としてはこのブログで昨年秋、「日語作文術 (中公新書:野内良三)」(参照)を扱った。野内氏も仏文学者であった

  • [書評]ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である(いしたにまさき): 極東ブログ

    「みたいもん!」(参照)のいしたにまさきさんが、ブログとツイッターをやっている、著名ブロガー、ネット文化のわかる文化人、ネットで著名なエンジニアWebサービス運営者、そしてそれに収まらない人110名へのアンケートをもとに、なんでこの人たち、ブログとかツイッターの活動しているのか?という秘密に迫る書籍を出した。 そして、「ねえ、きみたちぃ、ネットで儲けてんじゃなあい?」という素直な問いにも迫っている。そのあたりにも書の独特の面白さもある。 アンケートはこんな感じ。 いちばん好きなWebサービスは何? これまで一番衝撃を受けたWebサービスは何? ネットで情報発信する際にいちばん必要なスキルとは? ネットで発信する際に心がけていることは? 収入面での変化はあった? それはネットをはじめて何年ったってから? ブログのアクセス数を増やす努力はしている? ツイッターフォロワー数を増やす努力はして

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