その時計台の名は「辰鼓楼」(しんころう)といいます。 木造で高さはおよそ13メートル。 兵庫県北部の豊岡市出石町にあり、出石城跡の石垣の上から、長年、町の人たちを見守ってきました。 今のような大きな時計が掲げられた姿になったのは、明治14年。 現存する日本最古の時計台として知られる、国の重要文化財、札幌市時計台が動き出したのと同じ年です。 市の教育委員会が建てた案内板には「札幌時計台とともに、日本最古の時計台として親しまれている」の文字が刻まれています。
「接種しないなら退職を」 「打たないなら別居を考える」 ワクチンを接種しない人たちが浴びせられた声です。 ワクチン接種が進む中、「早く打ちたい」という声が目立つ一方、持病やワクチンへの不安などから接種しないという人たちもいます。 接種の判断は個人に委ねられていますが、一部で接種しない人たちを否定するような事態も起きています。 (ネットワーク報道部 目見田健 馬渕安代 藤島新也) 先月から高齢者への優先接種が始まり、来月以降は、高齢者以外への接種も始まる見通しです。 SNS上では「早くワクチンを打ちたい」「予約の電話がつながらない」といった声が目立つ一方で「会社から打てと強制されてるけど打ちたくない」などと戸惑う声も見られます。 政府は、国内外の数万人のデータから、ワクチンの発症を防ぐ効果などのメリットが、副反応などのデメリットよりも大きいとして接種を加速させています。 また、ワクチンの安全
通信アプリ大手、LINEの利用者の個人情報などが、システムの管理を委託されていた中国の会社の技術者からアクセスできる状態になっていた問題で、実際に中国の技術者から少なくとも32回、日本のサーバーにアクセスがあったことがわかりました。 この問題は、LINEがシステムの管理を委託している中国の会社の技術者4人が、日本国内のサーバーに保管されている利用者の名前や電話番号、それにメールアドレスといった個人情報や、利用者の間でやり取りされたメッセージや写真などのうち、不適切だとして通報が寄せられた内容にアクセスできる状態になっていたものです。 LINEでは2月下旬にアクセスできない措置を取りましたが、中国の技術者から少なくとも32回、日本のサーバーにアクセスがあったことがわかりました。 LINEや親会社のZホールディングスによりますと、これまでのところ、情報が悪用されたという報告はないとしています。
国の天然記念物に指定されている奈良市の奈良公園のシカを刃物でたたいて死なせたとして、三重県の20代の男が文化財保護法違反の疑いで警察に逮捕されました。 逮捕されたのは、三重県松阪市のとび職、吉井勇人容疑者(23)です。 警察によりますと、吉井容疑者は、2月7日、奈良市の奈良公園で国の天然記念物に指定されているシカをおののような刃物でたたいて死なせたとして、文化財保護法違反の疑いが持たれています。 7日の午前2時半ごろに通行人から「けがをして動けないシカがいる」と警察に通報があり、警察が公園周辺の防犯カメラの映像などをもとに捜査を進めた結果、容疑者を特定したということです。 警察の調べに対し吉井容疑者は「公園でシカと遊んでいたところ車に体当たりしてきたので腹がたち、殺してやろうと思っておので力いっぱい切りつけた」と供述しているということで、警察が詳しいいきさつを調べています。 シカの保護団体
ジェネリック医薬品大手「日医工」が去年4月から今年1月にかけて合わせて75品目の製品の自主回収を繰り返し、富山県は会社の製造や品質管理の体制に問題があるとして3月にも業務停止命令を出す方針を固めました。 関係者によりますと、日医工は医薬品の審査を行うPMDA=医薬品医療機器総合機構から滑川市の富山第一工場での製造や品質管理に問題があるという指摘を受けて社内調査を行いました。 その結果、出荷試験で「不適合」となった製品について不適切な手法で再試験を行い、「適合」扱いとして出荷したケースや国から承認されている工程と異なる工程で製造した製品があることが判明し自主回収を進めました。 去年4月からことし1月にかけて日医工が自主回収した製品は花粉症などの抗アレルギー薬や胃腸薬、それに糖尿病改善のため血糖値を抑える薬など合わせて75品目にのぼります。 富山県によりますと、これまでに健康被害は確認されてい
天皇陛下は、誕生日を前に、お住まいの赤坂御所で、アクリル板の設置など 感染防止対策が取られる中、記者会見に臨まれました。 (宮内記者会 代表質問1) 新型コロナウイルスの感染拡大により、皇室の活動も制限され、天皇陛下が多くの国民と交流される機会が減りました。国民との直接のふれあいが難しい中、陛下は皇后さまとご進講を重ね、オンライン行幸啓を始めたほか、元日には国民に向けたビデオメッセージも公表されました。感染症の影響が長期化する中で、コロナ禍の天皇や皇室の在り方、今後のご活動の方針について、どのようにお考えでしょうか。新しい取り組みについてのご感想とともにお聞かせください。 (天皇陛下) 日本の歴史の中では、天変地異や疫病の蔓延など困難な時期が幾度もありました。 これまでの歴代天皇の御事蹟をたどれば、天変地異等が続く不安定な世を鎮めたいとの思いを込めて奈良の大仏を作られた聖武天皇、疫病の収束
