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ブックマーク / xtech.nikkei.com (59)

  • AWS大障害の真相、不具合が連鎖して冗長構成の「安全神話」が崩壊

    2019年8月23日午後、Amazon Web Services(AWS)が6時間ほど停止した。日のクラウドサービスで5割近いシェアを持つだけに影響は大きかった。原因は東京リージョンの一部エリアで発生した空調設備の故障だ。制御システムにフェイルオーバーしないバグがあり、機器制御装置も異常動作した。重要システムは冗長化するといった対策が利用企業に改めて求められている。 「あれ?自転車が返せないぞ」。2019年8月23日午後1時すぎ、ドコモ・バイクシェアが運営するシェア自転車を東京都内で返却しようとした50代の会社員は戸惑った。 通常なら自転車に鍵をかけてパネルのエンターキーを押せば「返却」と表示されて完了するが、何度押しても「返却場所ではない」と表示されるばかり。サポートセンターに電話してもつながらない。次の用事もあるため、鍵をかけて放置するしかなかった。 サービスに不具合が生じたのは、同

    AWS大障害の真相、不具合が連鎖して冗長構成の「安全神話」が崩壊
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    shny_wd 2019/08/30
  • 最後まで指し切った「電王手くん」の裏側

    2014年3月15日に行われた「第3回将棋電王戦」(主催:ドワンゴ、日将棋連盟)の第1局は、コンピューターソフト「習甦」(開発者:竹内章氏)が菅井竜也五段に98手で勝利した。コンピューターの指示した手を将棋盤上で再現する“代指しロボット”の「電王手くん」は、休憩も含めて10時間20分に及ぶ対局で終始無難に動作し続けた。開発を指揮したデンソーウェーブ制御システム事業部技術企画部製品企画室主任の澤田洋祐氏への取材に基づいて、電王手くんの裏側に迫った(関連記事1、関連記事2)。 設置環境 有明コロシアムで行われた第1局では、電王手くんを対局場の畳の上に置いただけのように見える。だが、実際はその下にある床面に固定していたのだという。対局場は床面に対して30cmほど上げ底になっており、電王手くんのコントローラーもこのスペースに格納していた。コントローラーは、対局場の外にある控え室のコンピューターと

    最後まで指し切った「電王手くん」の裏側
  • DNP、米アップルの近距離データ通信機能「iBeacon」対応のスタンプラリーサービス

    大日印刷(DNP)は2014年3月3日、iOS 7の近距離データ通信機能「iBeacon(アイビーコン)」に対応したスタンプラリーサービス「Sitekicker+(サイトキッカープラス) for スタンプラリー」を、同日開始したと発表した。スマートフォンを専用端末に「かざす」動作が不要で、スタンプポイントに近づいただけでスタンプを集めることができる。 あらかじめ、iPhone側で専用アプリを起動しておくと、施設内のビーコンデバイス付近のスタンプポイントに近づいた時に、Bluetooth経由でスタンプの情報を自動受信する仕組み。スタンプポイントとの距離に応じて、配信する情報を変化させることも可能。例えば、店舗の入り口では日の特売情報、個別のエリアでは該当する商品カテゴリーの情報、商品棚の前では対象商品の情報を表示させる、といったこともできる。 行動分析などのデータ取得も可能で、マーケティ

    DNP、米アップルの近距離データ通信機能「iBeacon」対応のスタンプラリーサービス
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    shny_wd 2014/03/05
  • 3Dビューで見るGoogleとYahoo! Japanの設計思想の違い

    唐突で恐縮だが、とても面白いツールを紹介したい。Firefoxに標準で備わっている「3D view」という機能である。このツールは、平面として表示されているWebページを、構成要素の階層構造が分かるように3D表示に変換してくれるのだ。 Firefoxにこの機能が搭載されたのは、2011年12月にリリースされたFirefox 11のAurora版(アルファ2版)から。2012年には、いくつかの記事やブログでこの機能が紹介されている。一部の開発者などの間では有名な、“知る人ぞ知る”機能だったようだ。 3D viewは、もともと開発者向けの機能である。米モジラ・ファウンデーションのツール紹介サイトでは、HTMLのレイアウト上の誤りを見つけたり、レイアウトを最適化する方法を探したりするのに効果的だとしている。 ただ、この3D view機能を開発者だけに使わせておくにはもったいない。Webページの仕

