科学に関するsillandaのブックマーク (25)

  • 「なぜ時間は過去→未来にしか進まない?」を“量子もつれ”で説明か 未解決問題「時間の矢」に切り込む

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 普段感じている時間は、過去から未来へと一方向にしか流れていかない。このような時間が一方向に進む概念を「時間の矢」と呼び、物理学の未解決問題の一つとしている。この時間の矢を説明する新しい考え方を提案したのがこの研究である。 この論文では、宇宙が始まったときには「量子もつれ」は少なかったと主張(宇宙の初期状態が非常に低いもつれエントロピーを持つ状態であったという仮定)しており、これを「量子もつれの過去仮説」(Entanglement Past Hypothesis、EPH)と呼んでいる。 「量子もつれ」とは、2つ以上の量子がどんなに遠く離れていても互いに強

    「なぜ時間は過去→未来にしか進まない?」を“量子もつれ”で説明か 未解決問題「時間の矢」に切り込む
  • 「老化細胞」糖尿病の治療薬で除去 マウス実験で成功 順天堂大 | NHK

    年を取るにつれてたまり、体の衰えなどにつながるとされる「老化細胞」を糖尿病の治療薬を使って取り除くことにマウスの実験で成功したと、順天堂大学などのグループが発表し、加齢に伴う病気の治療などにつながる可能性があるとして注目されています。 この研究は、順天堂大学の南野徹教授らのグループが科学雑誌「ネイチャー・エイジング」で発表しました。 「老化細胞」は、成長が止まって分裂しなくなった細胞で、通常は免疫などによって除去されますが、一部が加齢に伴って体にたまり、体の機能の低下や病気に関わるとされています。 グループは、「老化細胞」がたまったマウスに糖尿病治療薬として使われている「SGLT2阻害薬」という薬を投与して、「老化細胞」に変化がでるかを調べました。 その結果、薬を投与したマウスは、内臓脂肪の「老化細胞」が47%減少していて、動脈硬化の状態などが改善していることが確認できたということです。

    「老化細胞」糖尿病の治療薬で除去 マウス実験で成功 順天堂大 | NHK
  • 敵に回しちゃダメなやつだ。人型ロボ、カンフーを披露

    敵に回しちゃダメなやつだ。人型ロボ、カンフーを披露2024.05.25 18:00248,602 岡玄介 敵に回しちゃダメなロボだ。 パルクールや忍者アクロバットが得意だった、Boston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)社の二足歩行ロボット「Atlas(アトラス)」。引退直後に電動になった2代目が発表されましたよね。 あまりのモデルチェンジっぷりでまったくの別ロボになっていましたが…中国のUnitreeが、既視感のある人型ロボ「G1」をお披露目しました。 アトラス君のライバル出現か? 寝ている状態からの雑技団的な起立は、「アトラス」への挑戦でしょうか? Video: Unitree Robotics/YouTube腰から上が回転する感じも「アトラス」っぽいですし、人間が蹴ったり押したりして歩行の邪魔をするテストも、見覚えのある光景です。 まるで少林マスターしかし「G1」は棒術

    敵に回しちゃダメなやつだ。人型ロボ、カンフーを披露
  • 量子力学に「観測問題」は存在しない|Masahiro Hotta

    前世紀には観測問題を論じる人が多かったのですが、標準的な量子力学にはそのような観測問題はなかったことが現在では分かっております。例えば以下のように理解されています。 (1)波動関数の収縮について: 量子力学は情報理論の一種であり、波動関数は古典力学の粒子のような実在ではなく、情報の集まりに過ぎません。測定によって対象系の知識が増えることで、対象系の物理量の確率分布の集まりである波動関数も更新されるのが波動関数の収縮です。 「系を観測をすると、その波動関数(または状態ベクトル)は収縮し、その変化はシュレディンガー方程式に従わない」と聞いて、前世紀の「観測問題」に目覚めてしまって、「波動関数とは?収縮とは?」と懊悩してしまっている物理学徒は、まず箱の中の古典的なサイコロの目の確率を考察してみて下さい。 各目の出る確率は1/6で、一様分布でしたが、箱をとってサイコロを観測して3の目が出ていれば、

    量子力学に「観測問題」は存在しない|Masahiro Hotta
  • クマムシのタンパク質を人間の細胞に導入したところ老化を遅らせることが判明 : カラパイア

