ソニー株式会社代表執行役社長兼エレクトロニクスCEOの中鉢良治氏は、「科学と技術と、教育」と題し、自身の大学時代からの40年の半生をユーモアを交えて紹介しつつ、これからの問題に対する取り組み方を提言した。 中鉢氏は、研究所のミッションは2つあると考えて、研究所の再編を行なった。1つ目が既存事業への貢献、2つ目が現業の事業領域に入らないシーズを生み出すことへの期待である。そこに至るプロセスを研究から開発へという軸と、コンポーネントからシステムへという流れの軸を考えて4象限に分け、それぞれに役割を与えた。先端マテリアル研究所はコンポーネント研究、コアデバイスは次世代デバイス、ディスプレイは有機EL関連、システム技術研究所はセキュリティほか、技術開発はソフトウェアや信号処理、UIである。そしてソニーCSLは直接ソニーの事業ではない部分で貢献してくれることを期待しているという。 中鉢氏は、5月24
【鈴木謙介】「戦争シミュレーションと〈ゲーム〉のしくみ」 ライター:鈴木謙介 鈴木謙介 / 社会学者 鈴木謙介の「そこ見るんですか?」ブログ:http://blog.szk.cc/ WSGの快楽 戦争シミュレーションといえば,ビデオゲーム以前からの歴史があり,世界中でプレイされている,ゲームの花形ジャンルです。 「戦略シミュレーション」「ストラテジー」などと呼ばれることからも分かるとおり,単に相手軍を倒す(この定義もあいまいですが)ことだけが目的というわけではなく,自軍と相手軍との駆け引きが〈ゲーム〉の醍醐味になっているのです。 以前の記事でも紹介したとおり,カイヨワが定義した遊びの要素とは「競争」「模倣」「偶然」「めまい」の四つでした。 この考え方に従えば,戦争シミュレーションゲーム(以下,WSG)の〈ゲーム〉性は,相手との駆け引きの結果,勝利を手にするという「競争」の部分にありそうな気
SIPSからみえてくる課題 先日サトナオ・オープン・ラボがソーシャルメディアに対応した新しい生活者消費行動モデル概念「SIPS」を発表しました。今の時代における消費者の行動を Sympathize (共感する)、 Identify (確認する)、Participate(参加する)、Share & Spread(共有・拡散する)という4つのステージに分解。共感から共有へ。そしてまた共感へと繋がるサイクルを分かりやすく表現しています。資金をもつ企業だけが情報を伝達できるのではなく誰もが影響力をもつということを前提に、顧客とどのようにコミュニケーションをとれば良いか考える上において SIPS は基本といえるのではないでしょうか。 しかしながら、SIPS のサイクルには幾つか検討しなければならない点があります。 解説ではソーシャルメディアという一般消費者も影響力がある世界を意識してはいるものの、「
What happened with the Internet in 2010? How many websites were added? How many emails were sent? How many Internet users were there? This post will answer all of those questions and many, many more. If it’s stats you want, you’ve come to the right place. We used a wide variety of sources from around the Web to put this post together. You can find the full list of source references at the bottom o
2010年6月22日 環境・資源エネルギー部 吉田 雅哉 「日本人の幸福度は、10点満点で6.5点」――内閣府は2010年4月27日、国民がどれだけ幸せと感じているかをアンケートに基づいて得点化した調査結果を公表した(国民生活選好度調査)。報道によると、欧州28カ国の同種調査の平均は6.9点(2008年)であった。 鳩山前首相は、所信表明演説において、経済合理性や経済成長率に偏った評価軸で社会を捉えるのを見直していくとし、「新成長戦略(基本方針)」(2009年12月30日)のなかでも、GDPなどの経済指標に代わる「国民の幸せの度合い」を示す新たな指標づくりを進めるとしていた。 国レベルの指標として、幸福をどのように評価していくことができるのだろうか。 「たったひとつでいい。ただ、GNPほど人間生活に無理解でない尺度が必要だ。」マーブル・ハックが開発した「人間開発指数(HDI:Human D
米Amazon.comの「Bestsellers in Kindle Store」を見ると、ずらりと「$0.00」の本が並ぶ。個別ページをクリックすると、日本からは「$2.00 & includes international wireless delivery 」と表示される。 2010年1月27日、アップルが「iPad」というタブレット型端末を発表した。同社はこれで、音楽プレーヤーのiPodで成功を収めたビジネスモデルを、電子書籍においても展開したい考えのようだ。電子書籍端末といえば、アマゾンの「Kindle」に加えて、米大手書店バーンズ・アンド・ノーブルの「nook」やソニーの「Sony Reader」もすでにある。 2009年10月に日本で買えるようになったときに、わたしもKindleを入手した。英語の本を買ってみたり、青空文庫をPDF化したものを入れて読んでみたりしていた。電子ペ