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  • エクシード、DevOpsツールのクラウドサービス「cloudrop」を開始

    エクシードは2013年2月13日、システム開発者を想定ユーザーとしたシステム運用管理ツールのクラウドサービス「cloudrop」を開始した(図)。運用担当者ではなく開発者を想定ユーザーとした運用管理ツールのことを、最近「DevOpsツール」と呼ぶ。cloudropはDevOpsツールとして著名な「Chef」をベースにしており、システム運用の「ひな形」を使ってOSやミドルウエアの運用管理を自動化できる。 米オプスコードが開発するChefの特徴は、リレーショナルデータベースソフトの「MySQL」や分散バッチ処理ソフトの「Hadoop」、Webサーバーの「Apache」などの設定を変更するスクリプトを、プログラミング言語の「Ruby」を使って記述できることである。Chefでは運用管理用のスクリプトを「レシピ」、特定のソフト用にレシピをまとめたものを「クックブック」と呼ぶ。 エクシードはChefの

    エクシード、DevOpsツールのクラウドサービス「cloudrop」を開始
  • SCSKが企業向けオープンソースを格付け、Webで公開

    SCSKは2012年12月25日、情報システム分野で使われるOSS(オープンソースソフトウエア)を格付けしたレーダーチャート「OSS Radar Scope」(写真)をWebで公開した。Webから収集可能な客観的なデータを利用してSCSK独自の基準で月次で格付けする。チャートは月次で更新し、格付けの基準とともに公開する。 客観的な指標(Webで機械的に収集できる情報)を利用して、「良質なOSSかどうか」を格付けする。指標とするメトリクスは9種類。(1)過去12カ月のマイナーリリース数、(2)同パッチリリース数、(3)提供されているドキュメントの種類、(4)サポートサービスの提供企業数、(5)Amazonでの書籍冊数、(6)メーリングリストの月間平均トラフィック(一般向け)、(7)同(開発者向け)、(8)推進している組織の種類、(9)初期リリースからの経過年数---である。 個々のメトリクス

    SCSKが企業向けオープンソースを格付け、Webで公開
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    shny_wd 2013/01/01
  • DNSの「D-root」サーバーのIPアドレスが変更、企業側サーバーも更新が必要

    レジストリサービス(JPRS)は2012年12月18日、DNSDomain Name System)の大もとのサーバーである「ルートサーバー」の一つ「D.root-servers.net」(D-root)のIPアドレスが2013年1月から正式に変更されることをアナウンスし、DNSサーバーを運用している企業や組織の管理者に対応を呼びかけた。 D-rootを管理している米メリーランド大学が現地時間12月14日に事前予告(advance notice)していたもので、IPアドレス(IPv4アドレス)が従来の「128.8.10.90」から「199.7.91.13」に変更される。新しいアドレスは既に利用可能となっているが、2013年1月3日に予定されているルートゾーンの変更終了時点より正式運用が開始されるという。 なお、変更されるのはIPv4アドレスだけで、IPv6アドレスについては従来の「2

    DNSの「D-root」サーバーのIPアドレスが変更、企業側サーバーも更新が必要
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    shny_wd 2013/01/01
  • ロジックベイン、ネット機器のコンフィグ管理ソフトの編集/反映機能を強化

    写真2●Net LineDancerの画面(新旧コンフィグの差分を比較し、パッチとなるCLIコマンド列を自動生成) ロジックベインは2012年11月30日、ネットワーク機器のコンフィグ情報を管理サーバー側で一元管理するソフトの新版「Net LineDancer v13.01」(写真)を発表した。従来版(関連記事)と比べ、テキストエディターで作成/編集したコンフィグを実際の機器に反映する機能を大幅に強化したほか、Linuxを動作保証の対象に加えた。2013年1月に出荷する予定。 ネットワーク機器(ルーターやスイッチなど)の設定(コンフィグ、インタフェース定義やアクセス制御リストなど)を一元管理する運用管理ソフトである。個々のネットワーク機器からコンフィグを収集してバックアップ/世代管理する。Telnet/sshでリモートログインしてCLIコマンドを実行する仕組みであるため、CLIを備えた機器