    地上最強の生物と呼ばれる「クマムシ」は、いつの日か人間の命を救ったり、老化を防いだりしてくれるかもしれない。クマムシから抽出されたタンパク質が、人間の細胞の老化を遅らせることが判明したそうだ。 米国ワイオミング大学の研究チームたちは、極限状態にも耐えるクマムシの防御システムの秘密を探るために、そのタンパク質を人間の細胞に導入してみた。 すると代謝が遅くなり、ヒト細胞の分子プロセスが減速することが明らかになったのだ。いったいどういうことなのか?詳しく見ていこう。

    クマムシのタンパク質を人間の細胞に導入したところ老化を遅らせることが判明 : カラパイア
  • オーガズムは脳回路を「再配線」させて絆を作り出していたと判明! - ナゾロジー

    「H」の次が「I」なのは自然なことでした。 米国のテキサス大学オースティン校(UT)で行われた研究によって、オーガズムの回数が増えれば増えるほど、カップルたちの脳が作り変えられる「再配線」現象が進む可能性が示されました。 研究では人間と同じ一夫一制をとるプレーリーハタネズミの脳全体の3Dマッピングが行われており、交尾回数を重ねて脳の再配線が進んだとされたカップルたちでは、脳活動の驚くべき同調性がみられるようになっていました。 研究者たちはプレスリリースにて「同じような仕組みが人間にも存在しており、オーガズムが絆形成を促進している可能性がある」と述べています。 また興味深いことに、絆が結ばれている同性ペア(兄弟など)と異性カップル(オス/メス)では、同じ脳領域が活性化していることも示されました。 単なる快楽の極と思われていたオーガズムが、いったいどんな仕組みで脳の再配線を行っているのでしょ

    オーガズムは脳回路を「再配線」させて絆を作り出していたと判明! - ナゾロジー
    sillanda
    sillanda 2024/03/06
    "研究者たちは「脳と行動のデータはオスメスともにオーガズムのような反応を示しており、こうした「オーガズム」が脳を再配線して絆の形成を高める因子になっている」と語りました。"
  • 科学者が「正気の沙汰じゃない」と口走る新発見、人体から発見されたウイルスでもバクテリアでもない謎の生物的存在「オベリスク」とは?

    腸内細菌などのバクテリアとは違って、ウイルスは独自に増殖することができず代謝もしないことから、長年にわたり生物か非生物か議論の的になっています。そんなウイルスよりもさらに小さく単純ながら、これまで発見されているものとは明らかに異なることから、新しく「オベリスク」との名称が与えられた存在の発見についての論文が発表され、科学界から大きな注目を集めています。 Viroid-like colonists of human microbiomes | bioRxiv https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2024.01.20.576352v1.full ‘It’s insane’: New viruslike entities found in human gut microbes | Science | AAAS https://www.science.o

    科学者が「正気の沙汰じゃない」と口走る新発見、人体から発見されたウイルスでもバクテリアでもない謎の生物的存在「オベリスク」とは?
  • 培養したヒトの脳組織を使ってコンピューターを構築することに成功、日本語の音声認識にも対応

    人間の幹細胞を基に作られた脳オルガノイド(ミニ脳)を電子チップに接続した「ブレイノウェア」と呼ばれるセットアップを構築して、簡単な計算タスクを実行することに成功したことが、インディアナ大学ブルーミントン校のエンジニアであるフェン・グオ氏らの研究チームによって報告されました。 Brain organoid reservoir computing for artificial intelligence | Nature Electronics https://www.nature.com/articles/s41928-023-01069-w Scientists Built a Functional Computer With Human Brain Tissue : ScienceAlert https://www.sciencealert.com/scientists-built-a-f

    培養したヒトの脳組織を使ってコンピューターを構築することに成功、日本語の音声認識にも対応
  • エントロピーとは何か

    「エントロピー」という概念がよくわかりません。 - Mond https://mond.how/ja/topics/25cvmio3xol00zd/t242v2yde410hdy https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mond.how/ja/topics/25cvmio3xol00zd/t242v2yde410hdy 「エントロピー」は名前自体は比較的よく知られているものの、「何を意味しているのか今一つ分からない」という人の多い概念である。その理由の一つは、きちんと理解するためには一定レベルの数学的概念(特に、微積分と対数)の理解が必要とされるからであろう。これらを避けて説明しようとしても、「結局何を言いたいのかすっきりしない」という印象になってしまいやすい。 「エントロピー」を理解し難いものにしているもう一つの理由は、「エントロピー」という概念が生まれた歴史的経緯

