ある日、会社に電話がかかってた。「外人のなんとかさんという人ですが、よく名前が聞き取れなくて」と言って、取り次がれてきた電話をとると、ヘッドハンティング会社の方だった。メールはよくもらうけれども、堂々と会社に電話をかけてきた人はこれが二人目だ。「勤め先の電話に、転職の勧誘の電話をかけるのってどうよ?」と思いながら、電話をとり説明を聞いた。日本語があまり上手ではないようで、話し始めるとすぐに「英語でも良いですか?」と聞いてきた。「良いですよ」と言って、そこから英語になるが、アメリカやイギリスの英語ではないらしく、電話なのでさらに聞きにくい。説明の内容はおなじみで、「すぐ転職するつもりがなくても役に立つから、会って話を聞いて欲しい」と言う。「電話じゃ何なので、メールしてください。そうしたら読みますから」と言ったら、「メールアドレスを知らないから教えて」と言う。「おいおい、メールアドレスくらいす