北京の国子監(Imperial College)に展示される18世紀に書かれた琉球留学生に関する記録「琉球入学見聞録」(2012年10月10日撮影)。(c)AFP/MANDY WANG 【10月12日 AFP】中国歴代王朝の官吏や留学生を教育した北京(Beijing)の「国子監(Imperial College)」──現在では観光地となっているこの建物に、ガラスケースに入った18世紀の黄ばんだ書物が展示されている。これこそ、沖縄が中国の領土だという「証拠」だと主張する人々が中国にはいる。 日本と中国は長年、東シナ海(East China Sea)に浮かぶ無人の小島の数々をめぐって角突き合わせており、軍事衝突への発展を懸念する声も聞かれる。だが、現代の中国で最も強硬派の国粋主義者たちは当局からの暗黙の了解の下、さらに広域の領有権を主張する。その対象には、人口130万人と在日米軍基地を有する沖