DeepLは民間企業が開発したツールで、TexTraは公的機関であるNICTが開発したものなので、根本的な役割から違います。次に利用面で比べると、DeepLにユーザーログインは必要ありませんが、TexTraはログインが必要です。ログインにはアカウントが必要なので、アカウント作成やログインを面倒に感じてTexTraを利用していない方もいることでしょう。 けれどログインを必須にしないと、まれに大量のデータを一気に翻訳させてサーバをパンクさせてしまう人が現れることもあるので、それを防ぐためにログインを必要とする設計にし、意図的に利用者を制限しているんです」(同) TexTraが収集している翻訳データの出自も、他のツールとは異なる部分があるという。 「世間のさまざまな企業は、各分野に特化した独自の翻訳データを持っていることが多いのですが、NICTはそれらのデータを寄付してもらって高精度の翻訳システ