15日午後1時28分ごろ、和歌山県で震度4の揺れを観測する地震がありました。 震度4の揺れを観測した和歌山市にある和歌山市議会の議場では、当時、会議が開かれていて、近くにいたNHKの記者によりますと、大きな縦揺れのあと議長席の真上にある天井の照明の一部が床に落下しました。 議場は一時、騒然となりましたが、けが人はいないということです。
東京都は、新型コロナウイルスの感染確認について、都内の保健所から報告漏れがあったとして、838人を追加で発表しました。 東京都は15日、都内での新型コロナウイルスの感染確認について、去年11月18日から先月31日にかけて確認されていた838人を追加で発表しました。 都によりますと、保健所が、情報を集約するシステムで確認済のボタンを押し忘れたことや、ファックスの未送信により、都に報告が上がらなかったことが原因だということです。 先月下旬に一部の保健所から「感染者数に修正がある」という報告があったことから、都がすべての保健所に確認した結果、報告漏れが判明したということです。 保健所別では、葛飾区保健所が最も多く390人、次いで、豊島区にある池袋保健所が228人、渋谷区保健所が96人などとなっています。 これで15日までに都内で感染が確認されたのは合わせて10万7609人になりました。 これに伴
国内のがん検診を受けた女性およそ1万5000人のデータを詳しく分析したところ、子宮頸がんのワクチンを接種した女性は、がんの前段階となる異常が起きるリスクが減っていたとする研究結果を大阪大学などのグループがまとめました。 これは、大阪大学などのグループがまとめたもので、協力が得られた全国の31の市町村で2013年から4年間にがん検診を受けた20歳から24歳の女性のうち、子宮頸がんやがんの前段階にあたる組織の異常と診断されたおよそ2500人全員と、異常がみられなかった1万2000人余りの、合わせておよそ1万5000人を対象にデータを分析しました。 このうち子宮頸がんのワクチンを接種していた女性はおよそ3000人で、分析の結果、ワクチンを接種した人は接種していない人に比べ、がんの前段階にあたる軽度の組織異常になるリスクがおよそ58%低くなっていたということです。 さらに、中程度の組織異常となるリ
週刊少年ジャンプに連載している人気漫画の原作者で、29歳のシナリオライターが、路上で女子中学生にわいせつな行為をしたとして逮捕されました。近くで別の中学生も同じような被害に遭っていて、警視庁が調べています。 警視庁によりますと、ことし6月18日の午後8時ごろ、中野区の路上で、歩いていた女子中学生の後ろから自転車で近づき、体を触ったとして、強制わいせつの疑いが持たれています。 その後、自転車で現場から逃走し、通報を受けた警視庁が、防犯カメラの映像を分析するなどして捜査していました。 また、およそ1時間後に近くの路上で別の女子中学生が同じような被害に遭っていて、松木容疑者とよく似た人物が防犯カメラに写っていたことから、関連を調べています。 警視庁によりますと、調べに対し「おおむね間違いありません」などと供述し、容疑を認めているということです。 容疑者は、「マツキタツヤ」というペンネームで活動し
宝塚歌劇団は「宝塚大劇場」の公演に出演していたタカラジェンヌなど合わせて4人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認され、今月16日まで大劇場での公演を中止すると発表しました。 このうち、タカラジェンヌ1人が今月2日に味覚の異常を訴え、PCR検査を受けた結果、4日、陽性が判明したということです。 同じ公演に出演していたタカラジェンヌ72人と、公演スタッフ164人もPCR検査を受けたところ、4日までに140人の結果が判明し、別の3人の感染も確認されたということです。 宝塚歌劇団では、「宝塚大劇場」の公演を今月2日から4日まで中止していましたが、4人の感染確認を受けて予定していた6日から今月16日までの公演を中止することを決めました。 宝塚歌劇団は「お客様にはご迷惑とご心配をおかけし、申し訳ありません。保健所の指導を仰ぎながら、濃厚接触者の調査や劇場内の消毒などの必要な対応を行っていきま
新型コロナウイルスの影響で観光需要が低迷するなか、菅官房長官は感染対策を行ったうえで「Go Toキャンペーン」の活用を呼びかけるとともに、観光や働き方の新たな形として休暇を楽しみながらテレワークで働く「ワーケーション」の普及に取り組む考えを示しました。 政府の「観光戦略実行推進会議」で、菅官房長官は新型コロナウイルスの影響で、観光関連産業は大変厳しい状況にあると指摘したうえで「感染対策をしっかりと講じているホテルや旅館にかぎり、『Go Toキャンペーン』で宿泊代金の支援を行う。感染対策と経済活動の再開の両立という基本方針に沿って、うまく活用していただきたい」と述べました。 また、旅行や働き方の新しいスタイルとして、リゾート地や温泉地などで余暇を楽しみながら、テレワークで仕事をする『ワーケーション』や、そうした地域に企業の拠点を設置する『サテライトオフィス』を普及させるため、ホテルなどで仕事
