銀行が使い勝手の良い店舗作りに工夫を凝らしている。自由に使える場所を設けた店や土日でも口座開設ができる店なども登場した。銀行の店舗は来店者数が減少し、収益力が低下している。若年層をひきつけて取引を増やしたい考えだ。 オフィス街にある三井住友銀行の汐留出張所(東京都港区)には、約30席のイスやテーブルが置かれた「フリースペース」がある。電源や無線LAN(Wi―Fi)を無料で利用でき、スマートフォンを充電しながらお弁当を広げる若い女性や、ノートパソコンで仕事する男性が目に付く。同行のデビットカードがあれば、1日1杯無料で自動販売機の飲み物が飲めるため、昼時には席が埋まるほどだ。 7月に開店して以降、来店者の9割以上が若者や会社員で、「今後はオフィス街の他店にも広げたい」(上村明生・リテールIT戦略部長)という。
群馬県伊勢崎市立第三中学校(生徒約650人)のバドミントン部の保護者が、練習場所を確保するため毎月1回、夜通し並んで市民体育館の予約取りをしている。他の室内運動部に比べて創部が遅かったバド部は、平日に学校の体育館を使えないからだ。子供のためとはいえ、保護者には負担が大きく、学校体育館の利用時間の調整などをしていない学校側の配慮不足を指摘する声も出ている。 同校などによると、バド部の部員は、男女40人余り。約30年前の創部以来、学校の体育館は、より歴史のある部が優先的に使用し、土日しか使えないバド部は、主に市民体育館で利用料を払って練習している。 しかし近年、市民体育館でも地元のスポーツ団体などと競合するケースが増加。月に1度の先着順の利用予約日にコートを確実に押さえようと、保護者が約3年前、未明や早朝から交代で待つことを決めた。現在は、前日の午後11時頃から3人が交代で並んでおり、一部の保
17日昼頃(日本時間18日未明)、米ニューヨーク発ダラス行きのサウスウエスト航空機(ボーイング737―700型機)が離陸して上昇中に左側エンジンが破損し、飛び散った部品で客室の窓が割れて乗客が機外に吸い出されそうになるトラブルがあった。 米国家運輸安全委員会(NTSB)はこのトラブルで、乗客1人が死亡したと発表した。FOXニュースなどは、亡くなったのは吸い出されそうになった窓側席の乗客で、飛散した部品で頭を強打した可能性があると報じている。(ニューヨーク支局)
東京・銀座の中央区立泰明小学校が、イタリアの高級ブランド「アルマーニ」にデザインを依頼し、最大約8万円の標準服の導入を決めたことを巡り、同小の児童が登下校中に通行人らから服をつままれるなどの嫌がらせがあったことが区や同小への取材で分かった。 区教育委員会は19日の登下校時から、通学路に職員数人を配置し、同小の教職員らとともに児童の見守りを強化している。 区などによると、アルマーニ監修の標準服の導入方針が表面化した今月8日以降、児童から学校側に報告があった。登下校中の児童が通行人から服をつままれ、「これがアルマーニか」と言われたことがあった。また、別の児童は見知らぬ人から「あれが泰明小の子か」などと言われ、嫌な思いをしたという。
政府が小説や音楽などの著作権を保護する期間を原則20年延長し、「作者の死後70年」とすることが分かった。 11か国による新たな環太平洋経済連携協定(TPP)では、もとのTPPで決めた著作権の延長を棚上げすることになったが、日本は欧米と制度をそろえることにした。 著作権は、著作者が小説や音楽などの著作物について複製や放送、翻訳などを独占する権利。日本の著作権法では、著作権の保護期間を「作者の死後50年」と定め、権利の侵害には罰則もある。 米国を含む12か国が2016年2月に正式合意したTPPでは、映画や音楽の制作に強い米国の要求に応じて、保護期間を米国並みの「死後70年以上」にすることになった。日本は著作権法を改正し、TPP発効を条件に保護期間を70年とした。しかし、TPPが米国離脱で未発効となり、保護期間は50年のままとなっている。