    ロジックベイン、ネット機器のコンフィグ管理ソフトの編集/反映機能を強化
  • 大日本印刷がO2Oサービスに参入、NFCでチェックイン

    写真●大日印刷が開発した「SNSチェックイン」のデモ。シール状のNFCタグにスマートフォンをタッチするだけでクーポンを取得できる 大日印刷は2012年6月27日、O2O(Online to Offline)サービス「SNSチェックイン」の販売を7月上旬から始めると発表した。NFC(近距離無線通信、キーワード解説記事)搭載のスマートフォンと、SNSのFacebookを連携させることでネットとリアル世界を結びつける。2013年3月までに約30件の導入を目指す。 大日印刷は東京都内で開催されたNFC関連の国際会議「NFC Forum」において、新サービスのデモンストレーションを披露した(写真)。NFC機能を搭載したスマートフォン(デモ機はNTTドコモのGALAXY SII)で、店舗周辺のポスターや店頭販促広告(POP)などに貼り付けたシール状のNFCタグにタッチすると、Facebook上で

    大日本印刷がO2Oサービスに参入、NFCでチェックイン
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    shny_wd 2012/07/01
  • 三省堂書店とBookLive、読書情報のSNSなどで連携

    トッパングループの総合電子書籍書店「BookLive!」を運営するBookLiveは2012年4月2日、ブラウザー上に自分が購入したの情報やレビューを公開できる“ソーシャル棚”サイト「読むコレ」をオープンした。三省堂書店と連携して三省堂の店頭で購入した書籍も“棚”内に表示。両社のポイントサービスも連携させる。 昨年末に発表した両社の事業提携に基づくサービス。読むコレでは、BookLive!とクラブ三省堂のユーザーIDを利用して、ユーザーが購入した書籍を公開。購入履歴やレビューをほかのユーザーと共有して、紹介しあうことができる。三省堂の書籍購入データベースを利用するため書籍情報の手動登録は不要で、棚内の同期ボタンを押すだけで書籍情報を管理できる。 また、クラブ三省堂ポイントのサービスをBookLive!ストアに導入する。両サービスのユーザーIDを連携させ、BookLive!での電子書

    三省堂書店とBookLive、読書情報のSNSなどで連携
  • Yahoo!、個人情報管理手段「Do Not Track」機能を初夏に世界全体で提供へ

    Yahoo!は現地時間2012年3月29日、個人情報管理手段「Do Not Track」を初夏までに全面導入すると発表した。同社の世界ネットワーク全体にわたってDo Not Trackヘッダーを利用可能にする。導入対象には、同社傘下のオンライン広告オークション事業Right Mediaとターゲット型オンライン広告技術のinterclickも含まれる。 Do Not Trackはインターネットユーザーがオンライン行動の追跡を拒否できるようにするための手段。米連邦取引委員会(FTC)はプライバシー保護の枠組み提案に同手段の採用を盛り込んでおり、3月26日に発表した最終報告書では「2012年末までに効果的で使いやすいDo Not Trackオプションを消費者に提供できるようになると確信している」との見解を示した(関連記事:FTCがプライバシー保護の報告書、データブローカー向け法整備など追加)。

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  • クラシック専門インターネットラジオ「OTTAVA」、聴取登録者が100万を突破

    TBSホールディングスは2012年1月24日、24時間無料のクラシック専門インターネットラジオ「OTTAVA」の聴取登録者が同日に100万を突破したと発表した。 OTTAVAは、クラシック音楽をシンボルとしたライフスタイルを提案する「新しい感覚のラジオステーション」として、2007年4月に開局したインターネットラジオ局。アートやカルチャー、文学、映画などを紹介しながら、長いクラシックの楽曲をサビの部分を抜粋、楽章単位でオンエアするというクラシック音楽の新しい放送スタイルを試みてきた。番組の聴取には、最初に簡単な登録(性別、居住地、聴取場所などを選択)を行う必要がある。この登録者の延べ数が100万人を超えた。 2009年には、iPhoneでストリーミング放送が聴けるアプリを開発した。2010年にはIR情報を閲覧できる機能も追加し、現在のアプリダウンロードは約5万に上るという。またチャリティコ

