ナノ粒子でガンを自滅させる新研究 2005年8月 5日 コメント: トラックバック (0) Howard Lovy 2005年08月05日 ジェイムズ・ベイカー博士が1991年に湾岸戦争から帰還したとき、ミシガン大学の同僚たちは博士の頭に『スカッド』ミサイルが直撃してそのまま残っているのではないかと思ったに違いない。ベイカー博士はかなり奇妙なアイディアを抱いて帰国したのだ。 そのうちの1つが、異常な細胞を破壊するのに生きたウイルスを使う代わりに、ナノスケールの人工の分子に特定の種類のガンと戦うように設計した極小の「巻きひげ」をつけ、体内に送り込むというものだった。 忘れてほしくないのは、1990年代初期の話だということだ。インターネットを知っている人もわずかだったが、「ナノテクノロジー」を知っている人はさらに少なく、これは間違いなく未来学者の領分で、主流の化学者たちのレーダー網にひっかから
携帯電話で「即時の出会い」サービスが欧米で人気(上) 2005年3月11日 コメント: トラックバック (0) Daniel Terdiman 2005年03月11日 イギリスのロンドンに住むクリスティン・トーマスさんは最近、携帯電話で見知らぬ人からテキストメッセージを受け取った。この人物はトーマスさんと同じく、ジョージ・W・ブッシュ米大統領は異星人だと主張していた。 この思いもよらない出来事をきっかけに、トーマスさんは映画の話題でテキストをやり取りするようになり、やがてこの人物は、以後ずっと続くサルサダンスのパートナーになった。 トーマスさんは携帯電話サービス『プレイテキスト』(Playtxt)のヘビーユーザーだ。このサービスでは、近くにいる嗜好の似た者どうしを結び付けてくれる。 大西洋を渡ったニューヨークでは、ダイアン・マガニグルさんが別のサービス『ドッジボール・コム』を利用していた。
神経系と一体化した「触覚を持つ義手」 2005年12月 9日 コメント: トラックバック (0) AP通信 2005年12月09日 イタリア、ポンテデラ発――金属製の5本の指があなたの指をほぼ完璧な同調性で握り締める。手を引っ込めようとすると、さらにしっかり握ってくる。『サイバーハンド』という義手があなたにあいさつしようとしているのだ。今のところこれらの動きにはコンピューターの命令が必要だが、当地のロボット工学研究所では3年半前から、人間に本来備わっている感覚信号を伝える世界初の義手の開発に取り組んでいる。 万事順調に開発が進めば、2年後にはこの義手を人間の腕に取り付けられる見通しだと、研究者らは述べている。ワイヤーが張り巡らされた関節はすべて、合成素材で手の形のとおりに覆い隠される。 イタリア中央部の町ポンテデラにある聖アンナ大学院大学バルデーラ研究所で、このプロジェクトのコーディネータ
未来学者が予想する有望投資先(下) 2005年11月 1日 コメント: トラックバック (0) Joanna Glasner 2005年11月01日 (10/31から続く) 内燃エンジンは安らかに眠るか?:ガソリンを大量に消費する車やトラックが現代の生活に不可欠になっているため、われわれは実際、こうした存在を当たり前のものとして受け止めている。吐き出される騒音やスモッグを考えると、こうした態度はじつに驚くべきことだ。 しかし、燃料価格の高騰、世界的な石油需要の急増、簡単に採掘できる原油の供給量の減少などが、どこかの時点で大きな打撃を与えるだろう。危機はかつてないほど近くにあると、未来学者の団体『リーディング・フューチャリスツ』設立者の1人、ジェニファー・ジャラット氏は語る。 ジャラット氏は、「ハイブリッド車市場という形で、破壊的な技術のための余地がまだ広く残っている」と語り、大手自動車メー
リアル過ぎる『Xbox 360』用ゲームと「不気味の谷」現象 2005年12月12日 コメント: トラックバック (0) Clive Thompson 2005年12月12日 『Xbox 360』用の最新ゲーム『キング・コング』をデザインした人にはまったく脱帽してしまう。心底恐ろしい「モンスター」を作り出したからだ。怪しげな熱帯の洞窟から突如として現れ、死人のような眼で私を睨みつけたとき、私はもう見つめ返すことすらできなかった。 「モンスター」とは、もちろん、ナオミ・ワッツのこと。 本物のナオミ・ワッツではない。ご本人は心臓が止まりそうになるほど愛くるしい。私が話しているのは、ゲームの中で遭遇するCGのナオミ・ワッツのことだ。 ナオミ・ワッツのアバターは、ある意味で、見事なレプリカだ。この女優に欠かせない長いブロンドの髪もちゃんと再現されているし、情感たっぷりの声は本人が吹き込んだものだ。
新しい有人探査機による月面探査シミュレーション映像 2006年3月14日 コメント: トラックバック (0) ワイアード・ニュース・レポート 2006年03月14日 米航空宇宙局(NASA)は昨年9月、2018年に月への有人ミッションを計画していると発表した。ミッションの目的は、新たに設計された有人探査機(CEV)をベースに、年に4回の月探査を実現することだ。これらの月探査では、NASAがやがては恒久的基地にと期待を寄せている地点に宇宙飛行士と必要物資を運ぶことになる。NASAのウェブサイトではシミュレーション映像(QuickTimeビデオ)が公開されている。以下に紹介する画像は、別途明記してあるものを除き、すべてNASAの提供。 地球を回る軌道上の貨物船(想像図) このミッションでは、貨物と人員が別々に打ち上げられる。貨物船は打ち上げで燃料を使い果たしたステージ(段)を切り離した後、地