大分、愛媛の両県を結ぶ「豊予海峡ルート構想」の実現を目指す大分市は、新幹線用の海底トンネルを整備した場合の調査結果をまとめた。 JR大分(大分市)―松山駅(松山市)間で1日往復32本の運行が可能で、最速約36分で結ぶことができるとし、1日当たり約6800人が利用すれば採算性が確保できると結論づけている。 大分市は2016年度、トンネルと橋、鉄道と道路を組み合わせた計11パターンの概算事業費を試算し、新幹線(単線)を海底トンネルで通す場合が最も安い6800億円になると導き出した。この海底トンネル案が最も実現可能性が高いとして、今年度は専門業者に委託してルートやダイヤ、営業損益などを調査した。 調査結果によると、単線のため、すれ違いや追い抜きに必要な中間駅を大分市佐賀関、愛媛県伊方町、同県大洲市付近に設けた場合、松山駅から大分駅に直行する下り列車の所要時間は約36分、上り列車は約43分となり、
2022年度末と見込まれる北陸新幹線敦賀(福井県)延伸に向け、加賀温泉駅での「全便停車」を訴える石川県加賀市のPR動画が人気だ。 市民らが出演し、金沢への対抗心や、自虐的な要素を加味して“面白い加賀市”を強調。昨年8月下旬の公開以来の視聴回数は11万回に迫る勢いだ。 動画は、誘致プロジェクト「東京2023加賀」のホームページ(http://www.tokyo2023kaga.jp/)で、「活動報告」として公開されている。同市の架空組織「新幹線対策室」の加賀停太郎(とめたろう)室長を中心にした市職員や市民らによる加賀温泉駅への新幹線停車実現に向けての“奮闘”を4話のドラマ仕立てにした。加賀美人が誘致にあたる「レディー加賀作戦」のほか、金沢に対抗し、加賀市の施設を「兼六園」ならぬ「兼七園」、「金沢21世紀美術館」ならぬ「加賀22世紀美術館」と改名する“迷案”など、1話ごとにネタが満載だ。 「金
情報通信研究機構は7日、太陽の表面で通常の1000倍にあたる大規模な爆発現象(太陽フレア)が発生したと発表した。 この影響で、8日午後から全地球測位システム(GPS)に最大で数十メートルの誤差が生じる恐れがあるなどとしている。 発表によると、太陽フレアは6日夜に発生し、通常より約1000倍強いX線の放出が観測された。これに伴い、同機構は8日午後3時~翌9日午前0時ごろの間、高温ガスが地球に到達すると予測。GPSのほか、飛行機や船の無線通信や人工衛星の運用などで、数日間にわたって障害が出る可能性を指摘している。人体への健康影響はないという。 同機構によると、今回と同じ規模の太陽フレアが発生するのは、2006年12月の観測以来11年ぶり。
X線天文衛星「ひとみ」が昨年3月、軌道上で異常な回転を起こして分解した問題で、宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))は5日、ひとみの姿勢を制御するプログラムを作ったNECとの間で、東京簡裁で民事調停が成立したと発表した。 NECがJAXAに5億円を支払う。 ひとみは昨年2月、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。JAXAはひとみの打ち上げ後、NECにひとみの姿勢を制御するプログラムの修正業務を委託したが、修正したプログラムに誤りがあり、ひとみが分解する原因の一つになったという。JAXAは今年2月、東京簡裁にNECの責任を問う民事調停を申し立てていた。JAXAが人工衛星の打ち上げを巡り、メーカーに民事調停を申し立てたのは初めて。
