組織における免疫マップの活用 第1回:私たちが直面している問題の本質と「免疫マップ」2019年11月26日 組織の変容と切っても切れない関係にあるのが、個人の変容です。組織とは個人の集合体であると考えると、組織を変えるためには、集合体の構成員である個人が変わらなくてはなりません。 その中でも比較的新しいもので、最近ではバランスト・グロースでもコンサルティングや研修の場で活用している「免疫マップ」という手法があります。この「免疫マップ」は『なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践』で紹介されているもので、ハーバード大学教育学大学院のロバート・キーガン氏とリサ・ラスコウ・レイヒー氏(彼女は同大学院で「変革リーダーシップ・グループ」の研究責任者を務める)によって書かれた本です。 本書は内容も非常にすばらしく、事例も豊富なのですが、ボリュームが多く(400ページ超)、とこ