2013年1月30日に、国際図書館連盟(IFLA)は、1月28日にフランス軍とマリ軍によって奪還されたトンブクトゥにおいて、放火の報道もあった歴史的文書がほぼ無事であると発表しています。IFLAは、今後も確認が取れ次第、この件に関する情報提供を行うとしています。 Timbuktu: bulk manuscripts safe! (Blue Shield) http://www.ancbs.org/cms/index.php/en/home/55-institute-d-egypte Situation in Mali for cultural heritage (IFLA 2013/1/30付けの記事) http://www.ifla.org/news/situation-in-mali-for-cultural-heritage 参考: 仏・マリ軍奪回のトンブクトゥで歴史的文書が放火によ
北米大学・研究図書館でのボーンデジタル資料の管理の実態 北米研究図書館協会(ARL)が,報告書シリーズ“SPEC Kit”の329号として,“Managing Born-Digital Special Collections and Archival Materials”(2012年8月付)を刊行した。この報告書は,2012年2月から3月にかけて,ARLが加盟126館に対してボーンデジタル資料に携わる職員体制,収集・処理ワークフロー等に関する調査を実施し,それに回答した64館の結果をまとめたものである。調査結果からは,59館(回答館の92%)がすでにボーンデジタル資料の収集を実施,残る5館も収集を検討している等,北米の大学・研究図書館が熱心に取組んでいる様子が明らかになった。以下,報告書の要約文書を元にその内容を紹介する。 職員・組織体制 ボーンデジタル資料の収集管理担当職員数は,フルタイ
テレビやラジオの番組を「文化的資産」として国立国会図書館で収集・保存しようと国会議員が動き始め、これに放送局側が反発している。表向きの反発理由は「権利処理が複雑」だが、「番組の事後検閲につながる」と懸念の声も。ただ、放送済み番組は内容が問題視されても一般の視聴者が確認できない現状があり、「番組保存」をめぐる議論は深める余地がありそうだ。(織田淳嗣) 保存の動きは今年2月、長尾真・前国会図書館長(75)=平成19~23年度在任、元京都大総長=と、参院の図書館運営小委員長、藤本祐司議員(民主)らが保存の必要性について話し合ったのがきっかけ。5月10日には衆参両院の議院運営委員会の理事による検討会が行われ、今国会での国会図書館法改正を目指すことで合意した。 5月31日、放送局に説明会を行ったところ、局側はこれに反発。NHKの松本正之会長は6月7日、「番組の保存、利用には権利保護の問題など多くの課
二酸化炭素を送り込むテント。本を納めた段ボールごと成虫や卵を駆除できる=国立国会図書館 書籍類の虫食い被害防止に、国立国会図書館が本格的に取り組んでいる。外部から持ち込まれた書籍類が虫に食われたり、虫の餌となるカビが広がったりという被害が急増。二酸化炭素ガスで虫や卵を窒息させる手法を採り入れ、効果が出ている。同図書館は国内外の他の図書館にもノウハウを提供している。 8月上旬、地下1階に用意された大型保温テントに66箱の段ボールが運びこまれた。脇に置いた6本のボンベから、濃度60%の二酸化炭素ガスが流し込まれた。 段ボールの中身は、個人や団体が所蔵していた1930〜40年代の和紙製の書籍や小冊子だ。同図書館資料保存課の中島尚子さんは「室温25度、濃度60%で2週間燻蒸(くんじょう)すると、成虫はもちろん、目に見えない卵まで駆除できます」と話す。 同図書館の書庫の大半は閉架で、これまで
福岡市の鴻臚館跡調査事務所では、2010年4月の火災時の消火活動により調査記録等が水浸しになりましたが、その修復作業の様子が報道されています。修復にあたっては、水浸しになった資料をいったん凍らせて真空状態にし、その後乾燥させるという「真空冷凍乾燥機」を用いることで、資料を変形させずに乾かすことが可能とのことです。 話題:水浸しの資料を「フリーズドライ」で修復/火災起きた鴻臚館跡調査事務所(2010/6/9付け毎日.jpの記事) http://mainichi.jp/seibu/photo/news/20100609sog00m040010000c.html 資料の修復状況を確認(2010/6/9付けRKBのニュース) http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/015627.html 参考: E618 – 被災した“家宝”を助ける方法,教えます(LC)
Digital Curation and Preservation Bibliography Charles W. Bailey, Jr. Houston: Digital Scholarship Version 2: 1/17/2011 This selective bibliography presents over 500 English-language articles, books, and technical reports. It covers digital curation and preservation copyright issues, digital formats (e.g., data, media, and e-journals), metadata, models and policies, national and international effo
国立国会図書館は、国の唯一の納本図書館・保存図書館として国内で刊行される出版物を広く収集し、貴重な文化遺産として保存し、後世に残していくという役割を担っています。現在では、紙媒体の出版物だけでなく、CD、DVD、ソフトウェアなどのパッケージ系電子出版物やインターネット上で発信される情報も収集しており、これらの電子情報も長期的に保存し、その利用を保証していくことが求められています。さらに、当館所蔵資料をデジタル化したデータの保存も今後の課題です。電子情報の長期的な保存と利用のために当館が行っている調査研究をご紹介します。 1. 国立国会図書館デジタル資料長期保存基本計画 2. 電子情報の長期利用保証に関する調査研究 3. FAQ(よくある質問) 4. 電子情報の保存に関する国内外の動向
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