わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。
千駄木・団子坂に11月1日、「文京区立森鴎外記念館」(文京区千駄木1、TEL 03-3824-5511)が開館した。 明治時代の文豪として知られる森鴎外が30歳から60歳で亡くなるまで住んだ住居「観潮楼(かんちょうろう)」跡地に建設された同館。約308平方メートルの展示室と、図書館、講座室、ミュージアムショップなどを設けるほか、館内にはカフェ「モリキネ」や休憩室なども整備する。 敷地内にある大イチョウは、鴎外がこの地に移り住んだ時代から植えられているもの。敷石や門柱跡なども観潮楼時代からそのまま保存されており、森鴎外が生活した足跡をたどることができる。 文京区では1962(昭和37)年から「文京区立森鴎外記念本郷図書館」、2006年より「本郷図書館森鴎外記念室」として同地で森鴎外の資料展示などを行いながら普及啓発に努めてきた。2008年から改築を行い、森鴎外生誕150年となる今年に同館が誕
会期:2024年1月19日(金)~4月7日(日) ※会期中の休館日 1月22日(月)・23日(火)、2月26日(月)~28日(水)、3月25日(月)・26日(火) 会場:文京区立森鴎外記念館 展示室2 開館時間:10時~18時(最終入館は17時30分) 観覧料:一般300円(20名以上の団体:240円) ※中学生以下無料、障害者手帳ご提示の方と介護者1名まで無料 ※文京ふるさと歴史館入館券、パンフレット(押印入)、友の会会員証ご提示で2割引き
日頃より楽天のサービスをご利用いただきましてありがとうございます。 サービスをご利用いただいておりますところ大変申し訳ございませんが、現在、緊急メンテナンスを行わせていただいております。 お客様には、緊急のメンテナンスにより、ご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。 メンテナンスが終了次第、サービスを復旧いたしますので、 今しばらくお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。
金子みすゞの詩を引用する場合は、金子みすゞ著作保存会の許可が必要であると、この団体は主張している。そこでこの団体の実態と、みすゞの詩の著作権に関する私見を書く。 まず金子みすゞが世に知られるようになった流れから書く。詳しくはこのブログの記事「金子みすゞの見た海」の冒頭でも書いたが、簡略すると、児童文学者の矢崎節夫氏は「大漁」に心惹かれ、みすゞ探しの旅をはじめ、みすゞの弟である上山正佑(故人)がみすゞの詩を書きとめた三冊の詩集を所有していたのを発見する。矢崎氏は上山の許可を得て、金子みすゞ全集の編修に携わり、「童謡詩人 金子みすゞの生涯」という著作とともに、いずれもJULA出版局から出版する。するとこのことが朝日新聞に大々的に取り上げられたこともあって、全集は売れに売れ、9000円近い定価なのに10万部以上も売れた(私も買った)。矢崎氏は1億円以上の印税を手にし、中野の貸しビルにあった童話・
最近、僕のところに「夏目漱石財団」なるものを設立したので協力してくれとの手紙が届いた。一部の親族が関わっているらしいが、僕の連絡した親族たちは困惑し、いささかうんざりしている。放置しておくと混乱も予想されるので、急きょ相談の上以下のような文書を報道機関、出版社、博物館などに送付した。各方面に周知し、良識的な判断を望みたい。 2009.7.12 夏目房之介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みなさま いつもお世話になっております。 このたびは、漱石長男純一の息子・夏目房之介として、夏目漱石に関連することでお知らせがございます。 本年6月17日付で私のもとに「夏目漱石財団」設立の知らせ及び協力要請の手紙と、一般財団登記の事項説明書コピーが送られてきました(同様のものが漱石長女筆子の娘・半藤末利子宛にも送付)。それによると設立は本年4月1日。 同財団の
衝撃的なニュースが、連休明け小社に届きました。 学燈社、「国文学」「学燈」が休刊になります。 「国文学」創刊(昭和31年4月)以来54年 「学燈」創刊(昭和23年4月)休刊62年 続いた雑誌です。 最終刊行は「国文学」7月号(6月11日発売)。「学燈」(6月6日発売)。 最近でた、臨時増刊「 新発見資料が語る—-万葉考古学 國文學第54巻第6号2009年4月」が、近年まれに見る充実ぶりだったので(私(岡田)はずいぶんこの本に励まされました。まだまだやれるじゃねーか、国文学、と思って…)、本当に本当に、残念です。 「書籍」については従来通り営業していく、としています。 今後の動きに注視していきたい、です。 学燈社の公式サイトはこちら。 http://www.gakutousya.co.jp/
→紀伊國屋書店で購入 文学全集は長らく出版社のドル箱だった。最初の文学全集は大正15年(昭和元年)に改造社が出した『現代日本文学全集』だったが、36万部という大成功をおさめた。以後、文学全集は出版社を潤しつづけたが、高度経済成長時代が終わると急に売れなくなり、昭和天皇の崩御した年に刊行のはじまった『集英社ギャラリー・世界の文学』が最後の文学全集となった。どうも文学全集は昭和という時代の産物だったらしい。 本書は過去の遺物となった文学全集をヴァーチャルに作ってみようという鼎談である。半分は遊びだが、半分は大真面目のようだ。というのも、文学全集に収録する作品を選ぶことは、文学のカノン(正典)を定めることだからだ。文学全集の編集はすぐれて批評的な行為なのである。 ヴァーチャル編集委員会の委員は丸谷才一、鹿島茂、三浦雅士の三氏で、顔ぶれから予想されるように、従来の文学全集を支配していた19世紀文学
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く