ウィンドウズで『マックOS X』の『エクスポゼ』を実現 2006年2月 3日 コメント: トラックバック (0) Robert Strohmeyer 2006年02月03日 確かに、「マック風」という言葉を聞くとかたくなに心を閉ざす『ウィンドウズ』ユーザーたちが多いことは、われわれも知っている。 だが実を言うと、『マックOS X』の『Exposé』(エクスポゼ)機能は超クールなものだ。この機能では、デスクトップ上に開いたすべてのウィンドウを、キーボードをほんの数回叩くだけで操作できる。さらに便利なことに、開いているウィンドウを小型化したサムネイルを作成するので、すべてのウィンドウを一目で見渡せる。 こんな快感をウィンドウズ派にも体験させてくれるのが、オーストラリアのオタク・ソフトウェア社が開発した『TopDesk 1.4』(トップデスク1.4)だ。 TopDeskがあれば、F9〜F11キー
「未来の台所」を構想するMITのプロジェクト 2005年10月19日 コメント: トラックバック (0) Kim Zetter 2005年10月19日 バーバラ・ウィートン氏は料理史の研究者で、ハーバード大学ラドクリフ先端研究所のシュレージンガー図書館の名誉館長でもある。ウィートン氏がマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者たちに、洗う必要がなく食後に捨てられ、しかも材料は永続的に使用できる食器があったらいいのにと話すと、驚くことに研究者たちはこの言葉を真剣に受け止めた。 MITメディアラボで台所関連の革新的な技術を開発している『カウンター・インテリジェンス』(CI)グループは、必要な数だけ食器を作り(写真)、食後にはその食器をリサイクルする機械を作り上げた。この食器は、口に入れても問題がない無毒性のアクリル樹脂の薄板からできていて、機械で熱を加えればコップ、ボウル、皿(写真)の形になる
研究報告「東洋人と西洋人は世界の見方が異なる」 2005年8月25日 コメント: トラックバック (0) AP通信 2005年08月25日 アジア人と北米人は実のところ、世界の見方が違っている。1枚の写真を見た時、ヨーロッパ人を先祖に持つ米国人の学生が前景に写っている物により多くの注意を払うのに対し、中国出身の学生は背景の観察と全体像の認識により多くの時間を費やすことが、ミシガン大学の研究から明らかになった。 ミシガン大学のリチャード・ニスベット教授とハンナ=フェイ・チュア氏を中心とした研究チームは、ヨーロッパ系米国人の学生25人と中国で生まれ育った学生27人の協力を得て、写真を見ている間の学生たちの目の動きを追跡し、写真のどの部分を見ているか、特定の部分をどれくらいの時間注目しているかを調べた。 「彼らの世界の見方は、文字通り、まったく異なっている」と語るニスベット教授は、この違いは文化
進化する「脳−コンピューター直結インターフェース」 2005年1月18日 コメント: トラックバック (0) Kristen Philipkoski 2005年01月18日 サンフランシスコ発――煩わしいキーボードやマウスを使わずに、自分の脳を直接コンピューターに接続してみたいと、コンピューター・オタクの人なら誰でも夢見たことがあるはずだ。こうしたことが実現すれば、四肢が麻痺している人たちにとっては、人生が一変するはずだ。 体が不自由な人が頭で考えるだけでコンピューターを制御できれば、電灯のスイッチやテレビ、さらには人工腕も操作できるだろう――全米に約16万人いる手足の自由を失った人たちが、こうした技術を歓迎することは間違いない。 この「ブレイン=コンピューター・インターフェース」(BCI)と呼ばれる技術の研究に関しては、ここ5年間でかなりの進展が見られた。この分野に関する学術論文のうち半
マウスいらずのジェスチャー感知入力装置 2003年6月 2日 コメント: トラックバック (0) Katie Dean 2003年06月02日 コンピューターに向かって最もよくする手のしぐさ――それはたいてい行方不明になったドキュメントを探してイライラしながら、指を1本だけ動かすといった類のものだろう。 ところが、自然な手の動きを活かしたスマートなコンピューター操作法を考えている企業がある。デラウェア州ニューアークにある米フィンガーワークス社は、手を使ったジェスチャーを、たとえばファイルを開くというような、ごく一般的なコンピューター操作の命令に置き換える技術を開発した。こうした技術は、コンピューターの多用などで手から腕、肩にかけて異常をきたす疾患、反復運動過多損傷(RSI)に悩む人々に喜ばれるだろう。 「指や手が[パッドやキーの]表面に触れると、中に組み込まれたマイクロプロセッサーがその動
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