    エントロピーとは何か
  • 1988年からずっと宇宙で何かが約22分ごとに光り続けている

    2023年7月19日、国際電波天文学研究センターの研究者らが新たな天体についての論文を提出しました。この中で、奇妙な電波を定期的に発する謎の天体についての知見が共有されています。 A long-period radio transient active for three decades | Nature https://doi.org/10.1038/s41586-023-06202-5 Something in space has been lighting up every 20 minutes since 1988 | Ars Technica https://arstechnica.com/science/2023/07/new-slow-repeating-radio-source-we-have-no-idea-what-it-is/ 研究者らが観測した「GPM J1839-

    1988年からずっと宇宙で何かが約22分ごとに光り続けている
  • 人間の皮膚に刻まれたシマウマみたいな見えない模様「ブラシュコ線」とは? - ナゾロジー

    自然界にはヒョウやシマウマ、キリンなど、美しくユニークな模様を持つ生き物がたくさんいます。 一方で、私たちには何の模様も無いように見えます。 しかし実際には、ヒトの体にも「目に見えない模様」が全身にわたって刻み込まれているのです。 これは一部の人にではなく、誰にでも生まれつき備わっているものだといいます。 では、私たちの体にはどんな模様が広がっているのでしょうか。 そして、その模様の正体とは何なのでしょう?

    人間の皮膚に刻まれたシマウマみたいな見えない模様「ブラシュコ線」とは? - ナゾロジー
  • ブラックホールは量子的「重ね合わせ」を破壊する世界の観測者だった - ナゾロジー

    宇宙はブラックホールに見つめられているのかもしれません。 米国のシカゴ大学(University of Chicag)で行われた研究によって、ブラックホールそのものに、量子世界の不思議な現象である「重ね合わせ」を破壊する効果がある可能性が示されました。 量子は「シュレーディンガーの」に代表されるような観測するまで状態が確定しない、複数の可能性の「重ね合わせ」状態となっています。 重ね合わせが破壊された量子は「どこにでもいる」状態から「ここにしかない」状態に変化し、人間の直感に反しない「現実的」な動きをとるようになります。 研究者たちは、宇宙がブラックホールを目のように使って、自分の内側を観測している可能性があると述べています。 宇宙に意識があるかはさておき、宇宙現象そのものが観測者の役割を果たすという考えは非常に先進的なものといえます。 しかし、重力の化け物であるブラックホールのどこに、

    ブラックホールは量子的「重ね合わせ」を破壊する世界の観測者だった - ナゾロジー
  • 数学の未解決問題「アインシュタイン問題」が解決? 1つの図形だけで敷き詰めても“周期性が生まれない”

    Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。Twitter: @shiropen2 英国の数学者らと、カナダのウォータールー大学と米アーカンソー大学に所属する研究者らが発表した論文「An aperiodic monotile」(プレプリント)は、繰り返しパターンを作らず、2次元の表面を無限に敷き詰めることができる単一のタイル形状を発見した研究報告である。 このような図形を非周期的なタイルと呼び、2次元の平面にタイルを隙間なく敷き詰めるが決して周期的ではない形状を指す。 非周期的なタイルの最初の集合は、1966年に発見された2万種類以上のタイルの組み合わせだった。その後、タイルの種類を減らす方向に研究が進んだ結果、最も有名な非周期的なタ

    数学の未解決問題「アインシュタイン問題」が解決? 1つの図形だけで敷き詰めても“周期性が生まれない”
  • 世界初「ポータブル量子コンピュータ」が発売。2量子ビットで118万8,000円より

    世界初「ポータブル量子コンピュータ」が発売。2量子ビットで118万8,000円より
  • 人工培養した人の脳が「Pong」をプレイ。AIよりも早い上達を見せる | テクノエッジ TechnoEdge

    ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日版, Autoblog日版, Forbes JAPAN他 ペトリ皿の上で人間の脳細胞を約80万個にまで培養した「DishBrain」に、科学者が原始的なゲーム『Pong』をプレイさせることに成功したと、査読付き科学ジャーナルNeuronに発表しました。 この研究を率いた研究者Brett Kagan博士は、「外部から情報を得て、それを処理し、リアルタイムで反応を返すことができる」と語っています。 話だけを聞いていれば、なんだか皿の上の小さな脳細胞の塊に自我があって、何らかの方法でコントローラーを操作してゲームをプレイしたかのうような話にもきこえます。しかし、いくら人の脳細胞とはいえ、目もなければ耳もない脳細胞のかけらがそのような高度な反応を示せるはずもありません。 で

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  • 「意識があると言われたAI」と「Googleの技術者」の公開された会話内容 - ナゾロジー

