もうすぐ梅雨が明ける。今年は暑夏になるのか、冷夏になるのか? いずれにせよ、日本の夏は気温以外に湿度も高く、春に使っていたスリーピングバッグ(寝袋やシュラフとも呼ぶ)では蒸し暑くて眠れないことも多い。特に、標高が低い山や風が吹き抜けない森の中のキャンプ地では、寝苦しい夜が訪れそうだ。 そんな時に有用なのが、上半身部分の中綿を省いた“半身サイズ”のスリーピングバッグである。全体に使われる中綿が削減されるので軽量になり、荷物の重量を減らしたい人をメインターゲットとしたタイプだ。だが、“中綿が少ない”という特徴は、夏こそ使いやすいということにもつながる。 フードのないマミー型スリーピングバッグ 今回ピックアップしたのは、モンベル「ダウンハガー800 ハーフレングス #3」。足先から腹部までダウンが封入され、それより上は1枚のシェル(布地)のみ。山岳用のマミー型スリーピングバッグの“基本仕様”とも