新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が普及する中、「夫がずっと家にいることで家庭不和になる」などとして専業主婦の4人に1人が夫の在宅勤務を望んでいないことが、民間の研究機関の調査でわかりました。 それによりますと、夫の7割、妻の5割が、「積極的に子どもの面倒を見るようになった」「子どもとの絆が深まった」などと前向きな回答をしたということです。 一方で、妻の4割は、「夫による育児や、子どもにイライラすることが多くなった」などと子育てに関するストレスの増加がうかがえる回答をしていました。 また、在宅勤務の状況について尋ねたところ、在宅勤務を行った男女のうち89%が「今後も行いたい」と答えています。 一方、夫が在宅勤務をしていた専業主婦では、4人に1人が「今後は夫に在宅勤務をしてほしくない」と回答しました。その理由として「夫がずっと家にいることで家庭不和になり子どもに悪影響なため」と答えた人が37
政府は来月6日までとなっている緊急事態宣言について、期間を延長するかどうか慎重に判断することにしていますが、政府内では事業者の営業自粛や学校の休校などへの影響も大きいことから、数日前までには判断すべきだという意見が出ています。 政府は緊急事態を早期に収束させるため、スーパーなどでの買い物も、少人数で極力少ない頻度にするほか、大型連休には実家への帰省をやめてビデオ通話で会話する「オンライン帰省」を行うなど、外出自粛の徹底を求めることにしています。 また新型コロナウイルス対策を担当する西村経済再生担当大臣は、東京都の小池知事と22日夜、会談し、休業の協力要請に応じない事業者に対し、都道府県知事がより強い措置を講じる際のガイドラインを策定し、23日にも公表する考えを伝えました。 一方、来月6日までとなっている緊急事態宣言の解除や期間延長の判断について西村大臣は「まだ本格的な議論は行われていない。
スポーツ庁が進める「女性スポーツ促進キャンペーン」のアンバサダーにNHKの番組「チコちゃんに叱られる!」のキャラクター、「チコちゃん」が選ばれ30日、任命式が行われました。 スポーツ庁によりますと10代から40代の女性のスポーツに取り組む割合は仕事や家事、それに育児などを理由に男性に比べて低いという調査結果があることから、今回、幅広い年代から親しまれているチコちゃんを通して、女性が取り組みやすいスポーツメニューなどを提案していきたいということです。 アンバサダーに任命されたことについてチコちゃんは「スポーツで体も心も、そして肌も健康になる習慣を身につけてもらえるよう、頑張ります」と意気込みを話しました。 そして、鈴木長官から「いつものひと言を」と促されると、体を動かす大切さに気付いてもらうためあえて言うとしたうえで、「ボーっと生きてんじゃねーよ」という番組でおなじみのフレーズでスポーツに取
フィギュアスケートの羽生結弦選手。ピョンチャンオリンピックの男子シングルでは、ケガを抱えたまま圧倒的な演技を披露して、2大会連続で金メダルを獲得し、国民栄誉賞も受賞しました。 常に厳しい勝負と向かいあい、勝つことを求められてきた羽生選手。オリンピックから半年がたった今、どのような気持ちでスケートと向き合っているのか。3年間、羽生選手を見つめてきた担当記者が取材しました。(ネットワーク報道部記者 松井晋太郎) 記録的な猛暑になったことしの日本。残暑も厳しい8月下旬、私は、カナダのトロントに向かいました。 トロントは、6年前、17歳だった羽生選手が練習拠点を移した場所です。世界の頂点という大きな夢を抱いた若者は、この場所で一気にその階段を駆け上がりました。 頂点を極めた羽生選手がピョンチャンオリンピック以降、どのようにスケートと向き合っているのか、私は、最後となる羽生選手の取材に大きな興味を持
明治初期に5年間だけ存在し、現在の三重県の一部を管轄した「度会県」をインターネット上で復活させ、人口流出が続く県南部の活性化を図ろうというプロジェクトが20日から始まりました。 プロジェクトは、ことしが明治元年から150年になることから、かつての「度会県」を復活させることで県南部の人口流出について考えるきっかけにしてもらおうと、三重県が始めました。 インターネット上では、20日正午、「度会県」のホームページが開設されました。 ホームページでは、誰でも県民登録ができ、登録すると電子版の県民証が交付されるほか、今後は「度会県民」が地域の人と協力しながら南部の活性化策を検討していくということです。 三重県南部地域活性化推進課は「南部の魅力や実情がなかなか知られていないと思う。県内外の多くの人に登録してもらい、地域の人と協力して盛り上げていきたい」と話しています。
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