福井県おおい町出身で、人気お笑いコンビ、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さん(36)が、母校の町立大飯中学校(おおい町野尻)で、後輩に当たる町内の全中学生約230人を前に講演した。 歯に 衣 ( きぬ ) 着せぬ毒舌や、しばしば批判を巻き起こす過激な芸風が身上だが、「いつ死ぬか分からないから本当に好きなことを仕事にしよう」と夢を実現する大切さを訴え、テレビとは違う一面をのぞかせた。 村本さんは11日、相方の中川パラダイスさん(36)と登場。早口の毒舌でまくし立てる得意の漫才を披露した後、中学時代を回想しながら、約1時間、語りかけた。 小、中学校の頃は勉強もスポーツも苦手で、「学校でも人気がなくて誰も笑わせず、家で見るテレビの世界に入りたいとばかり考えていた。底辺中の底辺にいた」という。高校を中退後、タレントの養成所に入ったが、同期に早くから活躍する有名なタレントが多く、10年近く出番がほと
KDDI(au)が今夏にも、スマートフォンの主要プランで通話料や通信料を含めた月額料金を引き下げることがわかった。 10日に詳細を発表する。 利用者の大半が値下げの対象となり、利用者によっては料金が2割程度安くなる。 通信料が格安スマホより割高となっていることから、auの今年3月末時点の契約者数は1年前と比べて2%減っている。値下げで顧客の流出に歯止めをかける。 総務省は昨年4月、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯大手3社に対し、スマホ端末の過剰値引き販売を制限する指針を適用した。値引き目的の奨励金の支給を抑え、浮いたお金を通信料の引き下げに充てさせる狙いだったが、値下げは一部の利用者向けにとどまっていた。auは本格的な値下げに踏み切ることになる。
スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」が「配信開始から1か月で最も収益を上げたモバイル(スマホ向け)ゲーム」(収益額2億650万ドル=約207億円)など五つのギネス世界記録に認定された。 英ギネスワールドレコーズが発表した。 いずれもモバイルゲームとしての認定記録で、他の四つは、▽最速で1億ドル(約100億円)の収益に到達(20日間)▽配信1か月のダウンロード数が最多(約1億3000万回)▽配信1か月のダウンロード数ランキングで首位となった国が最多(70か国)▽配信1か月の収益ランキングで首位の国が最多(55か国)――だった。 「ポケットモンスター」シリーズのゲームは任天堂の「ゲームボーイ」などで展開されている。
コンビニエンスストア首位のセブン―イレブン・ジャパンは15日、レジ横で販売しているドーナツを、19日から全面刷新すると発表した。 2014年10月に投入し、ローソンなども追随したことで、コンビニとミスタードーナツとの「ドーナツ戦争」が話題となったが、最近は売れ行きが伸び悩んでいたことが要因とみられる。 調査会社の富士経済によると、16年の国内のドーナツ市場は1149億円の見込み。セブン―イレブンは「ドーナツ市場そのものを広げたい」との意気込みで、16年度の売上高目標を600億円としていた。 だが、コンビニ2位のローソンと合算しても、16年の両社のレジ横販売ドーナツの売上高は510億円にとどまると予測する。
日本原子力研究開発機構が、2012年3月に閉鎖した科学館「アクアトム」(福井県敦賀市神楽町)の展示物を処分した結果、売却できたのは1割以下の3件にとどまったことがわかった。 01年6月の開館時に約8億円を投じて展示物をそろえたが、売却額は備品も含めた計4件で数万円程度だったという。 14年度の固定資産一覧によると、建物のほか、外灯、空調・給水設備、掲示板など約130件があった。このうち映像ソフトやディスプレーなどを含む展示物関連が約40件で、全国の博物館や科学館の意向を確認し、今年2月頃に入札を実施した。 買い手がついたのは、上り坂のレール上をボールが転がる「坂を登るボール」、加速度のついたボールが 楕円 ( だえん ) 状に転がり落ちる「楕円落下するボール」など3件のみ。いずれも科学館「つくばエキスポセンター」(茨城県つくば市)を運営する「つくば科学万博記念財団」が落札した。同財団はほか
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