現在用いられるサーバー向けのストレージネットワークとしては、ファイバチャネル(FC)が有名だ。FCは、パフォーマンスに関しては、ほかのストレージネットワークよりも高いが、設定やチューニングが非常に難しい。さらに、FCのハードウェア機器のコストもかかる。こうした点を改善するものとして、ここ数年注目が高まってきたプロトコルに、iSCSIがある。 メディアとしてEthernet(TCP/IPネットワーク)を利用し、その上にSCSIプロトコルを走らせてストレージネットワークを構成しているiSCSIでは、Gigabit対応のイーサネットカードやスイッチなどによって、ネットワークを構築できるのが魅力。中小規模の企業でも導入が検討されるようになり、各社から多くの製品が提供されるようになった。その中の1つ、日本HPの「HP StorageWorks All-In-One Storage System(Ai