「平成の阿部定事件」として過熱する東京・昭島市で起きた”局部切断事件”。今月16日午前、東京・昭島市のタクシー運転手・矢口行さん(49)が自宅アパートで局部を切り取られた遺体で発見された。遺体には首や胸に刺し傷があり、ベッドのそばには切り取られた局部が落ちていた。凶器とみられる文化包丁は隣室にあった。 同アパートには交際相手とみられる中年女性が頻繁に出入りしており、誰もが”痴情のもつれ”による猟奇殺人と考えた。 ところが、遺体には何者かに襲われ、抵抗したときにできる傷の「防御創」もなければ、遺体周辺に矢口さん以外の足跡もなし……。さらにこのほど、矢口さんの体から覚醒剤の成分が検出され、腕には複数の注射跡も見つかったことから、当局は「覚醒剤で痛覚が麻痺した状態での突発的な自殺」という線で捜査を進めているが、腹、首を刺し、さらには局部までも自分で切り取れるものなのか……。 医療関係者によると「