日本では、サービスの開発やUXデザインの文脈で最も注目される機会が多いのは「ユーザビリティ」だと思います。これは、UXデザインの源流にメーカー由来のユーザビリティ工学があることがその理由でしょう。 しかし、今やモノづくりの枠を超え広範なものとなったUXデザインにおいては、ユーザビリティを突き詰めるだけでは不十分です。何故なら、ユーザビリティのみを突き詰めたものは「問題がない製品」にはなっても「感動を与える製品」にはならないからです。 「問題がない製品」のままでは、その他大勢の製品やサービスに埋もれてしまいがちです。そこで登場するのがデザイラビリティ(=望ましさ)、もう少し砕いて言えば「人々にとって望ましいデザイン」「そそるデザイン」といった感じでしょうか。 ユーザーエクスペリエンスホイールちなみに、デザイラビリティは「desire(欲求・願望・想い)」が語源で、「desirability」
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