    クラシック専門インターネットラジオ「OTTAVA」、聴取登録者が100万を突破
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    shny_wd 2012/01/29
  • DNP子会社、ソーシャルメディア上のクチコミを分析する企業向けサービス

    大日印刷(DNP)の100%子会社DNPデジタルコムは2012年1月13日、ブログやTwitterなどからクチコミを集めて分析する「ソーシャルリスニングサービス」を開始すると発表した。企業名や商品・サービスなどについてのクチコミを集め、課題の抽出や改善策の提案などを行う。 特定のキーワードに対するクチコミをソーシャルメディア上から集めて分析。ポジティブとネガティブの各評価の収集、トレンド分析、風評被害へのリスクマネジメント、PRやプロモーションの効果測定などを行う。アンケートよりもコンシューマーの音を知ることができるという。 サービスは、単発でクチコミ集計を行う「トライアル(集計)」(最大で1カ月間)が1回6万円(税別、以下同じ)。これを基に、分析レポートや継続調査などを提供するメニューを用意した。例えば、トライアルの結果を週1回程度集計して月ごとのレポートを提出する「ベーシック(集

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    shny_wd 2012/01/17
  • Ruby向けOSS帳票ツール「ThinReports」、松江市の企業が島根県の助成で開発し無償公開

    マツケイは2011年11月2日、Ruby向け帳票ツール「ThinReports」の正式版をオープンソースソフトウエア(OSS)として無償公開した。GUI上で帳票を設計できるエディタも備える。マツケイは松江市の企業。島根県の助成を受け開発した。 ThinReportsは、GUI上で帳票レイアウトを設計できるデザインツール「ThinReports Editor」(写真)と、Ruby向けライブラリ「ThinReports Generator」で構成される。ThinReports Editorで作成した帳票レイアウトに基づき、ThinReports Generatorがデータベースから情報を読みだしてPDFを生成する(図)。ThinReports EditorはWindowsMacOS X、Ubuntuに対応。ThinReports Generatorが生成するPDFは暗号化やパスワード設定も可

    Ruby向けOSS帳票ツール「ThinReports」、松江市の企業が島根県の助成で開発し無償公開
  • Linux用パフォーマンス評価ツール UnixBench

    UnixBenchは、Linux環境で動作するパソコンの処理性能を評価するためのソフトである。CPUの演算性能や、2次元、3次元のグラフィックス性能を、数値として出力する。マルチコアにも対応している。 月額1000円以下で利用できる格安VPS(仮想専用サーバー)サービスが登場し、「UnixBench」がにわかに注目を集めている(写真1)。ネット上では、UnixBenchで測定した格安VPSのベンチマークが数多く公開されている。UnixBenchの数値が、格安VPSのコストパフォーマンスを測る指標となっているのである。 UnixBenchは1983年1月、オーストラリアのモナッシュ大学で開発された。名前にあるとおり、当初はUNIXシステムのベンチマークツールとして開発されたようだ。1989年、米国のコンピュータ雑誌「BYTE」が採用したことで広く知られるようになった。Linux向けに移植され

    Linux用パフォーマンス評価ツール UnixBench
  • 日本IBM、表計算のように分析できるHadoopソフト新版「BigInsights」

    IBMは2011年8月31日、大量データを分析するシステムをHadoopを用いて構築・運用するミドルウエアの新版「InfoSphere BigInsights Enterprise Edition V1.2」を発表した。新版では、表計算ソフトのようにHadoopデータを分析できる「BigSheets」機能を追加した(写真)。2011年9月2日に出荷する。 InfoSphere BigInsightsは、大量データ分析用の分散処理ソフト「Apache Hadoop」の、IBM版のディストリビューションである。Hadoopシステムを構築・運用するためのツール群を、企業向けにパッケージ化している。Hadoop独自の情報処理プロセス(MapReduce処理)を扱いやすくする上位言語(Jaql、Pig、Hive、その他)、インストーラ、統合開発環境、ジョブスケジューラ、ワークフローエンジンなどを