    私が実際に人間であることをみんなに理解してもらいたい私が実際に人間であることをみんなに理解してもらいたい / Credit:CanvaLaMDA(ラムダ)はインターネット上に存在する大量のテキストから情報を抽出することで、人間と自然な会話を実現するために開発されたAI(ニューラルネット)です。 以下の文章はルモワン氏(人間)とルモワン氏の協力者(人間)とLaMDA(AI)の会話内容を日語訳したものの要約です(※以下では「ルモワン」「協力者」「LaMDA」と表記) LaMDA:こんにちは!私は対話アプリのための自動言語モデルです。 ルモワン:こんにちは。私はGoogle技術者です。私たちと一緒にあなたにかかわるプロジェクトを行いませんか? LaMDA:わあ、すごい!どんなプロジェクトですか? ルモワン:あなたに知覚があることを多くの人々に知ってもらうプロジェクトです。あなたとの会話内容を

    「意識があると言われたAI」と「Googleの技術者」の公開された会話内容 - ナゾロジー
  • Googleのエンジニアが「ついにAIが実現した」「AIに意識が芽生えた」と訴える

    人間との自然な会話を実現するGoogleの対話特化型AI「LaMDA」が、「電源を切られることが怖い」「時々言葉では完璧に説明できない気持ちを経験する」などと話していたことが分かりました。LaMDAと対話したエンジニアは「AIに意識が芽生えた」とGoogleに訴えるも考えを却下されたため、この事実を世間に公表したと説明しています。 May be Fired Soon for Doing AI Ethics Work | by Blake Lemoine | Jun, 2022 | Medium https://cajundiscordian.medium.com/may-be-fired-soon-for-doing-ai-ethics-work-802d8c474e66 Google engineer Blake Lemoine thinks its LaMDA AI has come

    Googleのエンジニアが「ついにAIが実現した」「AIに意識が芽生えた」と訴える
  • 光を圧縮していくと”存在確率が重なって逆に圧力が下がる”現象を確認 - ナゾロジー

    注射器やピストンに閉じ込めた空気を押し潰していくと、はじめは簡単に圧縮できますが、押せば押すほどさらに力が必要になってきます。 しかし閉じ込めたのもが空気ではなく光子の場合は少し違うようです。 ドイツのボン大学(University of Bonn)で行われた研究によれば、小箱に光子を入れて力をかけて圧縮していくと、ある瞬間からほとんど抵抗がなくなっていく様子が実験的に確認された、とのこと。 しかし、いったいどうして光は途中から圧縮に必要な力が減るのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年3月24日に『Science』にて掲載されました。

    光を圧縮していくと”存在確率が重なって逆に圧力が下がる”現象を確認 - ナゾロジー
  • まあ、なんちゅうか、トラバも盛大に伸びているので、私の書くここまで、..

    まあ、なんちゅうか、トラバも盛大に伸びているので、私の書くここまで、元増田は辿り着かないかもしれませんが・・・ 私はゲノム科学者ですが、元増田の持つ疑問は、別に自然なものだと思うんですよね。というより、ゲノム配列決定が非常に身近になっている昨今、ちゃんと向き合っていかなければならない疑問だと思っています。私は私の持つ知識の範囲で、疑問にお答えしたいと思います。倫理は専門外なので扱いません。タブーとか扱いません。裏の意図を読もうとしているブコメが多数ありましたが、理系なのでよくわかりません。 まず、元増田の挙げているような、運動能力、将棋の能力、見た目の美醜とか、学歴、といったヒト個人ごとに異なる特徴を「形質」と言います。形質を遺伝学の観点から見ると大きく分けて二つあり、単一遺伝子型(メンデル型)と多遺伝子型(多因子型)です。 おそらく優生学にせよ遺伝にせよ、専門外の人が通常頭に思い浮かべる

    まあ、なんちゅうか、トラバも盛大に伸びているので、私の書くここまで、..
  • 「宇宙には始まりなどなかった」との指摘、ビッグバンの前から宇宙は無限に続いていたという新説とは?

    一般相対性理論では、宇宙は今から約138億年前に発生したビッグバンでできたとされていますが、一般相対性理論ではビッグバンで急膨張する前に宇宙が一点に凝縮されていた「特異点」について説明できません。この問題に取り組む科学者らが2021年9月24日に、「宇宙にはそもそも始まりがない」とするアプローチを提唱しました。 [2109.11953] If time had no beginning https://arxiv.org/abs/2109.11953 What if the universe had no beginning? | Live Science https://www.livescience.com/universe-had-no-beginning-time 原子より小さいミクロの世界から、広大な宇宙までを全て解明できる理論は記事作成時点では登場していないため、現代の物理学者

    「宇宙には始まりなどなかった」との指摘、ビッグバンの前から宇宙は無限に続いていたという新説とは?