東京都港区。大手広告会社。博報堂の卓越したソリューションとそれを支える「知」と「技」、会社概要、各種調査資料、CSR活動などについてご覧いただけます。博報堂の発想の原点は、「生活者発想」です。 誰よりも生活者をよく知る企業として、さまざまな側面から生活者を研究し、生活者と企業の橋渡しとして活動しています。 このコーナーでは、これまで博報堂が発表した「生活者関連」のデータなどについてまとめてご紹介致しております。
現実と仮想が地続きに これまで多くのエレクトロニクス機器では,性能を高めることがそのまま機器の魅力を高めることに直結した。極論すれば「ムーアの法則」などによって将来実現できる性能を予測し,それに基づいて開発計画を立てればよかった。見えない機器の実現では,この方法は使えない。その代わりに,別の経験則が当てはまりそうだ。 これまで電子産業の成長を支えて来たSi系半導体を用いた集積回路技術の効果に,陰りが見えつつある。回路の微細化を先に進めるための投資がかさむ,微細化しても以前ほどの低電力化や高性能化を見込めないなどのほころびが顕著になり始めた。現在以上に高い機能・性能を望む声も減っている。一方で,電子産業の牽引役として存在感を増しているのが,ネットワークの拡大である。ネットワークにつながるノードの数を増やすことで,今後も新たな価値を創造していけそうだ。 見えない機器は,現実とネットワークを媒介
・日本人の好きなもの―データで読む嗜好と価値観 すし、みそ、緑茶、ビール、キャベツ、いちご、アイスクリーム、和風一戸建て住宅、カジュアル、靴、ダイヤモンド、食事の支度、国語、国語、テレビを見る、プロ野球、ボウリング、読売ジャイアンツ、浦和レッズ、イチロー、温泉・湯治、ラジオ・テレビ欄、ニュース・ニュースショー、氷川きよし、オーストラリア、北海道、富士山。四万十川、犬、桜、桜、うぐいす、演歌・歌謡曲、モーツァルト、ゴッホ、司馬遼太郎、ピアノ、ありがとう、昭和(戦後)、織田信長、小泉純一郎、20代、野菜を多くとる、温泉・スパ、男はつらいよシリーズ、ローマの休日、春、4月、土曜、21から24時、白色、「7」、南、心。 調査で判明した、日本人が一番好きなもの各ジャンルトップのリストである。 この本はNHK放送文化研究所が2007年に実施した「日本人の好きなもの調査」のデータ解説本である。全国16歳
はてなは11月14日、ユーザーがコンテンツを追加・編集するオンライン辞書「はてなダイアリーキーワード」に掲載されている97のキーワードが、新語辞典「現代用語の基礎知識2008」(自由国民社)に収録されると発表した。 「ビジネスと社会」のジャンルには「それは仕様です」「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」などが、「政治と社会」には「ローゼン麻生」などが、「行動とパーソナリティ」には「フルボッコ」「HDDのフォーマットと同人誌の焼却」などが、「ことばと社会」には「アサヒる」「アタシ、もうアベしちゃおうかな」などが、「ウェブのことば」には「ググレカス」「能登かわいいよ能登」などが、「趣味と萌え」には「初音ミク」「みっくみく」「痛車」などが収録されている。 はてなダイアリーキーワードは2005年から、現代用語の基礎知識に収録されている。 収録語は以下の通り。 ジャンル ビジネスと社会 政治と
Casual Thoughts - 一流企業の一流社員に求められる泥臭い馬力 このエントリに書かれている一流企業の実態は、細かいニュアンスも含めて私が見聞きしてきたことにとても近いと感じる。 私は幸いなことに「(本物の)一流企業の(本物の)一流社員」と仕事をする機会を頂いている。そういう方々は一流大企業の資本力、技術力などの各種のビジネスインフラと自分自身の知見、経験、スキルを卓越した思考力とハードワークによって組み合わせ、お客様、ひいては社会全体に高い価値を提供している。 バックオフィス部門の中には筋金入りのぶら下がり社員が多く、また性質が悪いことにそれを自覚していない人が多い。 大企業というのは一流の仕事をやり抜くためにはプラスアルファでタイヤを10個くらい引っ張って猛進する「泥臭い馬力」が求められるもの 私も多くの一流企業の一流社員と仕事をさせていただいた。そして、彼らが「タイヤを1
活字離れ、出版不況と言われ続ける出版業界。1996年の2兆6564億をピークに7年連続のマイナス成長を続けています。財団法人デジタルコンテンツ協会「デジタルコンテンツ市場関連の調査研究業務(国内市場)報告書」によれば、直近の2005年は前年比2.1%減の2兆1964億円と現在も低調気味です。 市場は飽和状態で、ハリーポッターシリーズや『世界の中心で愛を叫ぶ』などの大ヒット作が出ないと売上は上がらない状況が続いています。しかし、このような出版業界において、驚異的なスピードで成長しているのが「電子書籍」の市場です。 そこで今回は、電子書籍販売サイトなどからダウンロードし、PC・携帯電話・専用端末を通して利用できる「電子書籍」の普及状況や利用の実態について調査しました。まずは、そもそも電子書籍を利用したことがあるかどうか、尋ねてみました。 ●あなたは電子書籍または電子コミックを利用したことがあり
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