電気刺激で加速度を感じるデバイス、阪大が開発 一体型VRヘッドセットにも搭載可能 大阪大学准教授の安藤英由樹氏らは、電気刺激を用いて加速度を感じさせるデバイスを開発しました。通常VRコンテンツでユーザーに加速度を感じさせるためには、モーションチェアー等に乗せて動かす必要がありますが、本デバイスはヘッドセットに搭載するだけで加速度の効果を与えることが可能です。 この加速度を感じさせるデバイスは小型化・無線化を実現しており、Oculus Goなどの一体型VRヘッドセットにも搭載が可能。よりリアルな体験を実現することが期待されています。 今回Mogura VRでは、このデバイスを開発した安藤准教授にメールインタビューを行いました。 一体型HMDがターゲット ――これは、どのような仕組みのデバイスですか? 安藤: 「多極前庭電気刺激」と呼ばれる技術を用いています。前庭感覚インタフェース技術の理論と