新型コロナウイルス流行を受けたステイホームの実践で、在宅勤務や学校の遠隔授業が進み始めた。多少の不満もあるが、音楽や映画、スポーツ観戦も在宅で楽しめるようになっている。なかなか進まなかった遠隔医療にも前進がみられる。都心の職場に行く回数が減り、郊外へ引っ越す人も増えているという。そして自宅の通信環境の改善のために、多くの人が少なからぬ投資をするようになった。通信速度、安全な接続、集中できる環境
すえおか・ようこ/フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている。 IT&ビジネス 業界ウォッチ IT業界で話題の新サービス・新製品のニュース、これから話題になりそうな新ツール、知っておきたい各種の統計調査……などなど、経営効率化に寄与するIT業界の今のうごきをレポートします。 バックナンバー一覧 業務で使う生産性ツールといえば「Word」「Excel」に代表される「Microsoft Office」が代表的だが、この市場を取り崩すために10年以上戦っているのがGoogleのクラウドサービスだ。人気のメールサービス「Gmail」を筆頭に、カレンダー、ドキュメント、ストレージなど拡充を重ね、2016年にそれまでの「Google Apps」から「G Suite」として再出発した。
「マウスやタッチパネルではなく、人工知能(AI)を備えたチャットボットとの対話こそが、ユーザーインターフェース(UI)の主役になる」(米マイクロソフトのサティア・ナデラCEO)。 なぜか今、チャットボットが米IT経営者の間で大人気である。 チャットボット(chatbot、会話ボット)とは、テキストや音声による人間の質問に自動的に回答したり、雑談できたりするコンピュータソフトを指す。ヘルプツール、パーソナルアシスタント、雑談ボット、注文受付など、その用途は幅広い。 チャットボットの歴史は古く、1960年代には単純なパターンマッチに基づくチャットボット「ELIZA」が開発されている。30代以降の方なら、Office 97に常駐していたイルカを思い出す人もいるかもしれない。 ELIZAの登場から約50年後。2016年3~5月に米IT大手が開催した開発者会議では、ほぼ例外なくチャットボットが話題の
糖尿病患者にとって、毎日の血糖値テストは命に関わる問題。 ただ、テストのたびに針で刺して血液を摂取しなくてはならず、痛みをともなう苦しいものでもある。 そんな糖尿病患者の助けになろうと、Googleでは昨年、涙に含まれるブドウ糖量を測定するコンタクトレンズの開発を発表した。 ・糖尿病患者の血糖値を測定するタトゥー それとはまた違ったアプローチを進めているのが、カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究者Amay Bandodkar氏のチーム。ナノ工学を活用し、患者の生体データを測定する“タトゥ型ウェアラブル”の研究をおこなっている。 ・使い捨てで衛生的 このタトゥ型ウェアラブルには、フレキシブルな電子センサーが搭載されており、弱電流を流して、皮膚細胞内のブドウ糖量を測定する。使用後は使い捨てできるので、衛生的でもある。 開発チームでは、20~40歳台の糖尿病を患ったことのない健康な男女7人に治
科学が私たちの理解を変える方法は、ごく大ざっぱに分けて2つある。1つは外向き、つまり外の世界についての認識を変えるもの。もう1つは内向き、つまり私たち人間についての理解を変える方法だ。過去の3つの科学革命は、その両方に大きな影響を与え、外的世界に対する私たちの理解を変えることで「人間とは何か」をめぐる私たちの内的認識も変えた。 コペルニクス以後、それまでの地球中心の宇宙観に太陽中心の宇宙観が取って代わり、人間を宇宙の中心から追い出した。ダーウィンは、すべての生物種が自然淘汰によって共通の祖先から進化してきたことを示し、人類を動物界の中心から追い出した。そしてフロイト以降、私たちは精神も無意識の産物であり、抑圧という防衛機制に影響されることを理解するようになった。 つまり、私たちは宇宙の中心に位置する不動の存在ではなく(コペルニクス革命)、他の動物たちと切り離された別個の存在でもなく(ダーウ
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