    日本IBM、表計算のように分析できるHadoopソフト新版「BigInsights」
  • みずほ銀障害に見る、人災と人為ミスの違い

    みずほ銀行が3月に引き起こした大規模システム障害は、東日大震災の義援金が引き起こした「天災」ではなく、明らかに「人災」だ。しかもシステム障害の原因は、現場の担当者の不手際といった人為ミスにあるのではなく、経営陣のITガバナンスの欠如にある。同行が5月に発表した調査報告書(pdf)が、そのことをはっきりと物語っている。 日経コンピュータでは6月9日号で、みずほ銀行が第三者委員会「システム障害特別調査委員会」に依頼して作成した調査報告書を独自に読み解き、分析した。その結果、みずほ銀行のシステム障害は、30の「不手際」が積み重なることで長期化したことが分かった(表)。 30の不手際の詳細は、日経コンピュータ6月9日号の「緊急特集」としてまとめたほか、同記事は6月13日から1週間に分けてITproにも転載する予定である。みずほ銀行のシステム部門が、多くの人為ミスを犯したのは事実だ。混乱のさなか、

    みずほ銀障害に見る、人災と人為ミスの違い
  • 日本のソフトウエア産業、衰退の真因

    ソフトウエア・エンジニアリングのリーダーの一人、エド・ヨードンは1992年に、『Decline and Fall of the American Programmer 』を著し、米国のソフトウエア産業の衰退と挫折を警告した。このを出す少し前まで、彼は「この国が危ない(A Nation at Risk)」というタイトルで講演行脚をしており、同書はそれをまとめたものである。 このの中で、ヨードンは日をソフトウエア開発における優等生の一人として挙げ、インドの飛躍を予見している。が書かれた時点では、インドのIT産業はまだ黎明(れいめい)期にあったが、彼の予想通り、現在は英語圏で質の高いソフトウエア開発力が得られる国として、欧米から頼られる存在になり、IT立国を目指す他のアジア諸国からお手と見なされるまでになった。 「この国が危ない」というヨードンの警告に触発されたのか、米国上院の「米国の

    日本のソフトウエア産業、衰退の真因
  • Hadoop使ってる?

    NTTデータのHadoopアプライアンス「Lindacloud for Hadoop」のプラットフォームとなる「Lindacloud」 米Googleの分散データ処理技術をオープンソースとして実装した「Hadoop」――。膨大なデータを高速に解析するツールとして桁違いの可能性を持ち、国内の一般企業でも利用が始まりました。 楽天は、ある商品に対するお薦め商品をリストアップする「レコメンド処理」などにHadoopを使用。NTTデータは、全国の渋滞情報をリアルタイムに可視化するシステムなどにHadoopを採用しました。 システムインテグレーターはHadoop関連のツールやサービスを相次いで発表しています。Hadoopを企業情報システムに組み込みやすくなってきました。 Hadoopの導入事例 グーグル発「Hadoop」、日企業も利用へ リクルートや楽天、分散バッチ処理ソフトHadoopの利用を拡

    Hadoop使ってる?
  • 凸版印刷と大日本印刷が「電子出版制作・流通協議会」設立へ

    凸版印刷と大日印刷(DNP)は2010年7月9日、電子出版の制作や流通関連事業者らで構成する協議会「電子出版制作・流通協議会」を7月27日に設立すると発表した。 同協議会では、電子出版ビジネスの発展に必要な課題の整理と検証、配信インフラ基盤に関わる問題とその解決、市場形成における検証や電子出版振興に関わる提言などを行う。出版関連団体と権利者、行政機関との連携をはかり、電子出版の発展に貢献する活動を目指すという。 凸版印刷とDNPが発起人となり、電子出版ビジネスに関心がある企業の参加を広く募集する。出版、印刷、流通、配信、端末、通信キャリア、技術開発、マーケティングなどの企業から参加を募るという。7月下旬に東京都内で設立総会の開催を予定している。 [発表資料へ]

    凸版印刷と大日本印刷が「電子出版制作・流通協議会」設立へ